スペイン渡航前の推奨ワクチン

スペインへの渡航を計画する際には、日本との環境の違いによる感染症対策をしておきましょう。スペイン入国後に病気に感染する可能性を下げるためにも、事前にスペインでの滞在で注意すべき感染症について把握しておくことが大切です。スペイン渡航前に推奨されるワクチンはA型肝炎・B型肝炎・狂犬病・新型コロナウイルスの4種類です。

A型肝炎
感染経路 A型肝炎は、主に汚染された水や食物から感染するウイルス性の肝疾患です。
症状 発症すると発熱や倦怠感、嘔吐や食欲不振などが起こります。他のウイルス型肝炎と比べると慢性化することは少ないですが、重症の場合だと1ヶ月以上の入院が必要となることがあるため、注意が必要です。
ワクチンについて A型肝炎ワクチンは、2~4週間感覚で2回接種します。6カ月以上の滞在の場合は、6カ月目に追加接種をしましょう。
B型肝炎
感染経路 輸血や性行為、B型肝炎に感染している母親による分娩時に感染する病気がB型肝炎です。
症状 B型肝炎に感染すると、倦怠感、疲労感、食欲低下といった症状が続き、嘔吐や腹痛なども現れます。
ワクチンについて B型肝炎ワクチンを接種することで、B型肝炎ウイルスの抗体がつき、感染確率を下げる効果が期待できます。
狂犬病
感染経路 狂犬病とは、狂犬病ウイルスを保有するイヌやネコ、コウモリなどの野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からウイルスが体内に侵入することで感染する病気です。
症状 狂犬病は、発症するとほぼ100%死亡する非常に危険な病気で、野生動物に接触した際には早急に医療機関を受診しましょう。
ワクチンについて 狂犬病ワクチンの接種回数は、暴露前の場合は3回、暴露後の場合は6回必要です。
新型コロナウイルス感染症
感染経路 新型コロナウイルスは、飛沫感染や接触感染により感染します。
症状 のどの痛みや咳、発熱が主な症状ですが、悪化すると肺炎を起こすリスクがあるため注意が必要です。
ワクチンについて スペインへの入国時に新型コロナウイルスのワクチン接種証明書や陰性証明書等の提示は不要ですが、滞在先での感染確率を下げるためにワクチンの接種がおすすめです。1回目の接種以降は前回のワクチン接種から3カ月間空けると、2回目の接種を受けられます。

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各種ワクチン金額相場

スペインへ渡航する際、接種が推奨される各種ワクチンの情報は、以下のとおりです。

ワクチン名 相場価格/回
A型肝炎ワクチン 1万円前後/回
B型肝炎ワクチン 5,000~8,000円/回
狂犬病ワクチン 1万5,000〜2万円/回
新型コロナ(mRNA)ワクチン 0円(令和6年4月以降は原則有料)/回

スペイン渡航前ワクチン(予防接種)を
接種する時期と必要回数

スペイン渡航前に推奨されるワクチンの、接種時期や必要回数をまとめた表は以下のとおりです。

病名 ワクチンの種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 8週間 3ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 1回目 2回目 3回目
B型肝炎 不活化ワクチン 1回目 2回目 3回目
狂犬病 不活化ワクチン 1回目 2回目 3回目
新型コロナウイルスワクチン mRNAワクチン 1回目 2回目

病名 ワクチンの種類
A型肝炎 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 2回目 3週間 2回目
4週間 2回目 8週間 2回目
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 3回目 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
B型肝炎 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月 3回目
6ヶ月 3回目 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
狂犬病ワクチン 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間 2回目
2週間 3週間 3回目
4週間 3回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
新型コロナウイルスワクチン mRNAワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 8週間
3ヶ月 2回目 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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接種可能時期がワクチンの種類によって異なるため、接種を受ける際には計画的に進めるようにしましょう。なお、当クリニックでは、A型肝炎ワクチン・B型肝炎ワクチン・狂犬病ワクチン・新型コロナウイルス感染症ワクチン(mRNAワクチン)の接種を実施しています。

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スペインの基本情報

スペインの基本情報は以下のとおりです。

国名 スペイン王国(Kingdom of Spain) 通貨 ユーロ
言語 スペイン語、カタルーニャ語など チップの習慣 ● ベッドメイキング:1ユーロ程度
● タクシー:おつりを渡す
● レストラン:料金の5~10%(サービス料が含まれていない場合)
宗教 憲法で信仰の自由が保証されています。 文化 ● 喫煙率は高いものの、公共のスペースやレストランなどでは禁煙
● 教会に足を運ぶ際は、過度な露出を控えましょう
気候 ● 中央地域(マドリッドやトレド)の夏は暑く、冬は寒さが厳しくなります
● カタルーニャ地方から南部の地域(アンダルシア)は、温暖で過ごしやすい気候です
時差情報 日本との差:-8時間(スペインが正午のとき、日本は午後8時)
服装 ● 基本的に年間を通して、日本と似た気候で四季がはっきりしているのが特徴です
● 調節しやすい服装があると便利です
治安情報 スペイン 危険・スポット・広域情報

スペインの渡航情報

スペインに渡航する際に必要な情報は以下のとおりです。

ビザ情報 90日以内の観光・知人訪問目的の滞在であれば不要です。
パスポートの必要有効残存期間 帰国予定日から3カ月以上有効なパスポートが必要です。
入国カードの記入について シェンゲン協定加盟国を経由する場合、スペイン入国時には不要です。

