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公開日:2024.08.02更新日:2025.03.07
■本物の薬品ではありません。イメージ写真です。
「腸チフスワクチンの効果や副作用について知りたい。」「腸チフスワクチンの費用や接種スケジュールも知っておきたい。」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、腸チフスワクチンの基本情報や効果、ワクチン接種をおすすめする人などを幅広く解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
腸チフスワクチンの基本的な情報は以下のとおりです。
項目 | 詳細 |
ワクチンの種類 | 不活化ワクチン(Typhim Vi®)、生ワクチン〔Vivotif®(Ty21a)〕 |
接種時期 | 流行地域への渡航の2週間前まで |
接種回数 | 1回 |
料金 | 1回約7,000円〜1万円(施設により異なる) |
接種後の抗体価持続期間 | 約2年 |
副作用 | 注射部位の痛み・腫れ、発熱、頭痛、まれにアナフィラキシー反応 |
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腸チフスワクチンの接種は、腸チフス感染を予防するために効果的です。1回の接種で約2年間の抗体価を維持し、感染リスクを減少させます。
腸チフスが流行する地域へ渡航する場合は、腸チフスワクチンの接種が強く推奨されています。
ただし、ワクチン接種によって得られる効果は60~70%のため、完全な予防効果は得られないことを知っておきましょう。
腸チフスワクチンには、主に不活化ワクチン(Typhim Vi®)と生ワクチン(Vivotif®)があり、それぞれ同等の効果を持ちます。
腸チフスは、サルモネラやタイフィ菌によって引き起こされる感染症です。汚染された食物や水を通じて感染するため、衛生状態が劣悪な地域での感染リスクが高いとされています。
腸チフスワクチンの接種は、腸チフスが流行する地域に渡航する人に強く推奨されています。特に観光客やビジネス旅行者、留学生、長期滞在者は、渡航前にワクチン接種を検討しましょう。
中でも、インドやパキスタン、バングラデシュなど、腸チフスが流行している地域への観光を計画している人には、ワクチン接種が強く推奨されています。
ワクチン接種に関しては、個々の健康状態を考慮して適切な判断を行う必要があります。
例えば、過去にTyphim Vi®接種によって全身過敏反応が起きた人は、このワクチンを接種できません。
また、Typhim Vi®は2歳未満の子どもには効果がないため推奨されていません。一方、Typbar®は生後6カ月から45歳まで使用可能です。
一般的に生ワクチンは、妊娠期間中に接種することが避けられています。不活化ワクチンは妊娠中でも接種可能ですが、妊娠が安定した時期に接種することが望ましいとされています。
これらの条件に該当する場合は、医師と相談した上で他の予防手段を講じることが重要です。
Typhim Vi®・Vivotif®(Ty21a)ともに、チフス菌に対して有効である期間は約2年とされています。
そのため、2年後にはワクチンを再度接種することが必要です。
流行している国や地域へ赴いたり、チフス菌を持っていると疑われる人と触れ合ったりした場合は、対応している医療機関でワクチン接種を受けましょう。
Q&A
Popular place
今後行く可能性が高い、
渡航先のワクチン情報をチェックしましょう。
Information
渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。
Column
Reservation
渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。
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