サモア渡航前ワクチン（予防接種）や注意すべき感染症

サモア渡航前の推奨ワクチン

南太平洋の中心に位置するサモアは、二つの大きな火山島で成り立ちます。赤道の南1,200kmに位置する島国です。オーストラリアの東側に位置しています。サモアに渡航する際に接種が推奨されるワクチンは、A型肝炎・B型肝炎・麻疹・風疹・水痘・破傷風・新型コロナウイルス・インフルエンザの8種類です。

A型肝炎

感染経路	A型肝炎は、糞便に排泄されたウイルスが食物に付着することで、人から人へと感染します。加熱していないものを食べるときには注意が必要です。
症状	症状として、急な発熱や食欲不振、だるさ、吐き気などが現れます。
ワクチンについて	ワクチンは3回の接種が推奨されており、3回接種すれば免疫は約5年間有効になります。

B型肝炎

感染経路	B型肝炎は、患者の体液や血液に触れることで感染します。輸血や注射器の使い回し、性行為などが原因です。
症状	倦怠感や腹痛、吐き気、黄疸などの症状が出ます。
ワクチンについて	通常は自然に治癒しますが、病状が劇的に悪化すると死亡する可能性もあります。ワクチン接種は3回必要です。

麻疹

感染経路	麻疹は、感染力が強く、飛沫感染・空気感染・接触感染により、人から人へと感染します。
症状	主な症状は、発熱や咳、結膜充血、発疹などです。熱は一度下がりますが、赤い発疹が現れるとともに再度高熱が出ます。重症化すると肺炎や脳炎になり、死亡する可能性もある病気です。
ワクチンについて	罹患歴がない人やワクチン接種をしたことがない人は、渡航前に接種を推奨します。

風疹

感染経路	風疹は感染力が強く、飛沫感染や接触感染などにより感染します。
症状	症状は、発熱・発疹・リンパ節の腫れなどです。重症化すると脳炎になる可能性もあります。妊婦が感染すると、生まれてくる子供に先天異常が起こることがあるので注意が必要です。
ワクチンについて	罹患歴がない人やワクチン接種をしたことがない人は、渡航前に接種を推奨します。

水痘

感染経路	水痘の感染経路は、空気・飛沫・接触感染です。
症状	身体中に発疹が現れ、38度前後の発熱や倦怠感を伴う場合もあります。成人になってからかかると重症化しやすいので注意が必要です。
ワクチンについて	免疫がない人は、4週間以上の間隔を空けて2回のワクチン接種が推奨されています。

破傷風

感染経路	破傷風の細菌は、土壌のどこにでも存在します。途上国で怪我をし、破傷風にかかると命の危険に関わるので、注意が必要です。
症状	症状は、体の一部のしびれや痛みから始まり、全身に広がったのち死亡します。
ワクチンについて	ワクチンは子供の頃に受ける4種混合ワクチンに含まれ、20歳前半までは免疫があります。20歳前半以降はワクチンの追加接種が推奨されています。

新型コロナウイルス感染症

感染経路	新型コロナウイルス感染症は、エアロゾルや飛沫、接触を介して感染します。
症状	症状は、発熱や倦怠感、咳、鼻水、頭痛、嗅覚・味覚異常などです。
ワクチンについて	渡航先の発生状況に応じて、ワクチン接種が推奨されています。

インフルエンザ

感染経路	インフルエンザは、飛沫感染や接触感染によって広がります。
症状	症状は、発熱や頭痛、倦怠感、咳、くしゃみ、鼻炎などです。小児は重症化すると、痙攣や呼吸困難を起こす場合があります。
ワクチンについて	ワクチンは、ウイルスの型が変わる度に接種することが推奨されています。渡航先の発生状況に応じて接種を検討しましょう。

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