モルディブ渡航前の推奨ワクチン

モルディブは、大小1,200の島から形成される島国で、インドとスリランカの南西に位置しています。南アジアに分類されるモルディブへ渡航するときに、ワクチン接種が望ましいワクチンは、A型肝炎・麻疹・風疹・水痘・新型コロナウイルス・インフルエンザの6種類です。

A型肝炎
感染経路 A型肝炎は、生野菜や肉類などの食材、煮沸されていない水を摂取する場合に感染する感染症です。
症状 主な症状は、倦怠感や黄疸、食欲不振などが発生します。日本人の場合、60歳以上の方の抗体保有率は高いとされています。
ワクチンについて 他のウイルス性肝炎と比較して慢性化するリスクは低いものの、モルディブへ渡航するときは、ワクチン接種が推奨されます。ワクチンの接種回数は2回で、1回目接種より2~4週間待機した後に、2回目の接種を行います。3回目を接種するタイミングは、1回目から6カ月後です。
麻疹
感染経路 麻疹は、空気を媒体に人間に感染する、感染力の強い感染症のひとつです。空気の他に、飛沫や接触でも感染します。
症状 罹患したときに感染者に見られる症状は、咳や発熱、発疹、結膜充血などがあります。
ワクチンについて 肺炎や脳炎に発展するリスクのある感染症のため、ワクチン接種が必須です。麻疹ワクチンの接種回数は2回、待機期間の4週間が経過したら、2回目の接種を受けられます。
風疹
感染経路 風疹は、麻疹と同様に感染力が強い感染症で、飛沫を介して人に伝播します。
症状 感染すると、発熱や発疹、リンパ節腫脹が症状として出ます。
ワクチンについて 無症状のケースも、15%程度はある感染症ですが、ワクチン接種が不要とは限りません。脳炎に進行する場合もあります。ワクチン接種を行うときは、麻疹と風疹の混合ワクチンを受けられます。
水痘
感染経路 水痘は、空気や接触、飛沫で感染する感染症の一種です。
症状 罹患すると、皮膚が赤くなり、水疱や膿疱が発生します。次第に、かさぶたとなり症状は治まっていきますが、大人が感染すると重篤化する場合があり、危険です。
ワクチンについて モルディブへ渡航する際は、事前のワクチン接種が求められます。水痘のワクチンは2回の接種が必要で、4週間空けた後に、2回目の接種を行います。
新型コロナウイルス感染症
感染経路 新型コロナウイルス感染症は、感染者と接触したり、飛沫を受けたりして感染します。
症状 主な症状は、咳や発熱ですが、一部、無症状のケースもあります。既往歴や持病がある方は、重症化因子を持っていますが、因子の有無にかかわらず、ワクチン接種は重要です。
ワクチンについて ワクチン接種の間隔は、3カ月のため、渡航時期を考慮しつつ、計画的な接種が望まれます。
インフルエンザ
感染経路 インフルエンザの感染経路は、飛沫や接触です。
症状 主な症状は、のどの痛みや高熱、全身の倦怠感などが挙げられます。肺炎を併発するケースもあるため、軽視できない感染症です。
ワクチンについて インフルエンザワクチン接種の回数は13歳以上が原則1回、13歳未満は2回接種が基本です。1回目接種から4週間後に2回目の接種を受けられます。

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各種ワクチン金額相場

メキシコへ渡航する際に、ワクチン接種が望まれるワクチンの情報は、このとおりです。

ワクチン名 相場価格/回
A型肝炎ワクチン 1万円前後/回
MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン 1万円前後/回
水痘・帯状疱疹ワクチン 5,000〜1万円/回
新型コロナ(mRNA)ワクチン 0円(令和6年4月以降は原則有料)/回
インフルエンザワクチン 3,000〜5,000円/回

当クリニックでは、A型肝炎ワクチン・MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン・水痘・帯状疱疹ワクチン・新型コロナウイルス感染症ワクチン(mRNAワクチン)の接種を行っています。

モルディブ渡航前ワクチン(予防接種)を
接種する時期と必要回数

病名 ワクチンの種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 8週間 3ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 1回目 2回目 3回目
麻疹・風疹 生ワクチン 1回目 2回目
水痘・帯状疱疹 生ワクチン 1回目 2回目
新型コロナウイルス感染症 mRNAワクチン 1回目 2回目
インフルエンザ 不活化ワクチン 1回目 2回目
病名 ワクチンの種類
A型肝炎 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 2回目 3週間 2回目
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 3回目 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
麻疹・風疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
水痘・帯状疱疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
新型コロナウイルス感染症 mRNAワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 8週間
3ヶ月 2回目 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
インフルエンザ 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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A型肝炎の1回目と2回目のワクチン接種の間は、2週間から4週間、期間を空けます。3回目の接種を受ける際は、1回目から6カ月後が接種タイミングとなります。麻疹・風疹・水痘・インフルエンザワクチンは、4週間の待機期間があった後に、2回目の接種を実施します。新型コロナウイルスワクチンを受ける際に、空ける間隔は3カ月です。

 

