ツバル渡航前の推奨ワクチン

ツバルはオセアニアのポリネシアに位置する9つの環礁からなる島国です。ツバルへの渡航で推奨されるA型肝炎、麻疹、風疹、水痘、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などです。

A型肝炎
感染経路 A型肝炎は主に加熱処理が不十分な食べ物や飲み物から感染します。
症状 潜伏期間は2〜7週間で、倦怠感や発熱、嘔吐などが見られ、次第に黄疸も現れます。成人は症状が現れやすいため、ワクチン接種で予防するとよいでしょう。
ワクチンについて ワクチンを合計3回すると免疫が5年続くと言われています。2〜4週間あけて2回、6カ月後に3回目を接種すると効果的です。
麻疹
感染経路 麻疹は空気、飛沫、接触感染で広がる病気で、はしかとも呼ばれています。一度発症すると、免疫力がつくとされていますが、感染すると1,000人に1人は死亡するとされています。
症状 潜伏期間は10日程度で、風邪症状が続いた後、高熱と発疹が見られるでしょう。感染力も強く、マスクや手洗いだけでは予防できません。
ワクチンについて 合併症や重症化を防ぐためにも、ワクチンを接種しておくと有効です。ワクチンは風疹との混合ワクチンが主流で、4週間をあけて2回接種します。
風疹
感染経路 風疹は飛沫感染で、強い感染力を持つ病気です。
症状 無症状の人もいますが、2〜3週間の潜伏期間を経て、症状が見られます。主な症状は、発疹、発熱、リンパの腫れ、関節痛などで、大人は関節痛が酷く、子どもは合併症のリスクもあります。過去に風疹にかかった人は免疫があるとされていますが、感染歴がない人はワクチンでの予防が望ましいです。
ワクチンについて ワクチンは、麻疹との混合ワクチンが主流で、4週間をあけて2回接種します。
水痘
感染経路 水痘は空気、飛沫、接触感染で広がる病気で、水ぼうそうとも呼ばれています。
症状 2週間ほどの潜伏期間を経て、発疹が現れ、水疱や膿疱が認められ、かさぶたとなって治ります。すでに水痘にかかった人は免疫があるとされていますが、感染歴がない人は重症化を防ぐためにもワクチンを接種するとよいでしょう。
ワクチンについて ワクチンは麻疹・風疹と同様に、4週間あけて2回接種します。
新型コロナウイルス感染症
感染経路 新型コロナウイルス感染症は接触、飛沫、エアロゾル(飛沫よりも細かい粒子)で感染し、2〜7日の潜伏期間を経て症状が見られます。
症状 無症状の人もいますが、強い風邪症状や重症化する人も見られるため、ワクチンでの重症化予防が必要です。
ワクチンについて ワクチンは前回から3カ月以上あければ接種できます。
インフルエンザ
感染経路 インフルエンザは、飛沫や接触で感染し、1〜3日ほどの潜伏期間を経て症状が現れます。
症状 主な症状は、高熱、頭痛、倦怠感、関節痛などで、約1週間で治癒するでしょう。風邪よりも症状が重く、呼吸器や基礎疾患の重症化も見られる人がいるため、ワクチンを接種するとよいでしょう。
ワクチンについて ワクチン接種回数は、13歳以上の人は原則1回です。13歳未満で2回接種する場合は、初回から4週間あけて接種します。

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各種ワクチン金額相場

ワクチン名 相場価格/回
A型肝炎ワクチン 1万円前後/回
MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン 1万円前後/回
水痘・帯状疱疹ワクチン 5,000〜1万円/回
新型コロナ(mRNA)ワクチン 0円(令和6年4月以降は原則有料)/回
インフルエンザワクチン 3,000〜5,000円/回

