トルコ渡航前の推奨ワクチン

トルコは西アジアに分類される国で、アナトリア半島とバルカン半島の一部に位置しています。トルコへ渡航する際に接種が推奨されている主なワクチンは、A型肝炎・麻疹・風疹・水痘・新型コロナウイルス・インフルエンザです。

A型肝炎
感染経路 A型肝炎は、汚染された食物や水を介して感染するウイルス性肝炎です。
症状 罹患した際によく見られる症状は、発熱や倦怠感、食欲不振、黄疸などが挙げられます。
ワクチンについて 高齢者や慢性の肝疾患をお持ちの場合、重篤化して死に至る可能性もあるため、トルコへ行く前にはワクチン接種が望まれます。A型肝炎のワクチンは2~4週間の間隔で 2回接種し、1回目の接種から6カ月後に3回目の接種を実施します。
麻疹
感染経路 麻疹は、空気感染や飛沫感染、接触感染を感染経路とする、きわめて感染力の強い病気です。
症状 典型的な症状には、発熱や咳、鼻水、発疹などが見られます。
ワクチンについて 症状が進行すると、肺炎や脳炎につながる可能性があるため、ワクチン接種が求められます。麻疹のワクチン接種回数は2回で、1回目の接種から4週間空けて2回目の接種を行います。
風疹
感染経路 風疹は、感染力の強い感染症の一つで、風疹に感染した人の飛沫を受けて感染します。
症状 感染しても無症状の人もいますが、主だった症状は発熱や発疹、リンパ節の腫脹が挙げられます。
ワクチンについて 風疹のワクチンは、1回目接種から4週間経過した後に、2回目のワクチン接種を行います。
水痘
感染経路 水痘(いわゆるみずぼうそう)は、空気や飛沫、接触をもとに感染する感染症の一つです。
症状 罹患した際に見られる症状は、皮膚表面の紅斑から始まり、水疱や膿疱の発生です。時間の経過とともに、かさぶたとなり水痘の症状は治癒していくとされています。
ワクチンについて 大人が感染すると、水痘肺炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあるため、ワクチン接種が望まれます。水痘のワクチンは2回接種する必要があり、13歳以上の方は1回目の接種から4週間後に2回目の接種を受けましょう。
新型コロナウイルス感染症
感染経路 新型コロナウイルス感染症は、感染した人の飛沫を浴びたり、接触したりして罹患する感染症です。
症状 主に発生する症状は、発熱や倦怠感、咳、咽頭痛などがあります。症状がない場合もありますが、持病がある方などは重篤化するリスクが高くなることがあるため注意が必要です。
ワクチンについて 新型コロナウイルス感染症のワクチンは、1回目の接種から3カ月程度の期間を空けて2回目の接種が可能です。トルコへの渡航とのタイミングを考慮し、計画的に接種しましょう。
インフルエンザ
感染経路 インフルエンザは、接触感染や飛沫感染で人に伝播する感染症です。
症状 感染した際は、高熱や全身の倦怠感などが発生します。人によっては、脳症や肺炎などを合併し重症化することもあるため、特に海外渡航時は注意を怠ってはいけません。
ワクチンについて インフルエンザワクチンの接種回数は、13歳以上は原則1回、13歳未満は2回接種が基本です。2回目の接種は、1回目の接種が終わった後、4週間経過した後に行います。

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各種ワクチン金額相場

トルコへ渡航する際に、ワクチン接種が望まれるワクチンの情報は、このとおりです。

ワクチン名 相場価格/回
A型肝炎ワクチン 1万円前後/回
MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン 1万円前後/回
水痘・帯状疱疹ワクチン 約5,000円〜1万円/回
新型コロナ(mRNA)ワクチン 0円(令和6年4月以降は原則有料)/回
インフルエンザワクチン 約3,000〜5,000円/回

当クリニックでは、A型肝炎ワクチン、MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン、水痘・帯状疱疹ワクチン、新型コロナウイルス感染症ワクチン(mRNAワクチン)のワクチン接種を実施しております

トルコ渡航前ワクチン(予防接種)を
接種する時期と必要回数

病名 ワクチンの種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 8週間 3ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 1回目 2回目 3回目
麻疹・風疹 生ワクチン 1回目 2回目
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 1回目 2回目
新型コロナウイルス感染症 mRNAワクチン 1回目 2回目
インフルエンザ 不活化ワクチン 1回目 2回目
病名 ワクチンの種類
A型肝炎 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 2回目 3週間 2回目
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 3回目 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
麻疹・風疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
新型コロナウイルス感染症 mRNAワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 8週間
3ヶ月 2回目 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
インフルエンザ 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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A型肝炎は、1回目のワクチン接種から2~4週間期間を空けて2回目のワクチン接種を行います。3回目を受ける場合は1回目の接種から6カ月後となります。麻疹・風疹・水痘・インフルエンザワクチンは、1回目の接種から4週間間隔を空けます。新型コロナウイルスワクチンは、前回の接種から3カ月経過すると、ワクチン接種が可能です。

 

