トロント渡航前ワクチン（予防接種）や注意すべき感染症

トロント渡航前の推奨ワクチン

トロントはカナダの3大都市の1つです。トロント渡航前に接種を推奨するワクチンは、麻疹、風疹、水痘、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などです。

麻疹

感染経路	麻疹は、はしかとも呼ばれ、空気、飛沫、接触によって感染します。
症状	一度感染すると免疫が一生続くとされていますが、免疫がない人は感染しやすいです。10日程度の潜伏期間を経て、高熱、咳、鼻水、発疹が現れます。
ワクチンについて	1000人に1人の割合で命を落とすと言われており、ワクチンでの対策が望ましいでしょう。ワクチンは1回目接種後4週間の間隔をあけて2回目の接種をしましょう。

風疹

感染経路	風疹は、飛沫感染で非常に強い感染力の病気です。
症状	潜伏期間は約2〜3週間で、リンパ節の腫れや高熱、発疹、関節痛などの症状が現れますが、無症状の人もいます。妊娠中の女性が感染すると、先天性風疹症候群の子どもが生まれる可能性があるため、感染しないように対策しましょう。
ワクチンについて	ワクチンは2回で、1回目と2回目の接種間隔は4週間です。

水痘

感染経路	水痘とは、水ぼうそうとも呼ばれ、空気、飛沫、接触によって感染し、潜伏期間は約2週間とされています。
症状	発熱後に発疹が見られ、皮膚の表面が赤くなる紅班、そして水疱や膿疱へと変わり、かさぶたになって症状が落ち着きます。
ワクチンについて	水疱の感染経験がある人は、免疫を獲得していると考えられますが、未感染の人は感染しやすいため、ワクチンの接種が望ましいでしょう。ワクチンを2回接種すると、発症を予防できると考えられています。

新型コロナウイルス感染症

感染経路	新型コロナウイルス感染症は、空気、飛沫、接触によって感染します。
症状	無症状の人もいますが、発熱や咳、喉の痛みなどの症状が見られ、持病がある人はさらに重篤化する可能性もあります。
ワクチンについて	あらかじめワクチン接種をして、リスク軽減を図るとよいでしょう。2回目以降の接種は、1回目から3カ月以上経過すれば受けられます。

インフルエンザ

感染経路	インフルエンザは、飛沫や接触などで感染し、潜伏期間は1〜4日とされています。
症状	高熱や喉の痛み、全身の倦怠感などの症状が見られ、中には肺炎を引き起こして重篤化する人もいます。あらかじめ重篤化を予防するためにも、ワクチンを接種するとよいでしょう。
ワクチンについて	ワクチンは13歳以上は原則1回ですが、医師の判断によっては2回接種することもります。2回接種の場合は、1回目から4週間の間隔をあけて2回目を接種しましょう。

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