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公開日:2024.08.02更新日:2024.08.02
「水痘・帯状疱疹ワクチンにはどのような効果や副作用がある?」「接種回数や費用も事前に知っておきたい」このようなことをお考えになる方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、水痘・帯状疱疹ワクチンの基本情報から効果、ワクチンの接種をおすすめする人、接種スケジュールに関する情報まで分かりやすく解説します。
水痘・帯状疱疹ワクチンの基本情報は以下のとおりです。
項目 | 詳細 |
ワクチンの種類 | 弱毒生水痘ワクチン(ビケン)、不活化ワクチン(シングリックス) |
接種時期 | 水痘ワクチン:生後12〜15カ月、1回目接種後6~12カ月後
帯状疱疹ワクチン:50歳以上または帯状疱疹のリスクが高い18歳以上に推奨 |
接種回数 | 水痘ワクチン:1回
帯状疱疹ワクチン(シングリックス):2回 |
料金 | 弱毒生水痘ワクチン:6,000〜7,000円
帯状疱疹ワクチン(シングリックス):2万〜2万5,000円/回 |
接種後の抗体価持続期間 | 弱毒生水痘ワクチン:約5年
帯状疱疹ワクチン(シングリックス):約10年以上 |
副作用 | 局所反応:注射部位の発赤、腫れ、痛み
全身反応:筋肉痛、疲労、頭痛、発熱など |
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水痘ワクチンは、子供の水痘予防に使われており、帯状疱疹ワクチンとしても使用されています。
厚生労働省によると、水痘ワクチン接種によって重症の水痘をほぼ100%予防可能です(出典1)。また、帯状疱疹予防に使用されるシングリックスは不活化ワクチンであり、臨床試験で97.2%の発症予防効果が確認されています。
出典1:厚生労働省「水痘」
特に、50歳以上の成人と免疫力が低下している人に強くおすすめします。
帯状疱疹は、加齢とともにウイルスを抑え込む力が弱まるため、50歳以上で急激に発症リスクが増加します。
また、免疫力が低下している人は重症化や合併症のリスクが高いため、予防接種が有効です。
水痘・帯状疱疹ワクチンは安全性が高いですが、一部の人には接種を推奨できません。特に、免疫機能に問題がある人や特定のアレルギーを持つ人は注意が必要です。
中でも以下の条件に該当する人は、水痘・帯状疱疹ワクチンの接種を避けるべきとされています。
免疫抑制治療を受けている患者や重篤なアレルギー反応の既往がある患者に対しては、接種が見送られるケースが多い傾向にあります。また、妊娠中の女性に対する生ワクチンの接種は禁忌とされているため、妊娠計画中の女性は事前に接種すると良いでしょう。
水痘ワクチンは、生後12カ月以上の小児と水痘の免疫を獲得していない成人が対象です。
定期接種の場合は生後12〜36カ月までが対象であり、36カ月を過ぎると定期接種を受けることはできず、任意接種となります。
接種は2回行われ、1回目の接種を受けた後3カ月以上あければ2回目を接種して良いとされていますが、6〜12カ月あけてからの接種が望ましいでしょう。
帯状疱疹ワクチンは、50歳以上の人が対象です。
基本的に接種回数は1回ですが、免疫の獲得が不明あるいは不十分であると判断された場合は2回接種します。
2回目を接種する場合は、1回目から3カ月以上あけることとしていますが、6〜12カ月以上あけてからの接種が推奨されています。
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