入国に必要な手続き

スペインに入国する際に必要となる手続きは以下の通りです。忘れ物や申請漏れがないよう計画的に準備しましょう。

必要なもの(航空券、パスポートなど)

スペインへ渡航する際には、航空券とパスポート、日本から直接スペインに入国する場合には入国カードが必要です。

パスポート
帰国予定日から3カ月以上有効なパスポートが必要となるため、必ず確認しておきましょう。パスポートは入国審査時に提示したり、滞在先でホテルのチェックイン時、飛行機の予約や搭乗時などで必要となります。パスポートは自身の身分証明書代わりとなるため、常に携帯しましょう。


航空券
スペインと日本間の航空券の購入が必要です。航空券は、旅行会社や専門会社を介して手配します。航空券はインターネットでも購入可能で、複数の航空会社を比較することで安い購入場所や、最適なルートを選べるなどのメリットがあります。


入国カード
2024年10月27日~2025年3月25日の期間、日本とスペインの直行便が運航されるため、直接スペインに入国する際は入国カードの記入が必要です。入国カードは、パスポートと一緒にスペインでの入国審査の際に提示します。入国カードは出国カードと一体型になっており、氏名や生年月日、滞在ホテル名などの情報をカードにある項目に沿って記入します。機内で入国カードが配られるため、スペイン到着前に忘れずに記入をしておきましょう。


必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)

スペインへの渡航に必要な手続きは以下のとおりです。

ビザ申請
日本国籍を持っている場合、観光および知人訪問目的で90日以内の滞在であれば、ビザの取得は必要ありません。


ETIASへの申請(2025年から導入予定)
ETIAS(事前渡航認証システム)は、スペインのようなEC諸国への入国時に必要となる電子渡航認証ビザです。オンラインからの申請が可能で、観光や短期商用などの90日以内の渡航の際に利用が認められます。
ETIASは2025年に導入予定されており、以後は取得していないと飛行機や船舶に搭乗できない可能性もあります。
ETIASの有効期限は3年、またはパスポートの有効期限までです。


入国審査
スペインへ到着後、入国審査のカウンターにて手続きを行います。パスポートの査証欄の未使用ページが足りているか事前に確認しておきましょう。帰路航空券の提示を求められることもあるため、準備をしておくと安心です。


税関手続き
申告する荷物があるかないかで、通過するゲートが違うため注意しましょう。荷物がある場合は赤いゲートで申告し、申告がなければ緑のゲートへ進みます。


Visit Japan Webの手続き
Visit Japan Webは、スペインから帰国した際に入国審査や税関申告などの入国手続きを迅速に行えるサービスです。Visit Japan Webの登録は必須ではありませんが、事前に登録しておくと入国手続きがスムーズに進められます。一度登録しておけば、次回以降の渡航時に登録情報を引き継げる点も嬉しいポイントです。


出国に必要な手続き

スペイン出国に必要な手続きを紹介します。カウンターの手続きは、混み合う可能性があるため、出発の2時間前までには空港に到着するようにしましょう。

必要なもの(航空券、パスポートなど)

スペイン出国に必要なものは以下のとおりです。

航空券
帰路に利用する航空会社にカウンターで航空券とパスポートを渡し、飛行機の搭乗券を受け取ります。


パスポート
航空会社のカウンターで、搭乗券を受け取る際にパスポートを提示します。


必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)

スペイン出国に必要な手続きは以下のとおりです。

出国審査
パスポートや帰路の搭乗券を用意し、出国審査のカウンターにて出国スタンプを押してもらいます。セキュリティチェックで手荷物の検査を受けることとなり、液体物は機内への持ち込みを制限されることもあるため、注意が必要です。
パスポートと搭乗券を受け取ったら、搭乗券に記載されているゲートへ向かいましょう。


税関手続き
スぺイン入国時に申告した場合は、申告書の控えとパスポートを提示して審査を受けます。申告書の控えは大切に保管しておきましょう。


Q&A

よくある質問

スペイン入国にPCR検査は必要ですか?
日本国籍であれば、ワクチン接種の有無に関わらず、スペイン入国時にPCR検査の陰性証明書の提出義務はなく、入国後もPCR検査を受ける必要はありません。
スペインの医療事情について教えてください。
スペインの医療水準は、周辺西欧諸国とほぼ同じレベルであり、一般的な内外科疾病などは現地の医療機関で受診可能です。詳細は在スペイン日本国大使館のホームページをご確認ください。 https://www.es.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000061.html
スペインの治安は悪いですか?
外務省によるスペインの危険レベルは「レベル1:十分注意してください」より低いレベルに指定されているため、ヨーロッパでは比較的安全な国とされます。しかし、バルセロナやマドリードの地域では、観光客を狙ったスリやひったくりなどが発生している可能性もあるため、警戒は怠らないようにしましょう。
スペインでのコロナワクチンの種類は?
スペインでは、ファイザー社、モデルナ社、ヤンセン社、アストラゼネカ社のワクチン接種が実施されています。
スペインでコロナ規制はされていますか?
スペイン国内の医療機関や薬局などでは、6歳以上の方はマスクの着用が義務付けられています。

Popular place

人気の渡航先

今後行く可能性が高い、
渡航先のワクチン情報をチェックしましょう。

ミクロネシア

マーシャル

ボスニア・ヘルツェゴビナ

Information

各国で流行している感染症

渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。

マラリア

腸チフス

ヒトパピローマウイルス

Colum

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Reservation

海外渡航前には
ゆとりをもってワクチン接種を。

渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。

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