イギリス渡航前の推奨ワクチン
イギリス渡航を予定されている方に接種が推奨されているワクチンは、A型肝炎・B型肝炎・狂犬病・新型コロナなどです。
- A型肝炎
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感染経路 A型肝炎は糞便に含まれるウイルスが人の手を介して食材に付着し、口に入ることで感染します。経口感染が主な原因ですが、輸血や性行為によって血液感染するケースがあることも覚えておきましょう。 症状 ウイルスに感染して2~7週間の潜伏期間後に急な発熱や食欲不振、嘔吐、吐き気が見られます。数日後に皮膚や白目の部分が黄色くなる「黄疸」が現れることも。高齢者が感染した場合は重症度や死亡率が高くなります。ウイルスの潜伏期間中や症状の消滅後数週間は、人から人へ感染するリスクがあるため注意が必要です。 ワクチンについて ワクチンは2~4週間間隔で2度接種します。6カ月以上海外に滞在する場合は、6カ月目にもう1度接種すれば5年間ほど効果が持続します。
- B型肝炎
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感染経路 感染して1~6カ月の潜伏期間の後、全身の倦怠感や疲労感、食欲低下が1週間ほど続き、その後は嘔吐や腹痛、黄疸が出るのが特徴です。場合によっては紅斑や関節痛の症状が見られます。 症状 ウイルスに感染して2~7週間の潜伏期間後に急な発熱や食欲不振、嘔吐、吐き気が見られます。数日後に皮膚や白目の部分が黄色くなる「黄疸」が現れることも。子どもよりも成人の方が症状の現れ方が顕著で、高齢者が感染した場合は重症度や死亡率が高くなります。 ワクチンについて ワクチン接種で抗体ができるのは2度目を接種してから2週間後以降です。3度接種すれば5年ほどの抗体が得られるとされています。
- 狂犬病
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感染経路 狂犬病はウイルスを保有する犬やネコ、コウモリなどの野生動物から噛まれたり、引っ掛かれたりしてできた傷口からウイルスが入ることで感染します。発症するとほぼ確実に死亡するとされています。 症状 1~3カ月の潜伏期間後に風邪に似た症状が見られ、噛まれた部位に痛みと知覚異常を感じるようになるのが特徴です。その後は興奮や不安、錯乱、幻覚、水をこわがるなどの脳炎症状になり、昏睡状態に陥り呼吸停止して死亡します。 ワクチンについて 野生動物に噛まれた場合は、計5回(過去に予防接種を3回している場合は2回)ワクチンを速やかに接種します。
- 新型コロナウイルス感染症
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感染経路 新型コロナウイルス感染症は、飛沫・接触感染により感染しますが、無症状のケースも存在します。 症状 発熱や咳などが症状として挙げられ、持病をはじめ重症化因子を持っている人は、重篤化するリスクがあるため、あらかじめワクチン接種が大切です。 ワクチンについて 初回接種以降の場合は、前回のワクチン接種から3カ月経つと次のワクチンが接種できます。
各種ワクチン金額相場
ワクチン名 | 相場価格/回 |
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A型肝炎ワクチン | 1万円前後/回 |
B型肝炎ワクチン | 5,000~8,000円/回 |
狂犬病ワクチン | 1万5,000~2万円/回 |
新型コロナ(mRNA)ワクチン | 0円(令和6年4月以降は原則有料)/前回接種日の3カ月後から接種可能 |
イギリス渡航前ワクチン(予防接種)を
接種する時期と必要回数
病名 | ワクチンの種類 | 0日 | 1週間 | 2週間 | 3週間 | 4週間 | 5週間 | 6週間 | 7週間 | 8週間 | 3ヶ月 | 5ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 | 18ヶ月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A型肺炎 | 不活化ワクチン | 1回目 | 2回目 | 3回目 | |||||||||||
B型肺炎 | 不活化ワクチン | 1回目 | 2回目 | 3回目 | |||||||||||
狂犬病 | 不活化ワクチン | 1回目 | 2回目 | 3回目 | |||||||||||