当クリニックでは、タジキスタンへの渡航の際に推奨されているワクチンを揃えております。お早めにお問い合わせください。

ツバル渡航前ワクチン(予防接種)を
接種する時期と必要回数

病名 ワクチンの種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 8週間 3ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
麻疹・風疹(MR) 生ワクチン 初回 2回目
水痘・帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
新型コロナウイルス感染症 mRNAワクチン 初回 2回目
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
病名 ワクチンの種類
A型肝炎 不活化ワクチン
期間
0日 初回 1週間
2週間 2回目 3週間 2回目
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 3回目 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
麻疹・風疹(MR) 生ワクチン
期間
0日 初回 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
水痘・帯状疱疹 生ワクチン
期間
0日 初回 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
新型コロナウイルス感染症 mRNAワクチン
期間
0日 初回 1週間
2週間 3週間
4週間 8週間
3ヶ月 2回目 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
インフルエンザ 不活化ワクチン
期間
0日 初回 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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麻疹、風疹、水痘、インフルエンザワクチンは4週間の接種間隔が必要ですが、A型肝炎は2〜4週間、6カ月と接種間隔が異なります。新型コロナウイルス感染症のワクチンは、3カ月以上あけば接種可能です。渡航前には計画的にワクチンを接種しましょう。

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ツバルの基本情報

ツバルはオセアニアのポリネシアに位置する国で、9つの島から成り立っています。また、海抜が5mほどと低く、海に沈んでしまう可能性のある国として懸念されています。ツバルの基本情報は、次のとおりです。

国名 ツバル(Tuvalu) 言語 英語、ツバル語
宗教 主にキリスト教、国民の多くがツバル教会(キリスト教プロテスタント系) 気候 ・年間を通して25~30度ほどで、特に11〜4月は雨が多いです
・5〜11月は乾季で、貿易風の影響を受けて若干涼しくなります

服装 年中、カジュアルな夏服で過ごせるため、オシャレも楽しめますが、夏は雨具があると便利です

通貨 オーストラリアドル
チップの習慣 チップの習慣はありません 文化 キリスト教で日曜日は礼拝のために、商店は閉まるが多いです
時差情報 ツバルは、+3時間(日本の方が3時間遅れています) 治安情報 ツバル 危険・スポット・広域情報

ツバルの渡航情報

ツバルに渡航する際、日本のパスポートを持っている人で、短期滞在の場合は事前のビザ取得は不要です。下記の渡航情報を確認しましょう。

ビザ情報 日本のパスポートを持っており、観光などの目的で1カ月以内の短期滞在の場合は、事前のビザが不要です(長期滞在や、就労、留学目的などは、入国管理局に連絡が必要です)
パスポートの必要有効残存期間 入国時から6カ月以上の残存期間が必要です
入国カードの記入について 不要です

入国に必要な手続き

ツバルに入国する際に必要な手続きは、基本的に入国審査と関税検査の2つです。ビザ免除に該当しない人は、取得が必要です。

必要なもの
入国に必要なものは以下のとおりです。

航空券
ツバルと日本間の航空券を購入する必要があります。ビザ免除期間内での出国を証明するために、入国時に出国の航空券を提示します。出国の航空券もあらかじめ購入し、提示できるようにしておきましょう。


パスポート
パスポートは、入国時点から6カ月以上の残存期間が必要です。あらかじめ確認しておきましょう。


必要な手続き
ツバル入国に必要な手続きは以下のとおりです。

ビザ申請
観光目的で1カ月以内の短期滞在の場合、事前のビザ申請は不要です。入国審査で、出国当日までのビザを発行してもらえます。入国審査では、残存期間が6カ月以上のパスポート、ツバル出国時の航空券、滞在費用として現金を持っているかが確認されます。100豪ドルの手数料を支払えば、1カ月ごとに滞在期間を伸ばせ、最長4カ月滞在可能です。


入国審査
ツバルの入国審査では、滞在期間の最終日(飛行機へ搭乗する日)までのビザを発行してもらえます。ビザ発行や入国のためには、パスポート、復路の航空券、滞在に必要な現金を用意する必要があります。滞在目的や滞在日数など、適切に答えられるようにし、航空券は手元に用意しておきましょう。


