ニューヨーク渡航前の推奨ワクチン

ニューヨークがあるアメリカ合衆国は、世界の中でも大きな国土を持った国です。北アメリカ大陸に分類されるアメリカで、接種が望ましいワクチンは、麻疹・風疹・水痘・新型コロナウイルス・インフルエンザなどです。

麻疹
感染経路 麻疹は、空気中でも感染する、非常に感染力の強い感染症です。飛沫や接触でも感染するため、同様に注意が必要です。
症状 主な症状は、発しんや結膜の充血をはじめ、発熱や咳が現れます。肺炎や脳炎のリスクもあり、軽視できない感染症です。ワクチン接種歴によっては、接種が望まれます。

ワクチンについて ワクチン接種を希望する際、実施される接種回数は2回です。ワクチンを接種する間隔は、4週間です。
風疹
感染経路 風疹は、飛沫を介して感染する、感染力の強い病気です。
症状 リンパ節腫脹や発熱、発しんが主だった症状ですが、風疹に感染しても無症状の人もいます。風疹のワクチン接種歴を確かめた上で、必要に応じて接種が必要です。
ワクチンについて 風疹のワクチンを接種する場合は、初回と2回目の間隔を4週間空けた上で、2回実施します。
水痘
感染経路 水痘は、空気でも感染し得る感染症で、空気感染の他に接触や飛沫でも感染します。
症状 主な症状は、皮膚の表面が赤くなる紅斑から始まり、水疱や膿疱が発生し、かさぶたとなり症状が収まっていきます。相談の上、ワクチン接種が求められます。
ワクチンについて 水痘のワクチンは、2回接種しないといけません。接種の間隔は、麻疹・風疹と同じく、4週間です。
新型コロナウイルス感染症
感染経路 新型コロナウイルス感染症は、飛沫・接触感染により感染しますが、無症状のケースも存在します。
症状 発熱や咳などが症状として挙げられ、持病をはじめ重症化因子を持っている人は、重篤化するリスクがあるため、あらかじめワクチン接種が大切です。
ワクチンについて 初回接種以降の場合は前回のワクチン接種から3カ月間を空けると、ワクチン接種を受けられます。
インフルエンザ
感染経路 インフルエンザは、飛沫や接触で感染します。
症状 38度を超える高熱や全身の倦怠感をはじめ、全身症状が特徴として挙げられます。肺炎など重篤化するケースもあるため、安易に考えられない病気です。重篤化を回避するには、ワクチン接種が効果的のため、渡航前の接種が重要です。
ワクチンについて インフルエンザワクチンを接種する場合、2回接種します。1回目の接種が終わってから、4週間後に2回目のワクチン接種が可能です。

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各種ワクチン金額相場

アメリカへ渡航する際、接種が推奨される各種ワクチンの情報は、このとおりです。

当クリニックでは、MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン・水痘・帯状疱疹ワクチン・新型コロナウイルス感染症ワクチン(mRNAワクチン)を取り扱っております。インフルエンザワクチンについては、ご予約をお受けしていない時期もありますので、お問い合わせください。

ワクチン名 相場価格/回
MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン 1万円前後/回
水痘・帯状疱疹ワクチン 約5,000〜1万円/回
新型コロナ(mRNA)ワクチン 0円(令和6年4月以降は原則有料)/回
インフルエンザワクチン 約3,000〜5,000円/回

ニューヨーク渡航前ワクチン(予防接種)を
接種する時期と必要回数

病名 ワクチンの種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 3ヶ月
麻疹・風疹 生ワクチン 1回目 2回目
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 1回目 2回目
新型コロナウイルス感染症 mRNAワクチン 1回目 2回目
インフルエンザ 不活化ワクチン 1回目 2回目

病名 ワクチンの種類
麻疹・風疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 3ヶ月
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病名 ワクチンの種類
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 3ヶ月
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病名 ワクチンの種類
新型コロナウイルス感染症 mRNAワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 3ヶ月 2回目
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病名 ワクチンの種類
インフルエンザ 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 3ヶ月
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閉じる

