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公開日:2025.10.09更新日:2025.10.09
「台湾旅行の費用相場を知りたい」「台湾への旅行が安い時期を知りたい」と、台湾旅行を計画するにあたって考える方も多いでしょう。台湾は東京から約4時間、大阪や福岡から約2~3時間で行ける気軽な旅行先です。日本より物価が安く、旅行費用を比較的抑えやすいのも魅力でしょう。
本記事では、そんな台湾への旅行にかかる費用の目安や、安く行ける時期、現金で用意しておいたほうがいい金額目安までを細かく解説します。
※本記事では、2025年9月時点のレートを参考に1台湾ドル=4.8円として日本円換算しています。
台湾旅行の日数別の費用目安は、下記のようになります。
旅行日数 | 1人あたりの費用目安 |
2泊3日 | 8万円~ |
3泊4日 | 10万円~ |
4泊5日 | 11万円~ |
1週間(7泊8日) | 14万円~ |
費用はLCC(格安航空会社)を利用する場合を下限としているため、フルサービスキャリアの利用を検討する場合は、2~3万円ほど多く予算を見積もるようにしてください。
また、人気の九份や台南エリアを訪れる場合は、1万円程度多く見積もっておくと安心です。
費用の中でも、航空券代やホテル代は繁忙期や閑散期で特に変動があるものです。ここでは、台湾旅行にかかる費用を、項目別により詳しく解説します。
台湾への航空券は、発着地や渡航時期、利用する航空会社の種類によって金額が異なります。
東京と台北を往復する直行便を例にすると、金額目安は下記のようになります。
安い時期 | 高い時期 | |
LCC(格安航空会社)
・peach ・タイガーエア など |
3万円~ | 6万円~ |
フルサービスキャリア
・ANA ・チャイナエアライン など |
5万円~ | 7万円~ |
LCC(格安航空会社)を利用するなら、安い時期には3万円から航空券がありますが、フルサービスキャリアの利用だと、高い時期は10万を超える場合もあります。
安いフライトを狙うなら、ゴールデンウィークを過ぎた5月中旬~6月ごろや、旧正月前の12月上旬がおすすめです。
宿泊代はホテルのグレードにより異なりますが、目安は1泊1万円~です。
ホテルのグレードごとの料金目安は下記も参考にしてください。
ホテルタイプ | 1泊あたりの料金目安(1部屋) |
3つ星ホテル | 8,000円~ |
4つ星ホテル | 12,000円~ |
5つ星ホテル | 20,000円~ |
費用を抑えるなら、ゲストハウスやドミトリータイプの利用で1泊4,000~5,000円ほどに収めることも可能です。
台湾旅行での食事にかかる費用の目安は、多めに見積もって1日3,000円程度です。
屋台や食堂では、1食あたり50台湾ドル(約240円)が目安です。夜市でも1品あたり30台湾ドル(約140円)ほどと、手頃な価格で現地グルメを楽しめます。
レストランでの食事の場合は、1品あたり150台湾ドル(約720円)ほどが目安。
人気のレストランに行くことも計画している場合は、多めに予算をとっておきましょう。
観光にかかる費用は、どこを回るかで変わるものですが、下記のように入場料のかかる施設もあるため、1日2,000円程度を見積もっておくのがおすすめです。
都市 | 観光地 | 入場料 |
台北 | 台北101展望台 | 600台湾ドル
(約2,800円) |
台北 | 国立故宮博物院 | 350台湾ドル
(約1,700円) |
台北 | 龍山寺 | 無料 |
台北 | 台北市立動物園 | 100台湾ドル
(約480円) |
※2025年9月時点の情報をもとに作成
九份や十分を現地ツアーで訪れる場合は、1万円程度の追加予算を見込んでおくとよいでしょう。
現地交通費は、目安として1日あたり1,000円程度を見ておきましょう。
台北で利用できる主な交通機関と運賃は下記のとおりです。
交通機関 | 運賃 |
MRT(地下鉄) | 片道乗車券:20台湾ドル~(約95円~)
台北MRT乗車券 ワンデーパス:150台湾ドル(約720円) |
バス | 15台湾ドル~(約70円~) |
タクシー | 初乗り料金:85台湾ドル(約410円) |
台湾高速鉄道 | 台北から台南:1,350台湾ドル(約6,500円) |
※2025年9月時点の情報を参考に作成
台南や高雄を訪れることも考えているなら、高速鉄道の利用料金分も入れた見積もりが必要です。
なお、台北エリアをメインに観光するなら、電車とバスの6路線が乗り放題で利用でき、210台湾ドル(約1,010円)から購入可能な「交通周遊カード」がおすすめです。
カードには、ほかに観光スポットの入場券もセットになったタイプもあるため、併せてチェックしてみてください。
ポケットWiFiやSIMカード、eSIMの利用にかかる費用は、1日800円程度を見積もっておきましょう。
データ容量や利用日数で料金は異なりますが、各種接続方法での料金目安は下記のとおりです。
接続方法 | 料金相場 |
海外用ポケットWiFi | 3日間 データ無制限:1,800円~ |
現地SIMカード | 3日間 データ無制限:1,400円~ |
eSim | 3日間 データ無制限:1,100円~ |
複数名でインターネットに接続する場合は、ポケットWiFiのほうが安く済むこともあります。
また、eSIMでは通話機能が使えない場合もあるため、必要に応じて現地SIMカードも検討するようにしましょう。
先に紹介した費用のほかに、海外旅行保険代やお土産代も予算に入れておきましょう。
海外旅行保険はクレジットカード付帯のもので対応する方法もありますが、カバー内容が限定的な場合もあります。
保険会社に申し込む場合は、プランによって料金は異なりますが、目安は以下のとおりです。
また、お土産にかかる費用も人により大きく差が出るものですが、3,000円程度~を予算に入れておくとよいでしょう。
パイナップルケーキやドライマンゴー、お茶など、スーパーやコンビニを利用すれば、ばらまき用にちょうどいいものが見つかります。
専門店を利用する場合、例えばパイナップルケーキは10個で2,000円を超える場合も多いので、多めに予算を用意しておくのがおすすめです。
迪化街や西門町など、雑貨やコスメグッズが充実しているエリアを多く訪れる場合も、予算を多く見積もっておきましょう。
台湾への旅行では、次の3つの時期を選ぶと費用を抑えやすくなります。
2~3月の春節(旧正月)の時期は航空券やホテル代が高くなりやすい傾向がありますが、前後の時期を狙うと旅行費用を抑えられることが多いでしょう。
9~10月も狙い目の時期ではありますが、台風により飛行機が欠航となる場合もあるため、リスクも考慮して旅行計画を立てるようにしてください。
台湾への旅行では、現金を1日1,000~2,000台湾ドルほど(約4,800~9,600円)用意しておくと安心です。
クレジットカードで決済できる場所も増えていますが、小さなお店や屋台では現金が必要な場合もあります。
また、額が大きすぎるとお釣りが出ない場合もあるため、飲食店やスーパーで支払う際は小額に両替しておくと安心です。
台湾旅行にかかる費用の目安を紹介しました。
台湾はもともと費用を抑えやすい旅行先の一つですが、LCCの利用や時期の工夫でさらにお得に楽しむことができます。
また、安心して旅行を楽しむためには、費用面だけでなく健康面の準備も大切です。
ワクチンNaviでは、渡航先別の推奨ワクチンや接種可能なクリニックを紹介しています。
費用面と健康面の両方を意識した旅行計画を立てて、台湾旅行を存分に楽しんでください。
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