税関検査
免税範囲や持ち込み禁止物などがあれば申告します。例えば、1人(18歳以上)あたり、1リットルのワイン、蒸留酒などが免税の範囲です。持ち込み禁止物は、銃器、違法薬物、多量の花火、​​公序良俗に反する雑誌などになります。野菜、果物、木製品などの持ち込みには検査が必要なものもあるため、あらかじめ把握しておきましょう。詳しくは外務省の、ツバル安全対策基礎データをご確認ください。


出国に必要な手続き

ツバルの出国に必要な手続きは、出国税の支払いや、チェックイン、セキュリティチェック、Visit Japan Webの準備があります。出国の2〜3時間前にはチェックインを行い、時間に余裕を持って行動しましょう。

必要なもの
出国に必要なものは以下のとおりです。

航空券
出国に利用する航空会社へ、航空券を提示します。航空券は、あらかじめ旅行会社や航空会社から購入しておきましょう。


パスポート
パスポートは、航空会社のカウンターでチェックインの際に提示します。


必要な手続き
ツバルの出国に必要な手続きは以下のとおりです。

出国税の支払い
ツバルから出国する際は、30豪ドルの出国税を支払う必要があります。大抵は、航空運賃に含まれているため、確認しましょう。


チェックイン
予約した航空会社のカウンターでチェックインをします。チェックインは、出国の2〜3時間前から可能です。パスポートと航空券を手元に用意して、チェックインを済ませましょう。


セキュリティチェック
セキュリティチェックでは、手荷物や上着の中などに、機内持ち込み禁止物がないか検査します。機内でのテロやハイジャック、爆発などの防止のため、金属探知機やX線での検査を行います。液体や花火、化粧用のハサミでも持ち込み不可なものがあるため、注意しましょう。また、検査をスムーズに進めるためにも、持ち込み禁止や預け荷物可能なものを、あらかじめ知っておきましょう。


Visit Japan Webの準備
日本への入国審査や税関などの手続きを、システム化して迅速に進められるように、Visit Japan Webが導入されています。あらかじめ、搭乗券やパスポート、免税購入などの情報を登録すると、二次元コードが発行されます。日本到着後の手続きは、二次元コードをかざして進められて、以前よりスムーズに進められるでしょう。


Q&A

よくある質問

ツバルで必須のワクチンはありますか?
ツバル入国に予防接種証明証は必須ではないですが、現地での病気の発症リスクに対応するために、ワクチン接種が推奨されています。
ツバルで健康維持するのに注意すべきことはありますか?
ツバルでは、デング熱や結核、コレラなどが流行することがあります。結核やコレラにはワクチンがありますが、デング熱にはありません。現地で蚊に刺されないように、露出を控えた服を着たり、虫除けスプレーをしたりと予防しましょう。
ツバルの医療状況はどのような様子ですか?
ツバルでは、医師や医薬品が不足しています。大きな病気にかかった際は、症状が悪化する前に、早めに近隣国や日本で受診するのがおすすめです。緊急な治療が必要な際は、国外での治療が必要な場合もあるため、緊急移送サービスが補償される海外旅行保険に加入するとよいでしょう。
ツバルに医薬品を持ち込んでもよいですか?
ツバルの医薬品は不足しているため、必要な常備薬は持参しましょう。持ち込む際は、厚生労働省の「海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出しの手続きについて」をご確認ください。
ツバルに長期滞在する場合、必要なワクチンはありますか?
1カ月以上の長期滞在で必須のワクチンはありません。しかしながら、渡航先で病気を発症すると、慣れていない土地での治療や医療費など、大きな負担がかかります。あらかじめワクチンで予防しておくとよいでしょう。

Popular place

人気の渡航先

今後行く可能性が高い、
渡航先のワクチン情報をチェックしましょう。

ミクロネシア

マーシャル

ボスニア・ヘルツェゴビナ

Information

各国で流行している感染症

渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。

マラリア

腸チフス

ヒトパピローマウイルス

Colum

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Reservation

海外渡航前には
ゆとりをもってワクチン接種を。

渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。

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