        

2回目接種までの間隔は、麻疹・風疹・水痘・インフルエンザワクチンに関しては4週間、新型コロナウイルスのワクチンは3カ月です。待機期間が異なるワクチンがあるため、事前に接種をする際は、計画的に進めることが大切です。

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ニューヨークの基本情報

ニューヨークがあるアメリカ合衆国は、北アメリカ大陸にある広い国土を持った国で、タイムゾーンが国内には6つあります。東部時間(EST UTC-5)に属しているニューヨークの文化や気候などの基本情報は、このとおりです。

国名 アメリカ合衆国(United States of America) 通貨 アメリカ・ドル
言語 主として英語 チップの習慣 サービスを受けたらチップを渡す習慣があります
宗教 主にキリスト教(信教の自由を憲法で保障しています) 文化 肖像権に厳しく、安易な撮影はトラブルの元になるため、注意が必要です
気候 真夏は、30度前後まで気温が上がりますが、湿度は日本よりも低く、冬は、マイナス15度近くまで下がります 時差情報 ニューヨークは、-14時間(日本の方が14時間進んでいます)
服装 ● 日中と夜間の寒暖差が激しく、夏でも長袖や羽織れるもので調整が必要です
● 冬は、寒さが厳しいため、厚手のコートなど防寒対策が欠かせません
治安情報 ニューヨーク 危険・スポット・広域情報

ニューヨークの渡航情報

ニューヨーク(アメリカ)に渡航する際、日本のパスポートを持っており、条件に該当したら、査証(ビザ)の取得は不要です。

ビザ情報 日本のパスポートを所有しており、90日以内の滞在の場合は、ビザは免除されます(ビザなしで入国する場合は、事前にESTAより渡航認証の取得が義務付けられています)
パスポートの必要有効残存期間 帰国時まで有効なら問題はありませんが、入国時の残存期間が90日以上が望ましいとされています
入国カードの記入について 陸路で入国した場合のみ入国カードが必要です(飛行機に乗り、空路で入国した場合は不要)

入国に必要な手続き

こちらでは、アメリカ入国に必要な手続きや持ち物についてご案内します。忘れ物や手続き漏れにより入国ができない可能性があるので、しっかりと準備を行いましょう。

必要なもの(航空券、パスポートなど)

アメリカ入国に必要なものは次のとおりです。

パスポート
有効なパスポートが必要です。入国に際しては、パスポートの有効期限が6か月以上残っていることが一般的です。出発前に有効期限を確認し、必要なら更新手続きを行いましょう。


航空券
航空券は紙のものか電子チケットのどちらかが必要です。航空会社に確認し、プリントアウトするかスマートフォンに保存しておくことが大切です。


クレジットカード
アメリカではクレジットカードが広く使われています。ただし、すべての場所で利用できるわけではないため、複数のカードを持参すると安心です。


日本円
出国前の支払いには現金が便利です。また、空港や市内の両替所で現地通貨に換金できますが、必要最小限の現金を携行することがおすすめです。


必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)

ビザ
長期滞在や留学などの場合は必要です。国内の大使館で事前に取得しましょう。


入国審査
到着後は入国審査があります。顔写真の撮影や指紋認証、簡単な質疑応答が行われます。通常は入国目的や滞在期間についての質問が含まれます。


ESTA
90日以内の滞在を予定している場合、ESTAの申請が必要です。オンラインで簡単に行え、申請後はスマートフォンで管理できます。早めの申請が安心です。


ビザ
90日以上の滞在にはビザが必要です。アメリカの大使館や総領事館での事前申請が必要ですので、計画的に手続きを進めましょう。


入国審査
到着後は入国審査があります。顔写真の撮影や指紋認証、簡単な質疑応答が行われます。通常は入国目的や滞在期間についての質問が含まれます。


税関検査
必要な場合、税関での申告が必要です。通常は不要ですが、持ち込む品物によって異なりますので、事前に確認しておくと安心です。


出国に必要な手続き

こちらでは、アメリカを出国する際の必要なものや手続きについてご説明いたします。忘れものや手続きの漏れがあると、最悪の場合、帰国が難しくなりますので、しっかりと用意してください。

