メキシコ渡航前ワクチン（予防接種）や注意すべき感染症

メキシコ渡航前の推奨ワクチン

メキシコは、北アメリカ大陸にある国です。メキシコへ渡航する場合に、事前のワクチン接種が望まれるワクチンは7種類あり、黄熱・A型肝炎・麻疹・風疹・水痘・新型コロナウイルス・インフルエンザです。

黄熱

感染経路	黄熱は、蚊により人に伝播する感染症の一つです。
症状	軽度の場合の主な症状は、頭痛や発熱、嘔吐などが挙げられます。
ワクチンについて	旅行者が罹患するケースも複数あり、重症化を防ぐため、メキシコに行く際はワクチン接種が必要です。黄熱のワクチン接種自体は、1回のみで完了します。

A型肝炎

感染経路	A型肝炎は、水や食べ物を介して感染する経口感染症です。
症状	発熱や頭痛、倦怠感、食欲不振、嘔吐などが症状として発生します。
ワクチンについて	重症化すると入院期間が長期化するため、ワクチン接種が求められます。A型肝炎のワクチン接種回数は2回で、2～4週間空けて接種します。3回目を接種する場合は、1回目から6カ月程度あけます。

麻疹

感染経路	麻疹は、飛沫や接触、空気を介して感染する、非常に感染力が強い感染症です。
症状	罹患したときに、よく見られる症状は、咳や発熱、鼻水などが挙げられます。
ワクチンについて	症化すると、肺炎や脳炎に進行するリスクもあるため、ワクチン接種は欠かせません。ワクチンの接種回数は2回で、4週間を空けて2回目を行います。

風疹

感染経路	風疹は、飛沫を媒体に感染する感染症の一種です。
症状	感染力が強い感染症として知られており、発熱や発しんなどが発生しますが、無症状の人もいます。
ワクチンについて	症状の有無にかかわらず、ワクチン接種は必要です。風疹のワクチンは、2回行います。1回目から4週間経過した後に、2回目の接種を受けます。

水痘

感染経路	水痘の感染経路は、空気や接触、飛沫です。
症状	主な症状は、皮膚に紅斑が発生し、次第に水疱や膿疱ができていきます。
ワクチンについて	時間が経過すると、治まっていくとされていますが、大人が罹患すると重篤化するリスクがあるため、ワクチン接種が望まれます。水痘のワクチン接種回数は2回、4週間空けて2回目のワクチン接種を行います。

新型コロナウイルス感染症

感染経路	新型コロナウイルス感染症は、飛沫や接触により人に伝播する感染症です。
症状	罹患した際に発生する症状は、咳や発熱のほかに、呼吸器症状、下痢、味覚障害などが挙げられます。一方、無症状の罹患者も存在します。
ワクチンについて	世界的に猛威を振るった感染症のため、メキシコ渡航前はワクチン接種が必要です。接種の間隔は3カ月のため、計画的な接種が求められます。

新型コロナウイルス感染症

感染経路	インフルエンザの感染経路は、接触や飛沫感染です。
症状	よく見られる症状は、38度を超える高熱や倦怠感をはじめ、筋肉痛、関節痛などが発生します。
ワクチンについて	重症化リスクも依然として存在するため、メキシコ渡航時は、ワクチン接種は欠かせません。ワクチン接種は13歳以上は原則1回、13歳未満は2回接種が基本で、1回目の接種時から4週間経過すると2回目の接種が可能です。

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