リトアニア渡航前の推奨ワクチン

リトアニアへの渡航前に接種が推奨されているワクチンは、麻疹、風疹、水痘、新型コロナウイルス、インフルエンザなどです。

麻疹
感染経路 麻疹は、感染力が非常に高い急性のウイルス性発疹感染症です。空気感染・飛沫感染・接触感染などで広がり、免疫を持っていない人が感染するとほぼ発症します。
症状 症状は、発熱や咳、鼻汁、角膜充血、発疹などで、重症化すると脳炎や肺炎になることもあります。
ワクチンについて ワクチンは4週間隔で2回接種が推奨されています。
風疹
感染経路 風疹は、強い感染力を持つ感染病です。飛沫感染が主な感染経路で、感染しても症状が出ない人が15~30%程度います。
症状 症状は発熱や発疹、リンパ節膨張などです。妊婦がかかると、胎児が先天性風疹症候群になり、白内障・難聴・心臓の病気などを持って生まれる場合があります。
ワクチンについて ワクチンは2回接種で4週の間隔を空けます。
水痘
感染経路 一般に「みずぼうそう」と呼ばれる水痘は、空気感染の他、飛沫や接触により感染します。
症状 感染すると、発熱がありその後皮膚に紅斑が現れ、水疱、膿疱が全身にできます。水疱、膿疱は時間経過とともにかさぶたになって治癒します。主に小児がかかりやすい感染症ですが、成人でもまれに感染することがあり、その場合は重傷化するリスクが高くなるといわれています。
ワクチンについて ワクチンは、4週間隔で2回接種となります。
新型コロナウイルス感染症
感染経路 新型コロナウイルスは、飛沫感染、接触感染、エアロゾル(微小な液滴)感染によって広がります。
症状 発症すると、発熱や倦怠感、頭痛、咳、のどの痛みなどの他、味覚異常や嗅覚異常が発生する場合があります。感染しても多くは無症状か軽度の症状で治まりますが、基礎疾患がある人は重篤化することがあります。
ワクチンについて ワクチンは前回の接種から3カ月以上過ぎていれば次の接種が可能です。
インフルエンザ
感染経路 インフルエンザは飛沫感染が主な感染経路です。
症状 高熱やのどの痛み、咳などの他、全身に筋肉痛や関節痛といった症状が現れます。乳幼児・高齢者や基礎疾患を持っている人がかかると肺炎を併発したり、重症化したりする場合があります。
ワクチンについて インフルエンザワクチンの接種回数は、原則として13歳以上が1回、13歳未満が2回です。2回接種の場合、1回目の接種から4週間を空けて2回目の接種を行う必要があります。

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各種ワクチン金額相場

リトアニアへ渡航する前に接種が推奨されている各種ワクチンの情報は以下のとおりです。

ワクチン名 相場価格/回
MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン 1万円前後/回
水痘・帯状疱疹ワクチン 5,000〜1万円/回
新型コロナ(mRNA)ワクチン 0円(令和6年4月以降は原則有料)/回
インフルエンザワクチン 3,000〜5,000円/回

当クリニックでは、上記のワクチンの他にも渡航前ワクチンを多数取り揃えております。お気軽にお問い合わせください。

リトアニア渡航前ワクチン(予防接種)を
接種する時期と必要回数

リトアニア渡航する際、接種が推奨される各種ワクチンの情報は、以下のとおりです。

病名 ワクチンの種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 8週間 3ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月
麻疹・風疹 生ワクチン 1回目 2回目
水痘・帯状疱疹 生ワクチン 1回目 2回目
新型コロナウイルスワクチン mRNAワクチン 1回目 2回目
インフルエンザ 不活化ワクチン 1回目 2回目

病名 ワクチンの種類
麻疹・風疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
水痘・帯状疱疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
新型コロナウイルスワクチン mRNAワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 8週間
3ヶ月 2回目 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
インフルエンザ 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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接種間隔は、MR(麻疹・風疹の混合)、水痘・帯状疱疹、インフルエンザワクチンが4週間、新型コロナ(mRNA)ワクチンが3カ月必要です。また、生ワクチンは接種後4週間他のワクチン接種ができません。接種する際は計画的に進めることが大切です。

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リトアニアの基本情報

リトアニアの文化や気候などの基本情報は以下のとおりです。

国名 リトアニア共和国 通貨 ユーロ
言語 リトアニア語 チップの習慣 チップの習慣はありませんが、観光地では支払うこともあります。カフェなどで食事をしたときは、1ユーロほどを支払うことをおすすめします。
宗教 キリスト教(主にローマカトリック) 文化 公共エリアは禁煙になっています。指定された喫煙場所のみで喫煙できます。バスターミナルにある公衆トイレはほとんどが有料で、紙が設置されていないところもあるため、注意してください。水道水は、硬度がかなり高く、飲料水には向かないため、ミネラルウォーターの購入をおすすめします。
気候 春と夏が短く冬は長いです。夏は日本ほど暑くなく、平均すると20度程度の気温ですが、朝晩の冷え込みがあります。ベストシーズンは5~9月です。 時差情報 -7時間(日本の方が7時間進んでいます)。3月最終日曜日から10月の最終日曜日まではサマータイムが採用されるため、日本より6時間遅れとなります。
服装 夏は、日中は半そでで過ごせますが、夜になると冷え込むので、薄手の上着が必要です。冬は厚手のコートや帽子、手袋などの防寒具が必須ですが、極端な冷え込みはあまりありません。12〜3月には積雪があるため、滑りにくい靴を選びましょう。 治安情報 リトアニア 危険・スポット・広域情報