新型コロナウイルス感染症 | mRNAワクチン | 1回目 | 2回目 |
病名 | ワクチンの種類 | ||
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A型肝炎 | 不活化ワクチン | ||
期間 | |||
0日 | 1回目 | 1週間 | |
2週間 | 2回目 | 3週間 | 2回目 |
4週間 | 2回目 | 5週間 | |
6週間 | 7週間 | ||
8週間 | 3ヶ月 | ||
5カ月 | 6カ月 | 3回目 | |
12カ月 | 18カ月 |
閉じる
病名 | ワクチンの種類 | ||
---|---|---|---|
B型肝炎 | 不活化ワクチン | ||
期間 | |||
0日 | 1回目 | 1週間 | |
2週間 | 3週間 | ||
4週間 | 2回目 | 5週間 | |
6週間 | 7週間 | ||
8週間 | 3ヶ月 | ||
5カ月 | 3回目 | 6カ月 | 3回目 |
12カ月 | 18カ月 |
閉じる
病名 | ワクチンの種類 | ||
---|---|---|---|
B型肝炎 | 不活化ワクチン | ||
期間 | |||
0日 | 1回目 | 1週間 | 2回目 |
2週間 | 3週間 | 3回目 | |
4週間 | 3回目 | 5週間 | |
6週間 | 7週間 | ||
8週間 | 3ヶ月 | ||
5カ月 | 6カ月 | ||
12カ月 | 18カ月 |
閉じる
病名 | ワクチンの種類 | ||
---|---|---|---|
新型コロナウイルス感染症 | mRNAワクチン | ||
期間 | |||
0日 | 1回目 | 1週間 | |
2週間 | 3週間 | ||
4週間 | 5週間 | ||
6週間 | 7週間 | ||
8週間 | 3ヶ月 | 2回目 | |
5カ月 | 6カ月 | ||
12カ月 | 18カ月 |
閉じる
※生ワクチンは基本、接種後4週間が経過するまでは他のワクチン接種ができません。そのため、渡航まで時間がない場合は接種するスケジュールに注意しましょう。
イギリスの基本情報
国名 | イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国) | 通貨 | ポンド(£) |
---|---|---|---|
言語 | 英語、ウェールズ語、スコットランド語、ゲール語 | チップの習慣 | ホテルやカフェ、タクシーを利用するときに払う場合があり、それぞれ1~3ポンドほどが平均的 |
宗教 | 主にキリスト教 | 文化 | 多様な文学、音楽、アート、伝統的な茶文化。歴史と現代の融合が特徴的 |
気候 | 四季あり。夏は地域によっては30度以上になり、冬はどの地域も5~10度ほど | 時差情報 | -9時間(日本の方が9時間早く進行) |
服装 | 1日の寒暖差があるため柔軟に対応できる服装が好ましく、冬は防寒対策が必要 | 治安情報 | 英国 危険・スポット・広域情報 |
イギリスの渡航情報
日本国籍を取得している場合、観光や親族・知人訪問、商用、短期留学などを目的とする、6カ月以内の滞在ではビザ(査証)取得が免除されます。
ビザが必要ない場合でも、入国審査で滞在資格の資料を用意しておくことが推奨されています。また短期滞在で入国した場合、入国後に滞在目的の変更や6カ月を超える延長は原則認められません。
ビザ情報 | 6カ月以内なら不要 |
---|---|
パスポートの必要有効残存期間 | 帰国日程以上必要 |
入国カードの記入について | 不要 |
イギリス入国に必要な手続き
イギリス入国に必要なものと手続きを解説します。忘れ物や申請し忘れによって、最悪の場合、入国できないケースがあるので、しっかりと準備しましょう。
必要なもの(航空券、パスポートなど)
パスポート
パスポートがない場合は入国できません。また入国を許可されるためには、パスポートの有効期限が予定されている滞在日数を超えている必要があります。有効期限が近づいている場合は、旅行前に更新を行うことが重要です。
航空券
航空券には、紙のチケットまたは電子チケットの2つの形式があります。どちらの形式であるかを事前に確認し、チェックイン時や搭乗ゲートで必要となるため、手元に保管しておきましょう。
クレジットカード
サービス利用や商品の購入時に必要です。イギリスでは、多くのサービスや商品の購入にクレジットカードが広く使用されています。しかし、全てのカードが使用できるわけではないため、異なる会社のカードを2、3枚持参すると良いでしょう。