必要なもの(航空券、パスポートなど)

アメリカ出国や帰国には以下のものが必要です。

パスポート
出国にはパスポートが必要です。入国時と同様、パスポートは手元に保管し、有効期限も事前に確認しておくとよいでしょう。


航空券
帰国時も、航空券の形式(紙チケットか電子チケット)を事前に確認し、必要に応じて準備しておくのがおすすめです。


クレジットカード
帰国の際には、現金が不足している場合にクレジットカードが便利です。また、必要に応じてキャッシングサービスを利用することもできます。


日本円
帰国時の支払いには、日本円の現金があると便利です。適切な額を持っておけば、帰国後、スムーズに移動できます。


必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)

アメリカ出国や帰国に必要な手続きは以下です。

Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)
「Visit Japan Web」は、日本への帰国時の入国手続きをオンラインで行うサービスです。入国審査や税関申告、携帯品・別送品の申告に必要な情報を事前に登録することで、帰国時の手続きが簡単になります。登録は義務ではありませんが、利用することで手間を省くことができます。


検疫手続き
アメリカからの帰国時、特定のアイテムを持ち込む場合は検疫手続きが必要です。動物、植物、一部の食品がこれに含まれます。これらを持ち込む際には、必要な検疫証明書を事前に取得し、日本の検疫所で申告と検査を行います。検疫を無視すると罰則が科される可能性があるため、注意が必要です。


別送品の手続き
別送品は、渡航先から郵送で送られてきた荷物のことです。アメリカからの帰国時に別送品がある場合、その内容に応じて税関検査が必要になります。別送品を送る際には、正確な内容を申告することが大切です。税関での申告時には、荷物の中身、価値、数量などを詳細に記載した書類が必要で、特定の商品には関税や消費税がかかることもあります。


Q&A

よくある質問

ニューヨークではワクチン接種が義務化されましたか?
2022年11月1日にニューヨーク市は、市内全ての民間企業などに対して義務付けていた、従業員の新型コロナウイルスのワクチン接種義務を終了しています。
海外旅行に行くのにコロナワクチンは何回必要ですか?
新型コロナウイルス感染症のワクチン接種は、海外旅行へ行く予定のない人に対しても、接種が推奨されています。また、入国に際し接種が義務付けられている国があり、その国へ渡航するなら接種が必要です。ワクチン接種の回数は、当該国の日本大使館に質問すると回答してくれます。
アメリカに日本から渡航するにはワクチン証明書は必要ですか?
アメリカが敷いていた新型コロナウイルス感染症に関する水際対策は、2023年5月11日をもって終了しました。ワクチン接種証明書の提出は、不要です。
アメリカのコロナワクチンの料金はいくらですか?
商用販売価格の見通しとして、モデルナは1回130ドル、ファイザーは1回あたり110〜130ドルと回答しています。
アメリカへのワクチン接種義務は?
2023年5月11日に、新型コロナウイルスの水際対策が撤廃されました。アメリカへ渡航する際、ワクチン接種歴の証明書は求められませんが、日本国政府は、事前のワクチン接種を推奨しています。

Popular place

人気の渡航先

今後行く可能性が高い、
渡航先のワクチン情報をチェックしましょう。

ミクロネシア

マーシャル

ボスニア・ヘルツェゴビナ

Information

各国で流行している感染症

渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。

マラリア

腸チフス

ヒトパピローマウイルス

Colum

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Reservation

海外渡航前には
ゆとりをもってワクチン接種を。

渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。

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