公開日:2024.02.29更新日:2024.02.29

海外出張の際に必要な持ち物リスト。持って行った方が良いものは?


急な海外出張の辞令を受け取ると、準備に関する様々な疑問や不安が生じるかもしれません。何を準備し、何を持って行くべきかは、初めての海外出張の場合特に重要な検討事項です。

現地の生活を快適に過ごすことができるためのものや、いざというときに必要になるものなど、さまざまな持ち物を用意しておく必要があります。

海外出張をより安心して、効果的に過ごすことができるよう、本記事では、海外出張に必要な持ち物や準備について、詳しくご紹介していきます。

海外出張の際に必要な持ち物リスト。持って行った方が良いものは?

海外旅行の際に必要な持ち物について、以下でそれぞれご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

航空券

航空券は、飛行機に搭乗するために必要な証明書です。最近では、スマホのアプリで携帯できるようなeチケットの場合もあります。その場合、印刷された確認書やスマートフォン上のデジタル版を持参して空港に向かいましょう。出発の数日前から航空券を準備しておくと安心です。

パスポート

パスポートは、海外旅行において最も重要な身分証明書です。国境を越える際に必要であり、滞在中も身分証明として頻繁に使用します。パスポートを初めて作る方の場合には、発行までそれなりの時間がかかる場合もあります。1週間〜2週間程度発行までに時間がかかることもありますので、なるべく早めにパスポート発行の手続きをしておきましょう。

日本での身分証明証(運転免許証など)

日本国内での身分証明が必要になる場合もあるため、運転免許証やマイナンバーカードなどを持参することが推奨されます。例えば、ハワイやグアムなどでは日本の運転免許証があれば、現地のレンタカーを運転することができます。それぞれの国の大使館公式ホームページで、これらの身分証明書が必要かどうか、調べておきましょう。

ビザ

訪問国によっては入国ビザが必要な場合があります。ビザなしで入国できない国に旅行する場合、事前に取得しておく必要があります。ビザの発行にかかる期間は、ビザの種類や国、地域などによっても異なりますが、数週間〜数ヶ月ほど発行に時間がかかる場合もあります。そのため、ビザについても早くから準備しておくと良いでしょう。

クレジットカード

海外での支払いや緊急時の備えとして、クレジットカードは非常に便利です。また、海外の一部の国や地域では、そもそもクレジットカードでないと決済できない商品やサービスも存在するので、最低でもVISAなどの国際ブランドつきのクレジットカードを1枚は持っていかなければなりません。ただ、盗難や紛失の可能性もありますので、複数枚のクレジットカードを持って行った方が無難です。

変換プラグと充電器

電圧やプラグの形状は国によって異なります。そのため、海外で日本で使っている家電やデバイスをそのまま充電してしまうと、壊れてしまいます。海外でモバイルデバイスやカメラを充電するためには、変換プラグや対応する充電器が必要です。あらかじめ海外用の変換ブラグを用意しておきましょう。

海外旅行保険証

万が一の事故や病気に備えて、海外旅行保険に加入することが重要です。海外出張や海外旅行に行く多くの人が海外旅行保険に加入してから渡航しています。特に、盗難やトラブルにあう可能性が高い発展途上国に行く場合などはなおさらです。海外旅行保険に加入して、保険証や緊急連絡先の情報を持参してください。

海外の現地通貨

海外旅行先では、クレジットカードでは支払えない現地のローカルな店舗で商品やサービスを購入することもあるでしょう。他にも、空港到着時の小規模な支払いなどの際にも、現地通貨は便利です。現地についてから両替場所が見つからないなんてことにならないように、事前に少量を両替しておくことが望ましいです。

携帯電話

言わずもがなですが、携帯電話・スマホは今や、海外旅行・出張の際にも必須の持ち物となっています。現地での連絡、ナビゲーション、緊急時の通報などに使用するだけではなく、インターネットを通じた決済や送金、調べ物など、さまざまな手段に使えるので、持っていくのを忘れないようにしましょう。国際ローミングや現地SIMカードの利用を検討してください。

