ホンジュラス渡航前の推奨ワクチン

ホンジュラスへの渡航前に接種が推奨されているワクチンは、黄熱、A型肝炎、麻疹、風疹、水痘、新型コロナウイルス、インフルエンザなどです。

黄熱
感染経路 黄熱は、蚊が媒体となり人やサルに感染を広げる疾患で、主にアフリカや南米の特定地域での発生が知られています。
症状 感染すると高い確率で死亡するリスクがありますが、完治後は一生涯の免疫力がつくといわれています。はじめの症状は頭痛や発熱など、インフルエンザと似ていますが、鼻炎のような症状は伴いません。
ワクチンについて 黄熱ワクチンは、副反応の少ない安全性の高いワクチンとされています。ただし、妊婦の方や卵やラテックスアレルギーを持つ方は接種できません。
A型肝炎
感染経路 A型肝炎は、特にアジア、アフリカ、中南米地域で患者が発生しやすく、流行地域で生の食べ物や水を摂取することで感染するリスクがあります。
症状 この病気にかかると、強い疲労感が現れることが多く、症状が進行すると数カ月間の入院治療が必要となる場合もあります。特に発展途上国に長期間滞在する予定のある人や高齢者には、予防のためのワクチン接種が勧められています。
ワクチンについて ワクチン接種は、1回目の2~4週間後に2回目を接種します。渡航先に6カ月以上の滞在が予定されている場合は、6カ月後に3回目の接種を受けることで、5年以上の長期間にわたり免疫を維持できるといわれています。
麻疹
感染経路 麻疹は空気中の微小な粒子や飛沫、直接の接触によって他人に容易に感染する急性感染症であり、高い伝染性を持っています。
症状 この疾患の主な症状には、高熱、咳、涙が出る、目の充血、皮膚に現れる発疹などがあり、時には肺炎や脳炎などの深刻な合併症を招くこともあります。特に先進国では、麻疹罹患者の1,000人に1人が死亡するという報告もあり、注意が必要です。
ワクチンについて 過去に麻疹にかかったことがなく、ワクチン未接種、または接種記録がない人には、最低4週間の間隔を空けて2回ワクチン接種をすることが推奨されています。
風疹
感染経路 風疹は、一般に「三日はしか」とも称され、発疹を伴う高い感染性を持つ急性疾患として知られています。
症状 潜伏期間は2~3週間で、その後に発熱や発疹、リンパ節の腫れといった症状が出現することが多いです。子どもでは症状が軽く済むことが多いのに対し、成人がかかると症状が長引いたり、強い関節痛を感じたりすることがあります。特に妊娠初期に風疹に感染すると、生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群(聴覚障碍、白内障、心臓疾患などを持つ)のリスクを抱えることになります。
ワクチンについて 風疹の予防接種は、95%以上の人に免疫を提供することが可能で、2回の接種を4週間の間隔を空けて行うことが推奨されています。
水痘
感染経路 水痘(みずぼうそう)とは、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる疾患です。この病気は空気感染・飛沫感染・接触感染によって広がります。
症状 症状は、皮膚の表面が赤くなることから始まり、水疱・膿疱を経て、かさぶたとなります。水痘は特に子どもの間にかかることが多い疾患ですが、成人においてはより深刻な症状を引き起こす恐れがあり、警戒が必要です。
ワクチンについて 予防策としてワクチン接種が推奨され、1回目の接種で重症化のリスクを減少させ、2回目の接種によって発症リスクをさらに減少させることが可能です。
新型コロナウイルス感染症
感染経路 新型コロナウイルスの感染経路には、感染者が発する咳やくしゃみによる飛沫、空気中のエアロゾル、さらには感染者の目や鼻、口に直接触れる行為が含まれます。
症状 主な症状には発熱、頭痛、疲労感、喉の痛みが含まれ、味覚や嗅覚の異常も報告されています。基礎疾患を持つ人や、重症化する可能性が高い人に対しては、ワクチン接種が効果的な予防策として推奨されています。
ワクチンについて 前回のワクチン接種から3カ月経過すれば、追加の接種を受けることが可能です。
インフルエンザ
感染経路 インフルエンザの感染経路は、接触感染や飛沫感染です。
症状 インフルエンザは普通の風邪と似た症状に加えて、急激な高熱(多くの場合38℃以上)、頭痛、筋肉痛や関節痛、そして強い疲れを引き起こす可能性があります。免疫力が低下している人や年配の方は、病状が急速に重くなりやすく、肺炎などの合併症を起こすリスクが高まるため、特別な注意が求められます。
ワクチンについて 日本では、12月から3月にかけての期間にインフルエンザが流行しやすく、特に1月末から3月初旬にかけて感染者数が増加する傾向にあります。予防策として、12月中旬までにワクチン接種を行うことが推奨されています。