日本円
出国前の支払いには現金が便利です。現地通貨への換金は空港や市内の両替所で可能です。
必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)
ビザ
イギリスへの渡航目的や滞在期間によってはビザが必要になることがあります。例えば、6カ月を超える長期滞在、留学、または就労の場合は、適切なビザを取得する必要があります。
入国審査
イギリスに到着後は入国審査を受ける必要があります。ここでは、顔写真の撮影、指紋認証、入国管理官とのやり取りなどが行われます。
税関検査
税関検査は、イギリスへの入国時に必ず行われる手続きです。申告する物品がある場合は、税関申告用紙に必要事項を記入し、提出する必要があります。申告する物品がない場合は、用紙への記入は不要です。
イギリス出国に必要な手続き
イギリス出国(日本帰国)に必要なものと手続きを解説します。不備がある場合、最悪帰国できないケースがあるので、しっかり準備と確認をしましょう。
必要なもの(航空券、パスポートなど)
パスポート
入国時と同様に、パスポートは必要です。出国審査などでパスポートを提示する必要があるため、常に手元に保管しておきましょう。
航空券
帰国の際も、航空券の形式(紙チケットか電子チケット)を確認し、必要に応じて準備しておくと安心です。
クレジットカード
出国前の最後の支出や、緊急時の支払いにクレジットカードが便利です。また、現地のATMを利用して現金を引き出すことも可能なため、手元に現金が少ない場合にも対応できます。
日本円
帰国時の空港での食事や移動に備えて、ある程度の日本円を用意しておくと良いでしょう。
必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)
Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)
Visit Japan Webは、日本への入国審査と税関申告、携帯品・別送品申告に必要な情報を事前に登録できるサービスです。登録は必須ではありませんが、帰国後の煩わしい審査や提出を省略できます。
検疫手続き
日本に入国する際には、動物、植物、特定の食品などを持ち込む場合、検疫の対象になります。これらの物品を持ち込む場合は、関連する検疫手続きを事前に把握し、適切な申告を行う必要があります。
別送品の手続き
別送品とは、渡航先から郵送で日本に送られる荷物のことを指します。これらの荷物がある場合は、帰国時に税関での申告と手続きが必要になります。別送品の内容や金額によっては、関税や税金が発生する可能性があるため、事前に関連情報を確認しておきましょう。
Q&A
よくある質問
- イギリスから日本に帰国するときはコロナウイルス関連の証明書が必要ですか?
- 2024年1月現在は不要です
- 日本からイギリスに渡航する場合、新型コロナウイルスのワクチン接種やPCR検査や抗原検査は必要ですか?
- 2024年1月現在は不要です。
- イギリスのコロナワクチンは?
- イギリスの製薬大手のアストラゼネカは、オックスフォード大学と共同でワクチンを開発しました。2021年1月にイギリスを含む国々で接種が始まり、同年7月28日時点で世界80の国と地域で緊急使用を含む承認を受け、日本では同年5月21日に厚生労働省の承認を得ました。
- イギリスの入国は厳しいですか?
- 電子化ゲートが導入されておりスムーズに入国しやすいです。一時期は、国内での不法就労を防止するために入国審査が厳格でした。
- イギリスに持っていけないものは何ですか?
- EU外からの肉製品や乳製品の持ち込みは禁止されており、フルーツ、野菜、植物、魚、卵、はちみつなどの食品にも制限があります。さらに、イギリスへのタバコ、アルコール、贈答品の持ち込みにも制限が存在します。
Popular place
人気の渡航先
今後行く可能性が高い、
渡航先のワクチン情報をチェックしましょう。
Information
各国で流行している感染症
渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。
Colum
お役立ちコラム
Reservation
海外渡航前には
ゆとりをもってワクチン接種を。
渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。