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公開日:2025.10.10更新日:2025.10.10
「オーストラリア旅行にかかる費用は?」「費用を安く抑えるコツは?」など、オーストラリアへの旅行プランを練る上で費用のことが気になっていませんか?オーストラリアには、シドニーやメルボルン、ケアンズ、パースなど、人気の都市が多くあり、世界遺産から大自然、カフェ文化までさまざまな観光体験ができます。現地の魅力を存分に楽しみたいと思うのと同時に、旅行にかかる費用相場を知り、賢く旅行プランを立てたいと思う方も多いでしょう。
そこで本記事では、オーストラリアへの旅行にかかる費用について、滞在日数別の費用目安と、かかる費用の詳細、安く旅行するためのポイントを解説します。
※本記事では、2025年9月時点のレートを参考に1豪ドル=98円として日本円換算しています。
まずは旅行日数別の費用目安を紹介します。
オーストラリアへのフライトは、直行便では7時間半~、経由便では11時間~の移動となり、3泊5日や4泊6日、5泊7日(1週間)の滞在が人気です。
それぞれの日数別の費用目安は、以下のようになります。
旅行日数 | 1人あたりの費用目安 |
3泊5日 | 28万円~ |
4泊6日 | 32万円~ |
5泊7日(1週間) | 35万円~ |
旅行時期や、利用する航空会社やホテル、旅行先の都市によって費用は異なるため、あくまで目安となりますが、旅行を計画する際の参考にしてください。
主な費用項目について詳しく見ていきます。
シドニーやメルボルンなど、日本から直行便がある都市への航空券代は、往復で10万~30万円が目安です。
オーストラリアへのフライトでは、JALやカンタス航空といったフルサービスキャリアのほかに、ジェットスターやスクートなどのLCC(格安航空)でも直行便の運行があります。
LCCの利用では、時期に関わらず直行便の航空券は10万円~。フルサービスキャリアの場合は15万円~が目安です。
できるだけ費用を抑えたい場合は、移動時間が長くはなりますが、経由便の利用を検討してみましょう。
ホテルへの宿泊代は1泊1万円~を目安に見ておきましょう。
旅行する都市によっても費用目安は異なりますが、ホテルのグレード別の料金目安は下記のようになります。
ホテルタイプ | 1泊あたりの料金目安(1部屋) |
エコノミー
(~2つ星) |
4,000円~ |
スタンダード~スーペリア
(3~4つ星) |
10,000円~ |
デラックス / ラグジュアリー
(5つ星~) |
20,000円~ |
※2025年9月時点の情報を参考に作成
地方や郊外ならもう少し費用を抑えられますが、シドニーやメルボルンなどの人気都市の中心部では料金が高めになります。
現地での食事代は、レストランでの食事も含めると1日1万円前後が目安です。
オーストラリアでは食料品や外食にかかる費用が比較的高めです。
具体的な費用目安は、以下のようになります。
レストランでコースメニューやアルコールも頼むと、1回の食事で5,000円以上は見ておく必要があるでしょう。
外食だけでは高くつくため、テイクアウトやスーパーの食品をうまく組み合わせると全体の費用を抑えやすくなります。
オーストラリアの観光にかかる費用は、旅行先の都市やアクティビティによっても幅があります。
シドニーやメルボルンなどの歴史・文化が特に魅力的な都市では、オペラハウスや博物館など無料で入場できるところが多くあります。
一方で、ウルルやグレートバリアリーフなどでの自然体験を重視する場合は、ツアー代として数万円~数十万円の費用を見ておく必要があるでしょう。
現地ツアーにかかる費用は、以下も参考にしてください。
ツアー内容 | 金額目安(大人料金) |
グレートバリアリーフ シュノーケリングツアー | 20,000円~ |
ウルル(エアーズロック)麓巡りツアー | 20,000円~ |
フィリップ島 ペンギンパレード半日ツアー | 15,000円~ |
