公開日:2024.08.02更新日:2024.08.02
おたふくワクチンとは?効果や副反応、値段なども解説
「おたふくワクチンの効果や副反応は?」「おたふくワクチンの値段や接種スケジュールを知りたい。」と気になっている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、おたふくワクチンの基本情報や効果、ワクチン接種をおすすめする人などについて幅広くに解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
おたふくワクチンの基本情報
おたふくワクチンの基本的な情報は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
ワクチンの種類 | ムンプス生ワクチン
麻疹・ムンプス・風疹混合ワクチン |
接種時期 | 1回目:1歳
2回目:5~6歳 |
接種回数 | 2回 |
料金 | 1回 約4,000~6,000円(医療機関によって異なる) |
接種後の抗体価持続期間 | 20~30年 |
副作用 | 注射部位の赤み、耳下腺の腫れ、発熱、無菌性髄膜炎、アナフィラキシーショックなど |
おたふくワクチンの効果
おたふくワクチンは、おたふく風邪(ムンプスウイルス)の感染予防に非常に効果的です。特に、1歳と5~6歳の時に2回の接種を行うことで長期間にわたる免疫を獲得し、発症リスクを大幅に低減できます。
おたふくワクチンの接種によって約90%の有効性が期待でき、2回目の接種を行うことで、より高い予防効果が備わることが想定できます 。さらにワクチン接種により、無菌性髄膜炎や精巣炎などの重篤な合併症を防ぐことができます。
おたふくワクチンの接種をおすすめする人
生後12カ月以上の子どもに1回目の接種が推奨され、5~6歳で2回目の接種を行います。この時期に接種することで、集団生活に入る前に免疫を確立可能です。
おたふく風邪にかかったことがない成人や、ワクチン接種を2回行っていない人も接種が推奨されます。特に、免疫力が低下している人やリスクの高い環境にいる人は、感染予防のために接種を考慮するべきです。
また、学校や大学、医療機関、刑務所、拘留施設などのおたふく風邪の発生が報告されている施設をよく使う方には、ワクチン接種が推奨されることがあります。
おたふくワクチンを打てない人
過去におたふくワクチンの成分に対してアナフィラキシーなどの重度のアレルギー反応を経験したことがある人は、再接種を避けるべきです。
また、免疫抑制治療を受けている人や免疫系に異常がある疾患を持つ人は、ワクチンの接種が適さない場合があります。特に、HIV感染者や化学療法を受けている患者は、医師と相談の上で接種の可否を判断する必要があります。
加えて妊娠中の女性は、おたふくワクチンを接種してはいけません。ワクチンには生きたウイルスが含まれており、胎児に影響を及ぼす可能性があるためです。妊娠を計画している女性は、ワクチン接種後2カ月間は避妊する必要があります。
おたふくワクチンの接種スケジュール
1度のワクチン接種でも終生免疫を手に入れることができますが、定期接種としている海外諸国では確実に予防するために2回ワクチンを接種します。
日本小児科学会も2回の接種を推奨しているため、より高い発症予防効果が欲しい人は2回接種することをおすすめします。
ワクチンを接種できる年齢は1歳以上であるため、大人であれば何歳でも接種可能です。
子どもにワクチン接種を受けさせる場合は、まず1歳になったら1回目を接種し、集団生活に入る5~6歳までには2回目を接種することが推奨されています。
大人がワクチンを接種する場合は、好きなタイミングで1回目を接種し、28日以上の日数をあけてから2回目を接種してください。
子どもの2回目のワクチン接種も、1回目の接種から28日以上あけていればいつでも接種できます。
Q&A
おたふくワクチンに関するよくある質問
- おたふくワクチンはどこで接種できますか?
- おたふくワクチンは、全国の小児科、内科、予防接種を提供しているクリニックなどの医療機関で接種が可能です。また、自治体の保健所や市区町村の役所でも接種を受けることができます。
- おたふく風邪の一般的な症状は何ですか?
- 一般的な症状には、頬や顎の痛みと腫れ、発熱、頭痛、関節痛があります。症状は、唾液腺(特に耳下腺)の腫れによって引き起こされることが多い傾向にあります。
- おたふく風邪はどのようにして広がりますか?
- おたふく風邪は、感染者の唾液や呼吸器からの飛沫を通じて広がります。くしゃみ、咳、会話、感染者が使用した食器やカップを共有することによっても感染します。感染者は症状が現れる数日前から、症状が始まった後の数日間は他人に感染させる可能性があるため、十分に注意しましょう。
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