公開日:2024.08.02更新日:2024.08.02

三種混合ワクチンとは?作用や副作用、値段についても解説

「三種混合ワクチンの作用と副作用について知っておきたい。」「三種混合ワクチンの値段や接種スケジュールも覚えておきたい。」とお考えの方はいらっしゃいませんか?

この記事では、三種混合ワクチンの基本情報や効果、ワクチン接種をおすすめする人などを幅広く解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

三種混合ワクチンの基本情報

三種混合ワクチンに関する基本的な情報は以下のとおりです。

項目 詳細
ワクチンの種類 不活化ワクチン(Boostrix®、Adacel®)
接種時期 第1期:*生後2~12カ月までの間に3回

第1期追加:1期初回の3回目の接種から12~18カ月の間に1回

*令和5年4月1日より3生後カ月から生後2カ月へ変更

接種回数 4回(第1期に3回、第1期追加に1回)
料金 約5,000~6,500円
接種後の抗体価持続期間 約4~10年
副作用 注射部位の赤み、腫れ、痛み、発熱など。稀にアレルギー反応

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三種混合ワクチンの効果

三種混合ワクチンは、ジフテリア・百日せき・破傷風に対する免疫を強化するために開発されました。

ワクチン接種によってこれらの病原体に対する抗体が体内に作られ、感染リスクを大幅に減少させることが可能です。特に、幼児期に適切なスケジュールで接種することが推奨されています。

ワクチンを追加接種まで受けることで、ほぼ100%の有効性が得られるとされています。

ただし、百日咳への予防効果は4~10年程度で減少してしまいます。そのため、三種混合ワクチンの追加接種は就学前や10代の内に受けて、免疫維持することがおすすめです。

 

三種混合ワクチンの接種をおすすめする人

三種混合ワクチンの接種は、幼児や小児、12歳前後の子ども、乳児や高齢者と接触する機会が多い人に強くおすすめします。

免疫力の未熟な幼児期に三種混合ワクチンを接種することで、ジフテリア・百日咳・破傷風から守ることができます。また、中学校に入る前に追加接種を行うことで、12歳前後の子どもの感染リスクを減少させて、学校での感染拡大を防ぐことが可能です。

また、保育士や介護士など、乳児や高齢者と接触する機会が多い職業であれば、ワクチン接種によって免疫力の低い方への感染を防ぐことができます。

 

三種混合ワクチンを打てない人

ワクチン成分に対して重篤なアレルギー反応を示したことがある人は、ワクチン接種を避けるべきです。特に、アナフィラキシーショックを経験したことがある場合は、医師と相談の上で接種を受けるか見送るか判断しましょう。

また、重篤な急性疾患にかかっている方や免疫抑制治療を受けている方も、ワクチン接種を控えるべきです。

妊娠中の女性は、ワクチン接種に関して医師と相談し、リスクを十分に理解した上で判断しましょう。

このように、三種混合ワクチンは多くの人々にとって重要な予防手段ですが、特定の健康状態やアレルギー反応によっては接種が適さない場合があります。医師の指導の下で、適切な判断を行うことが重要です。

 

三種混合ワクチンの接種スケジュール

接種スケジュールは、生後2カ月に達したときから以下のように設定されています。

  • 第1期:生後2カ~12カ月の間に3~8週間の間隔をあけて3回接種します(第1期初回接種)。
  • 第1期追加:第1期の3回目の接種後、さらに1~1年6カ月の間に1回の追加接種を行います(第1期追加接種)。

このスケジュールを守ることで、ジフテリア・百日せき・破傷風の発症を効果的に予防でき、幼児期から健康を守ることができます。公的機関の情報に従い、適切なタイミングで予防接種を行いましょう。

Q&A

三種混合ワクチンに関するよくある質問

三種混合ワクチンはどこで受けられますか?
三種混合ワクチン(DPT)は、全国の小児科クリニックや病院で受けることができます。また、市区町村の保健センターでも接種が可能です。予防接種を受ける際は、事前に予約を取ることをおすすめします。母子手帳がない場合は予防接種が受けられないため、接種日当日は必ず持参しましょう。
三種混合ワクチン接種後に発熱した場合の対処法は?
三種混合ワクチン接種後に発熱することがありますが、一時的な症状であることが多い傾向にあります。発熱した際は、十分に水分補給をして体を休めましょう。必要に応じて、医師から解熱剤を処方してもらえます。体温が高い状態が続く場合や、その他に異常な症状が見られた場合は、悪化してしまう前に医師へ相談しましょう。特に発熱が続いたり、けいれんを伴ったりする場合は、緊急対応が必要です。

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