※2025年9月時点の情報を参考に作成
家族で旅行する場合、ツアーの子ども料金は大人料金の半額程度が目安です。
現地でかかる交通費は、都市部であれば1日1,000~2,000円が目安です。
参考に、主要都市で利用できる交通手段や運賃目安をまとめると、下記のようになります。
都市 | 主な交通手段 | 運賃目安(大人) |
シドニー | バス・電車・フェリー | 3.20豪ドル~(約310円~) |
メルボルン | トラム・電車・バス | 3.50豪ドル~(約340円~) |
パース | バス・電車・フェリー | ゾーン利用:2.40~5.20豪ドル(約230~510円)
1日券:10.40豪ドル(約1,020円) |
※2025年9月時点の情報を参考に作成
都市によっては、交通ICカードの利用で割引運賃が適用される場合もあります。
タクシーやレンタカーの利用を検討する場合は、少なくとも1日あたり3,000~5,000円ほどは見積もっておくようにしてください。
オーストラリアへの旅行では、以下の費用も見ておきましょう。
目安 | |
海外旅行保険 | ・3泊5日:1,600円~
・4泊6日:2,150円~ ・5泊7日(1週間):2,500円~ |
ビザ関連費用 | ・ETA申請費用 20豪ドル(約1,960円) |
通信費 | ・ポケットWiFi:1日あたり1,250円~
・現地SIMカード:1日あたり300円~ ・eSIM:1日あたり500円~ |
お土産代 | ・5,000円~ |
※2025年9月時点の情報を参考に作成
海外旅行保険は、保険会社に申し込む以外にも、クレジットカード付帯のものを利用する方法があります。ただし、カバー内容が基本的なもののみの場合もあるため、よく補償内容を確認しましょう。
また、日本国籍の人がオーストラリアへ入国する際は、スマホアプリを通じてETA(電子渡航許可)の申請をしておく必要があります。渡航時期に余裕を持って申請を進めましょう。
最後に、オーストラリア旅行の費用を抑えるためのポイントも紹介します。
費用を抑えるなら、航空券やホテルの料金が下がりやすいオフシーズンの旅行を選ぶのもおすすめです。
オーストラリアのオフシーズンは6月~8月。南半球にあるオーストラリアは、日本と季節が逆になり、6月~8月は冬にあたります。
寒い時期ではありますが、観光客が減り、比較的ゆったり現地を見て回れるのが魅力です。
ただし、地域や目的によってオフシーズンの時期が異なる場合があります。訪れる場所の気候や観光のピーク時期を事前に調べることをおすすめします。
外食が多いと費用がかさみやすいオーストラリア旅行では、スーパーを活用するのもおすすめです。
「Woolworths(ウールワース)」や「Coles(コールズ)」といった現地のスーパーでは、サンドイッチやサラダのほか、ホットフードも手軽に購入できます。
レストランの食事とスーパーの食品を組み合わせれば、食費を抑えながら無理なく現地の食事を楽しめるでしょう。
無料スポットの利用や学生割引を上手に活用すると、現地での観光費用を抑えやすくなります。
オーストラリアでは、美術館や博物館などの文化施設のほか、ビーチや公園など、無料で楽しめるスポットが多くあります。
学生の場合は、各施設の入場料に学割があれば、積極的に活用しましょう。
オーストラリア旅行では、航空券や宿泊にかかる費用が全体の費用に大きく影響します。
時期や利用する航空会社、ホテルのグレードによって費用を調整することも可能なので、ここでの費用目安も参考にしながら、最適な組み合わせを探してみてください。
また、海外旅行を計画する際は、費用のほかにも、ワクチン接種についても検討しておくと安心です。
ワクチンNaviでは、渡航先別のワクチン接種に関する情報や接種におすすめのクリニックの情報をまとめています。
健康面でも旅行準備を万全にして、安心してオーストラリア旅行を楽しんでください。
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