リトアニアの渡航情報

ビザ情報 3カ月以内の滞在なら不要です。
パスポートの必要有効残存期間 リトアニア出国予定日から3カ月以上の有効期間が必要です。またパスポートの発行が10年以内であること、そして2ページ以上の空白ページが必要です。
入国カードの記入について 不要です。

入国に必要な手続き

リトアニアは、シェンゲン協定に加入していますので、同領域内で最初に入域する国において入国審査が行われます。もしリトアニアが最初の入域国の場合は、入国審査と税関検査の手続きが必要です。

必要なもの(航空券、パスポートなど)

リトアニアへの入国に必要なものは以下のとおりです。

航空券
空路でリトアニアへ出入国する場合は、往復の航空券を用意しておいてください。


パスポート
リトアニア出国予定日から3カ月以上の残存有効期間があり、10年以内に発行されたパスポートが必要です。


海外旅行保険証券
リトアニアに入国、滞在する外国人には、海外旅行保険の加入が義務付けられています。入国係官から提示の求めがあった場合は、すぐに出せるように加入証券原本を携行しておいてください。


必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)

リトアニア入国に必要な手続きは以下のとおりです。

税関検査
税関検査では、税関申告書とパスポートを提示します。リトアニアを含むEU加盟国への入国に際しては、1万ユーロ相当額以上の外貨を含む現金や有価証券を持ち込む、または持ち出す場合には税関への申告が必要です。免税範囲は、非営利目的の物品で総額430ユーロ以下となっています。その他、自家製酒の持ち込み・持ち出しと、乳児用粉ミルク・離乳食を除く肉製品や乳製品、特定植物の持ち込みは禁止です。


入国審査(パスポートの提示)
リトアニアがシェンゲン協定の領域国で最初の入域国の場合は、入国審査があります。パスポートを提示し、滞在先、滞在期間、訪問目的などを説明します。リトアニアの空港などでは、保安検査の一環として、人および荷物に対する放射線量の測定検査が行われています。放射線治療を受けていると体内に残存する放射性物質が検知されるかもしれないため、そのような方は、放射線治療を受けているという英文の証明書を携帯することをおすすめします(証明書は治療担当の医師に作成してもらってください)。


出国に必要な手続き

リトアニアからシェンゲン協定の領域国へ出国するときは、滞在が90日以内なら審査は不要です。ただし、パスポートは常に携帯しておきましょう。

必要なもの(航空券、パスポートなど)

リトアニアの出国に必要なものは以下のとおりです。

パスポート
空路でリトアニアを出国する場合は、航空券と共に提示して飛行機の搭乗券を受け取ります。


航空券
空路でリトアニアを出国する場合には、飛行機に搭乗するための航空券を航空会社に渡し、パスポートを提示して搭乗券を受け取ります。電子チケットを使用している場合は、スマートフォンや印刷した確認書を用意してください。


必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)

リトアニアの出国に必要な手続きは以下のとおりです。

セキュリティ・チェック
職員に手荷物などを提示し、手荷物のX線および金属探知機による検査を受けます。同時にボディチェックも受けます。


Visit Japan Webの準備
Visit Japan Webとは、日本での入国審査や税関申告、検閲がオンラインで行えるサービスです。事前にVisit Japan Webに登録し、税関申告など必要な情報を入れると、QRコードが発行されます。入国時には、そのコードを専用の電子申告端末にかざすだけで、簡単に手続きが完了します。


付加価値税の払い戻し
タックスフリーの店舗で定額以上の買い物をした場合は、パスポートの提示により付加価値税が免除されます。買い物の最低額は、1店舗あたり55ユーロ以上です。店舗で免税書類を受け取り、出国時に税関で現物を見せて、書類にスタンプをもらってください。そうすれば還付金が、払い戻しカウンターでの現金手渡し、相当額の小切手の郵送、もしくは日本のクレジットカードの銀行口座への振込で返還されます。


出国審査
職員にパスポートと搭乗券を提示して審査を受けます。リトアニアから他のシェンゲン協定国へ移動する場合は不要です。リトアニアを含むバルト三国からヘルシンキを経由して日本へ出国するときの出国審査は、ヘルシンキで実施されます。


Q&A

よくある質問

リトアニアは安全ですか?
日本に比べ、殺人・強盗・強制性交などの凶悪犯罪の発生件数が特に多くなっています。外国人の被害では、盗難・詐欺被害が多く報告されています。
海外旅行前にワクチンを接種した方がいいですか?
海外では日本であまり見られない感染症が流行している地域もあります。食べ物や動物、蚊などを介して感染する恐れがあるため、出国前には予防接種を受けておくことをおすすめします。
リトアニアで気を付けることは何ですか?
外出時は常に注意が必要です。特に駅やバスターミナル、夜の繁華街付近は犯罪が多い地域ですので、注意してください。夜間の一人歩きも避けた方が無難です。置き引きやスリも多発していますので、荷物から目を離さず、常に身に付けるようにしてください。
リトアニアで有名な日本人は誰ですか?
杉原千畝(すぎはらちうね)です。第二次世界大戦中、ナチスドイツに迫害されていたユダヤ人にビザを発給して彼らの亡命を手助けし、多くの命を救った人で、「東洋のシンドラー」と呼ばれている外交官です。
リトアニアへの直行便はありますか?
日本からリトアニアへの直行便はありません。モスクワ、ヘルシンキ、ワルシャワなどのヨーロッパの空港を経由する方法が一般的です。所要時間は短くて16時間ほどです。

Popular place

人気の渡航先

今後行く可能性が高い、
渡航先のワクチン情報をチェックしましょう。

ミクロネシア

マーシャル

ボスニア・ヘルツェゴビナ

Information

各国で流行している感染症

渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。

マラリア

腸チフス

ヒトパピローマウイルス

Colum

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Reservation

海外渡航前には
ゆとりをもってワクチン接種を。

渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。

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