メルボルン渡航前ワクチン（予防接種）や注意すべき感染症

メルボルン渡航前の推奨ワクチン

メルボルンは、オーストラリアのビクトリア州にある都市で、シドニーの次に大きい都市です。メルボルンへ渡航する際に接種が推奨されているワクチンは、麻疹・風疹・水痘・新型コロナウイルス・インフルエンザの5種類です。

麻疹

感染経路	麻疹は、空気を介して広がる感染力の強い疾患です。飛沫による感染だけでなく、直接接触からも感染の可能性があり、注意が必要です。
症状	一般的な症状には、発疹や結膜充血、高熱、咳があります。肺炎や脳炎といった重大な合併症のリスクがある感染症として知られています。
ワクチンについて	予防のためには、ワクチン接種が効果的です。ワクチンは2回の接種が必要で、それぞれの接種間隔は4週間と定められています。

風疹

感染経路	風疹は飛沫感染により広がる、感染力が強い疾患です。
症状	主な症状はリンパ節の腫れ、発熱、そして発疹がありますが、感染しても何の症状も現れない場合があるため、見逃されやすい疾患です。
ワクチンについて	風疹に対する予防接種の有無をチェックし、ワクチン接種を行うことで予防できます。風疹の予防接種は2回実施され、最初の接種から2回目の接種までの間隔は4週間あけましょう。

水痘

感染経路	水痘は、空気を介して感染する疾患です。接触や飛沫感染による感染もあり得ます。
症状	水痘の初期には、皮膚上に赤い点が出現し、その後水ぶくれや膿ぶくれが形成され、最終的にはかさぶたができて自然に治癒に向かいます。
ワクチンについて	水痘に対する予防接種は、2回に分けて行われ、その間隔は通常4週間とされています。

新型コロナウイルス感染症

感染経路	新型コロナウイルス感染症は、飛沫や接触による感染の可能性があり、感染後に症状がまったく現れない場合もあります。
症状	主な症状には発熱や咳、味覚障害などがあり、既往症のある人は重症化するリスクがあります。
ワクチンについて	予防のためにはワクチン接種が有効とされており、最初の接種後、3カ月を経て再接種が行えます。

インフルエンザ

感染経路	インフルエンザは、飛沫感染や接触感染を通じて感染する疾患です。
症状	38度以上の高熱や悪寒、強い疲労感などの全身的な症状が特徴的です。インフルエンザは、肺炎などの重篤な合併症のリスクを伴うため、十分な注意が求められます。
ワクチンについて	予防接種は、重症化を防ぐ効果的な方法とされており、特に海外渡航を控えている場合には、接種が推奨されます。インフルエンザの予防接種は、13歳以上は原則1回、13歳未満は2回実施する必要があり、2回接種の場合は、最初の接種後4週間をあけて、2度目の接種を受けます。

ワクチン予約フォーム