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各種ワクチン金額相場

ホンジュラスへ渡航する際、接種が推奨されている各種ワクチンの情報は以下のとおりです。

ワクチン名 相場価格/回
黄熱ワクチン 1万2,000円/回
A型肝炎ワクチン 1万円前後/回
MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン 1万円前後/回
水痘・帯状疱疹ワクチン 5,000〜1万円/回
インフルエンザワクチン 3,000〜5,000円/回
新型コロナ(mRNA)ワクチン 0円(令和6年4月以降は原則有料)/回

当クリニックでは、MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン、水痘・帯状疱疹ワクチン、新型コロナ(mRNA)ワクチン、インフルエンザワクチンを取り扱っております。他にも渡航前ワクチンを多数取り揃えておりますので、お気軽にお問い合わせください。

ホンジュラス渡航前ワクチン(予防接種)を
接種する時期と必要回数

ホンジュラス旅行で接種が推奨されるワクチンのスケジュールは以下のとおりです。

病名 ワクチンの種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 8週間 3ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月
黄熱 生ワクチン 1回目
A型肝炎 不活化ワクチン 1回目 2回目 3回目
麻疹・風疹 生ワクチン 1回目 2回目
水痘・帯状疱疹 生ワクチン 1回目 2回目
新型コロナウイルスワクチン mRNAワクチン 1回目 2回目
インフルエンザ 不活化ワクチン 1回目 2回目

病名 ワクチンの種類
黄熱 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
A型肝炎 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 2回目 3週間 2回目
4週間 2回目 8週間 2回目
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 3回目 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
麻疹・風疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
水痘・帯状疱疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
新型コロナウイルスワクチン mRNAワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 8週間
3ヶ月 2回目 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
インフルエンザ 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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ホンジュラスの基本情報

ホンジュラスの文化や気候などの基本情報は以下のとおりです。

国名 ホンジュラス共和国 通貨 レンピラ
言語 スペイン語 チップの習慣 チップの習慣はありませんが、レストランでサービス料が含まれていない場合は渡した方が良いです。
宗教 信教の自由が憲法で保障されています。伝統的には主にカトリックです。% 文化 人口の50~60%が農業労働者で、主要輸出品はコーヒーです。
気候 低地は熱帯雨林が広がり、内陸部は常春の過ごしやすい気候です。カリブ海域は6〜11月はハリケーンシーズンです。 時差情報 -15時間(日本の方が15時間進んでいます)
服装 年間を通して暑いので、サングラスや帽子を忘れないようにしましょう。 治安情報 ホンジュラス 危険・スポット・広域情報

ホンジュラスの渡航情報

ビザ情報 日本のパスポートを所有しており、90日以内の滞在の場合、ビザは免除されます。
パスポートの必要有効残存期間 入国時に有効期間が3カ月以上残っている必要があります。
入国カードの記入について 必要です。

入国に必要な手続き

ホンジュラスに入国する際に必要な手続きは、基本的に入国審査と税関検査の2つです。

必要なもの(航空券、パスポートなど)