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トルコの基本情報

トルコは、ヨーロッパやアジア、中東の文化が織り交ざった文化が豊かな国の一つです。トルコの文化や気候などの基本情報は、このとおりです。

国名 トルコ共和国(Republic of Turkey) 言語 トルコ語(公用語)
宗教 イスラム教が大半ですが、ギリシャ正教やアルメニア正教、ユダヤ教も信仰されています。 気候 地域により気候が異なるため、地中海沿岸と東部の山岳地域では、冬の寒さが全く違います。
服装 地中海側は冬でも温暖ですが、東部山岳地帯では氷点下になることもあるため、事前に訪問地域の気候を把握することが大切です。 通貨 トルコリラ
チップの習慣 ・高級レストランやホテルなどでは、サービス税(通常10%)が付加されていますが、チップを払う習慣もあります
・ホテルの係員に用事を頼んだ際などには1~2トルコリラを支払うとよいでしょう
文化 イスラム教の国のため、観光客でも女性は露出の多い服を避ける等、節度ある服装が求められます
時差情報 トルコは、-6時間(日本の方が6時間進んでいます) 治安情報 トルコ 危険・スポット・広域情報

トルコの渡航情報

トルコに渡航する際、日本のパスポート保持者で、3カ月以内の短期滞在の場合は、ビザの取得は不要です。

ビザ情報 観光や商用も目的に、3カ月以内の滞在期間の場合は、ビザが免除されます。
パスポートの必要有効残存期間 パスポートの残存期間は、入国した日より150日以上必要です。
入国カードの記入について トルコへ入国する際は、入国カードの提出は不要です。

入国に必要な手続き

短期滞在者はビザが免除されるため、トルコは入国しやすい国の一つですが、パスポートの残存期間など、注意は必要です。

必要なもの
トルコに入国した際、必要なものは以下のとおりです。

航空券
トルコと日本間の航空券の購入が必要です。航空券は、旅行会社や専門会社を介して手配します。日本からイスタンブールへは直行便が就航しています。


パスポート
トルコ入国時点で、150日以上の残存期間があることが求められます。150日未満であった場合、航空機に搭乗できなかったり、上陸拒否されたりする可能性があります。


必要な手続き
トルコ入国に必要な手続きは、以下のとおりです。

ビザ申請
観光や商用を目的にトルコへ訪れ、かつ滞在期間が3カ月以内の場合において、ビザの申請と取得は免除されます。


入国審査
トルコに上陸したら、まず入国審査に向かいますが、日本人はOther Nationalitiesのカウンターに並びます。Passport control(入国審査カウンター)で、入国審査官へパスポートを手渡して審査を受けます。


関税検査
観光でトルコへ渡航した場合は、厳しいチェックを受けないことが一般的です。しかし、持ち込み制限は設定されているため、制限をこえる場合は、申請が必要です。


出国に必要な手続き

出国する際も、一般の観光客には煩雑な手続きはありません。2時間前に空港に到着すると、余裕を持って出国手続きができます。

必要なもの
トルコ出国に必要なものは、以下のとおりです。

航空券
日本へ帰国するために搭乗する航空会社のカウンターで、航空券とパスポートを提示します。搭乗券は紛失しないように、大切に保管しましょう。


パスポート
航空会社のカウンターで搭乗券を受け取る際に、パスポートを提示する他、出国審査カウンターでも審査官へ手渡します。


必要な手続き
トルコ出国に必要な手続きは、以下のとおりです。

搭乗手続き
手荷物のX線検査を受け、航空会社のカウンターで搭乗手続きを行います。荷物を預けるなら、クレーム・タグも搭乗券と一緒に受け取ります。


税関手続き
税関で免税手続きができるため、必要に応じ申請します。免税書類やレシートの原本の用意する以外に、申請する際に搭乗券やパスポートを提示する必要もあるため、事前に準備をしておくとスムーズに免税手続きが行えます。


出国審査
出国審査では、出国審査官へ飛行機の搭乗券とパスポートを提出します。回答に困るような質問はされないため、比較的スムーズに出国審査は完了します。


Visit Japan Webの準備
Visit Japan Webとは、日本へ上陸した際に行われる入国審査や、関税の申請に要する時間を迅速化させるためのシステムです。事前に必要情報を入力すると、二次元コードが発行され、審査官へ提示するのみで入国審査を受けられます。


Q&A

よくある質問

トルコへの渡航前に新型コロナワクチン接種は必要ですか?
2022年6月1日以降、陰性証明書の提示義務は撤廃されました。ワクチン接種の有無は問われません。
トルコでの予防接種の受け方や場所はどこで調べればいいですか?
外務省のホームページで確認可能です。しかし、日本語が通じる病院はありません。日本国内での事前接種が望まれます。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/turkey.html
トルコの水道水は飲めますか?
飲用には向きませんが、歯磨き・うがいには利用可能です。万一、体調を崩した場合には、現地でアンカラやイスタンブールにある外国人対象の私立総合病院へ行きましょう。詳細は外務省のホームページをご確認ください。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/turkey.html
トルコでの緊急時の医療サポートやワクチン接種はどうすればいいですか?
日本の外務省ホームページにて、確認ができます。在トルコ大使館は、医務官駐在公館のため、大使館にサポートを求める方法もあります。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/turkey.html
トルコでの滞在期間が長い場合、現地での予防接種は必要ですか?
期間の長短に関わらず、接種が推奨されるワクチンがある場合は接種が望まれます。

Popular place

人気の渡航先

今後行く可能性が高い、
渡航先のワクチン情報をチェックしましょう。

ミクロネシア

マーシャル

ボスニア・ヘルツェゴビナ

Information

各国で流行している感染症

渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。

マラリア

腸チフス

ヒトパピローマウイルス

Colum

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Reservation

海外渡航前には
ゆとりをもってワクチン接種を。

渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。

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