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公開日:2024.08.02更新日:2024.08.02
「水痘ワクチンの効果と副反応は?」「ワクチン接種のスケジュールや費用も知っておきたい。」と、水痘ワクチンに関して詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、水痘ワクチンの基本情報や効果、ワクチン接種をおすすめする人などを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
水痘ワクチンの基本的な情報は以下のとおりです。
項目 | 詳細 |
ワクチンの種類 | 生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン) |
接種時期 | 1回目:生後12〜36カ月
2回目:1回目の接種から6カ月経過後 |
接種回数 | 2回 |
料金 | 定期接種:無料
任意接種:1回約4,000〜7,000円(医療機関により異なる) |
接種後の抗体価持続期間 | 約20年(2回の接種で長期間の免疫が期待できる) |
副作用 | 注射部位の赤み、腫れ、痛み、発熱、まれにアナフィラキシーショックや血小板減少性紫斑病 |
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水痘ワクチンは、水痘ウイルスの感染予防に非常に効果的です。特に、1回目と2回目の接種を適切に行うことで、発症を防いで重症化のリスクを大幅に減少させることができます。
具体的には、1回目の水痘ワクチン接種によって重症の水痘をほぼ100%予防可能で、2回の接種で軽症の水痘やその発症を予防できるようになります。
このように、1回目と2回目の接種を適切に行うことで長期間にわたる免疫を獲得できるため、子どもの健康を守るために重要な役割を果たしています。
水痘ワクチンは、特に生後12~36カ月の小児に強く推奨されています。さらに、水痘にかかったことがない成人や重症化リスクの高い妊婦も、接種を検討すべきとされています。
水痘は非常に感染力が強く、特に乳幼児が感染すると重症化するリスクが高いため、ワクチン接種で予防することが効果的です。
妊娠中の女性は、水痘ワクチンを接種してはいけません。妊娠中に水痘ワクチンを接種すると、胎児に影響を及ぼす可能性があるためです。特に妊娠20週までの接種は、胎児に先天性水痘症候群を引き起こすリスクがあります。
妊娠を計画している女性の場合は、妊娠の少なくとも3カ月前に接種を完了することが推奨されます。余裕を持って早めに接種を済ませておきましょう。
免疫抑制治療を受けている人や、免疫系に影響を与える疾患を持つ人には、ワクチン接種が適さない場合があります。例えば、HIV感染者や化学療法を受けている方は、接種を避けるようにしましょう。
加えて、最近輸血を受けた人や免疫系を抑制する薬剤を服用中の人も、ワクチン接種を避ける必要があります。また、治療を受けていない活動性の結核患者や発熱を伴う病気にかかっている人も同様に接種を避けましょう。
水痘ワクチンは、生後12カ月以上の小児と水痘の免疫を獲得していない成人が対象です。
定期接種の場合は生後12〜36カ月までが対象で、36カ月を過ぎると任意接種となります。
接種は2回行い、1回目の接種から3カ月以上あけてから2回目を接種するのが標準ですが、6〜12カ月あけてからの接種が望ましいです。
また、職場や家庭内で水痘の感染者が出た場合は、緊急接種として72時間以内のワクチン接種が予防策として有効とされています。
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