パソコン

海外出張に忘れていく方はいないとは思いますが、パソコンを持っていくのも忘れないようにしましょう。会社用のパソコンだけではなく、プライベート用のパソコンも持っていくと、プライベートでの旅行の手配や、エンターテイメントなど多目的に使用できます。また、オンラインでのチェックインや情報検索、通信にも役立ちます。

充電器

携帯電話やパソコン、その他電子機器の電源を確保するために必要なので、充電器を持っていくのを忘れないようにしましょう。現地で充電器を差し込むコンセントの形や電圧が合うよう、変換プラグのようなものの準備も忘れないようにしてください。予備のバッテリーやポータブル充電器も便利です。

医薬品

個人の健康状態に応じた必要な薬を持参します。処方薬のほか、頭痛薬、胃腸薬、風邪薬、絆創膏など、一般的な医薬品を準備すると良いでしょう。

衣服

目的地の気候や文化に合わせた衣服を選びます。層を重ねて着られる服や、正装が必要な場合はそれに対応できる服装を準備してください。

緊急連絡先リスト

緊急時に役立つ連絡先のリストです。大使館、保険会社、緊急連絡先などを書いたリストを持っておくと、万が一の事態に備えられます。

海外出張の持ち物の他に、予防接種も忘れずに

仕事で海外出張に行くからには、体調を崩したり、病気にかかったりしないよう、細心の注意を払う必要があります。そのために必要なのは、現地の国や地域で流行している感染症などへの備えです。以下では、それぞれの国や地域ごとに予防接種しておきたい感染症についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

北米

北米では、麻しん、風しん、水ぼうそう、おたふくかぜ、狂犬病、B型肝炎、破傷風、インフルエンザなどの予防接種が推奨されています。出張先の国・地域について、どれが必要なのか、調べた上で渡航してみてください。

中南米

中南米では、黄熱病、インフルエンザ、麻しん、風しん、水ぼうそう、おたふくかぜ、狂犬病、破傷風、A型肝炎、B型肝炎などの予防接種が推奨されています。出張先の国・地域について、どれが必要なのか、調べた上で渡航してみてください。

ヨーロッパ

ヨーロッパでは、ダニ媒介性脳炎、狂犬病、B型肝炎、破傷風、麻しん、風しん、水ぼうそう、おたふくかぜ、インフルエンザなどの予防接種が推奨されています。出張先の国・地域について、どれが必要なのか、調べた上で渡航してみてください。

東アジア

東アジアでは、狂犬病、腸チフス、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、麻しん、風しん、水ぼうそう、おたふくかぜ、インフルエンザなどの予防接種が推奨されています。出張先の国・地域について、どれが必要なのか、調べた上で渡航してみてください。

東南アジア

東南アジアでは、破傷風、A型肝炎、B型肝炎、腸チフス、日本脳炎、狂犬病、マラリア、麻しん、風しん、水ぼうそう、おたふくかぜ、インフルエンザなどの予防接種が推奨されています。出張先の国・地域について、どれが必要なのか、調べた上で渡航してみてください。

南アジア

南アジアでは、破傷風、A型肝炎、B型肝炎、マラリア、ポリオ、腸チフス、狂犬病、日本脳炎、麻しん、風しん、水ぼうそう、おたふくかぜ、インフルエンザなどの予防接種が推奨されています。出張先の国・地域について、どれが必要なのか、調べた上で渡航してみてください。

中東

中東では、髄膜炎菌、腸チフス、狂犬病、破傷風、A型肝炎、B型肝炎、麻しん、風しん、水ぼうそう、おたふくかぜ、インフルエンザなどの予防接種が推奨されています。出張先の国・地域について、どれが必要なのか、調べた上で渡航してみてください。

アフリカ

アフリカでは、黄熱病、マラリア、ポリオ、髄膜炎菌、狂犬病、腸チフス、破傷風、A型肝炎、B型肝炎、麻しん、風しん、水ぼうそう、おたふくかぜ、インフルエンザなどの予防接種が推奨されています。出張先の国・地域について、どれが必要なのか、調べた上で渡航してみてください。

海外出張の持ち物は入念に準備しましょう

以上、海外出張の際に必要な持ち物や準備などについて、まとめてご紹介しました。

海外出張に行く際には持ち物だけでなく、健康にも気をつけ、渡航先で流行している感染症の予防接種を行っておきましょう。

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