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モルディブの基本情報

モルディブは、美しい青い海と白い砂浜が広がる、世界屈指のビーチリゾート地です。モルディブの文化や気候などの基本情報は、このとおりです。

国名 モルディブ共和国(Republic of Maldives) 言語 ディベヒ語
宗教 イスラム教を信仰しています 気候 ・熱帯性気候で、一年中高温多湿です
・気候の変化は比較的少なめですが、4月が暑く、12月が涼しい時期です
服装 基本的に、年中Tシャツで問題ありません 通貨 ルフィア(アメリカ・ドルも、流通しています)
チップの習慣 ・ホテルやレストランでは、従業員になどにチップを渡す習慣があります
・その他の場合、チップは不要です
文化 イスラム教の国のため、女性は肌の露出を控えた方がよいでしょう
時差情報 モルディブは、-4時間(日本の方が4時間進んでいます) 治安情報 モルディブ 危険・スポット・広域情報

モルディブの渡航情報

観光を目的にモルディブへ渡航し、各種条件が満たされた場合、事前のビザ取得は免除されます。

ビザ情報 30日以内の観光の場合は、モルディブ上陸時に観光ビザが発給されます
パスポートの必要有効残存期間 パスポートの残存期間は、モルディブ入国時に、1カ月以上残っている必要があります
入国カードの記入について ・オンライン申請にて旅行者申告書の登録が必要です
・フライト時刻の96時間以内に、IMUGA(オンライン専用サイト)より申請します

入国に必要な手続き

観光を目的にした場合、モルディブ上陸時に観光ビザが発給されますが、パスポートの残存期間や、事前のオンライン申請などに、注意が必要です。

必要なもの
モルディブに入国した際、必要なものは以下のとおりです。

航空券
モルディブと日本間の航空券の購入が必要です。フライトチケットは、旅行会社や専門会社を介して手配します。


パスポート
モルディブに上陸した時点で、1カ月以上の有効な残存期間が必要です。また、機会読取領域(MRZ)があるものに限られる点にも注意しましょう。


必要な手続き
モルディブ入国に必要な手続きは、以下のとおりです。

ビザ申請
モルディブへ観光を目的に渡航する日本人には、上陸時に、滞在期間が30日までの観光ビザが発給されます。しかし、帰路の航空券や予約済みのホテルを確認できる書類、滞在費などの提示が求められます。


入国審査
入国審査官へ、パスポートを提示します。モルディブへ入国するには、搭乗するフライトの96時間以内に、IMUGAから旅行者申請書の登録が必要なため、注意しましょう。


関税検査
イスラム教の国のため、アルコールや豚肉、豚肉を使った加工品の持ち込みができません。他にも持ち込めない物品があり、外務省のホームページで確認が必要です。持ち込みが禁止されている物品の検査は、厳しい傾向があります。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_024.html


出国に必要な手続き

特に難しい手続きはありません。出国する際は、2時間前に空港に到着すると、余裕を持った行動ができます。

必要なもの
モルディブ出国に必要なものは、以下のとおりです。

航空券
日本への帰国に利用する航空会社のカウンターで、パスポートと航空券を手渡します。機内に持ち込めない荷物は、カウンターで預けます。


パスポート
出国審査と搭乗券を受け取る際に、提示が必要です。すぐに手渡せるよう、準備します。


必要な手続き
モルディブ出国に必要な手続きは、以下のとおりです。

搭乗手続き
出国審査官へ、パスポートと搭乗券を提示し審査を受けますが、簡単に審査は完了します。しかし、モルディブ入国時と同様に、出国する際もフライト時間の96時間以内に、IMUGAから旅行者申告書の申請が必要なため、事前の対応が求められます。


出国審査
機内に持ち込み可能な荷物の検査と、ボディーチェックを受けます。検査に影響を与えかねない物品があれば、事前に取り出すなど、スムーズに検査を済ませられるように工夫しましょう。


セキュリティチェック
機内へ持ち込む荷物のX線検査やボディチェックがあります。荷物は、液体やライターをはじめ持ち込み制限があるため、事前の情報確認が大切です。靴や上着を脱ぐケースもあり、職員の指示に従って行動します。


Visit Japan Webの準備
Visit Japan Webとは、日本に上陸した後に行う、入国審査などを各手続きの迅速化を目的に導入されたサービスです。事前に登録を済ませると、二次元コードが発行され、入国審査官へコードを提示すると、速やかに審査を進められます。


Q&A

よくある質問

モルディブへの渡航前に新型コロナワクチン接種は必要ですか?
入国前のワクチン接種証明書の提出は不要です。ただし、入国後3~5日にPCR検査を受検することが推奨されています。
モルディブでの予防接種の受け方や場所はどこで調べればよいですか?
厚生労働省のホームページで、推奨されるワクチンの種類を確認できます。外務省のホームページでは、現地のワクチン接種の情報を得られます。
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/useful_vaccination.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/vaccine/pdfs/maldives.pdf
モルディブでのワクチン接種の費用はどのようになっていますか?
英語で意思疎通ができないと、現地での接種は難しい場合があります。モルディブで接種を希望する際の費用は、各病院にお問い合わせください。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/vaccine/pdfs/maldives.pdf
モルディブでの緊急時の医療サポートやワクチン接種はどうすればよいですか?
外務省ホームページにて、確認可能です。医務官は在モルディブ日本国大使館には在籍していませんが、困った際は、日本大使館に助けを求めても問題ありません。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/maldives.html
モルディブでの滞在期間が長い場合、現地での予防接種は必要ですか?
海外旅行をするときは、期間の長短にかかわらずワクチン接種が重要です。長期滞在する予定がある場合は、外務省のホームページで詳細を確認してください。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/vaccine/pdfs/maldives.pdf

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ミクロネシア

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Information

各国で流行している感染症

渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。

マラリア

腸チフス

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Reservation

海外渡航前には
ゆとりをもってワクチン接種を。

渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。

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