ホンジュラス入国時に必要なものは以下のとおりです。

航空券
ホンジュラスと日本間の航空券の購入が必要です。航空券は、旅行会社や専門会社を介して手配します。


パスポート
ホンジュラス入国時点で、有効期間が3カ月以上残っている必要があります。必要なのは3カ月ですが、6カ月以上残っている状態が推奨されています。


必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)

ホンジュラス入国時に必要な手続きは以下のとおりです。

入国審査
パスポートを入国審査官に提示し、滞在先や目的を聞かれたら回答します。また、プレチェケオという出入国事前登録をしておくと審査時間の短縮が見込めます。


ビザ申請
観光目的で、滞在期間が90日以内の場合、ビザの取得は不要です。90日を超える場合も、事前に取得する必要はありません。しかし、90日以内に出国することが分かる航空券を所持して入国し、移民局で滞在の延長手続きを行う必要があります。


税関検査
ホンジュラス入国時には、事前に税関申請書をオンラインで提出しておきましょう。税関公式サイトより、スペイン語または英語で記入して提出することが必要です。また、2001年の同時多発テロ以降、税関検査は厳しくなっており、荷物は全てX線装置を通されます、場合によっては開封検査が行われることもあります。


出国に必要な手続き

チェックインは出国の2時間前から受け付けられます。セキュリティ・チェックなどに時間を要す可能性があるため、余裕を持った行動が望まれます。

必要なもの(航空券、パスポートなど)

ホンジュラス出国時に必要なものは以下のとおりです。

航空券
帰路に利用する航空会社のカウンターで航空券とパスポートを渡し、飛行機の搭乗券を受け取ります。


パスポート
航空会社のカウンターで、搭乗券を受け取る際に、パスポートを提示します。


必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)

ホンジュラス出国に必要な手続きは以下のとおりです。

セキュリティ・チェック
手荷物関係を職員へ渡し、X線と金属探知機で検査を行います。2001年9月11日以降、テロ対策やハイジャック防止を目的としたセキュリティ強化のために、入国時同様非常に厳格なセキュリティ体制が敷かれています。検査を含め、予想外に時間を要す場合も考えられるため、時間には余裕を持っておくことが大切です。


Visit Japan Webの準備
日本へ上陸した際の、入国審査などの手続きの迅速化を目的に導入されたサービスが、Visit Japan Webです。事前に登録し、登録完了時に発行されるQRコードを入国審査官へ提示するだけで、審査を進められます。


Q&A

よくある質問

中央アメリカに渡航する際はどのワクチンが推奨されていますか?
中央アメリカへの渡航前には、黄熱、A型肝炎、B型肝炎、腸チフス、破傷風、麻疹、風疹、狂犬病のワクチン接種が推奨されています。
ホンジュラスの平均寿命は?
WHOの資料によると、平均寿命は71.9歳で、医療水準は劣悪です。
ホンジュラスにワクチン未接種で渡航できますか?
ホンジュラス入国にワクチン接種証明は不要です。未接種でも自由に旅行できます。
ホンジュラスの治安が悪い理由は何ですか?
ホンジュラスは、国内で大量の麻薬が流出しているので、麻薬に関する犯罪が問題となっています。麻薬欲しさに短絡的な強盗や殺人が多発しています。
ホンジュラスは殺人が多い国ですか?
ホンジュラスでは、2011年に人口10万人当たり86.5人が殺害され、世界でも屈指の殺人事件発生国となっています。

Popular place

人気の渡航先

今後行く可能性が高い、
渡航先のワクチン情報をチェックしましょう。

ミクロネシア

マーシャル

ボスニア・ヘルツェゴビナ

Information

各国で流行している感染症

渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。

マラリア

腸チフス

ヒトパピローマウイルス

Colum

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Reservation

海外渡航前には
ゆとりをもってワクチン接種を。

渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。

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