グアム渡航前ワクチン（予防接種）や注意すべき感染症

グアム渡航前の推奨ワクチン

グアムは西太平洋のミクロネシアのマリアナ諸島南端にある、アメリカ合衆国の準州です。ミクロネシアに分類されるグアムで、接種が望ましいワクチンは、A型肝炎・B型肝炎・麻疹・風疹・水痘・破傷風・新型コロナウイルス・インフルエンザの8種類です。

A型肝炎

感染経路	A型肝炎は、A型肝炎ウイルス感染による病気です。感染経路は、主に感染したことがない人が、排泄された食物・水が口に入ることで感染します。また、A型肝炎との性交渉で感染することもあります。
症状	主な症状は、発熱や食欲不振や下痢などです。
ワクチンについて	A型肝炎のワクチンは、2〜4週間の間隔で2回接種します。

B型肝炎

感染経路	B型肝炎は、B型肝炎ウイルスによる病気です。感染経路は、感染した人との血液の直接接触、精液や膣分泌液によるものです。
症状	初期症状は倦怠感、疲労感、食欲低下が1週間続き、進行すると腹痛や嘔吐などが見られます。
ワクチンについて	B型肝炎のワクチン接種は、初回・4週間後・6カ月後の3回接種が基本だとされています。

麻疹

感染経路	麻疹は、麻疹ウイルスが原因の病気です。ウイルスの中でも感染力が非常に強く、感染経路は飛沫感染・接触感染・空気感染です。
症状	症状は発熱とともに鼻水やくしゃみ、麻疹特有の斑点が見られます。肺炎・中耳炎を合併しやすく、死亡する割合は1,000人に1人だといわれています。
ワクチンについて	ワクチン接種回数は2回です。4週間の間隔で接種します。

風疹

感染経路	風疹は、風疹ウイルスで引き起こされる急性の発疹性感染症です。主な感染経路は、感染者の咳やくしゃみを吸い込んだことによる飛沫感染です。接触感染もあります。
症状	風疹を発症すると、発熱とともに発疹・リンパの腫れが見られます。一度熱が下がった後、体中に赤い発疹ができます。
ワクチンについて	ワクチン接種は2回で、初回と2回目の間隔を4週間空けます。

水痘

感染経路	水痘は、いわゆるみずぼうそうのことです。水痘帯状疱疹ウイルスが原因の発疹性の病気です。感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染の3種類で、潜伏期間は2週間程度です。
症状	主な症状は、皮膚に赤い発疹ができ、かゆみを伴います。他にも発熱や倦怠感も見られます。
ワクチンについて	ワクチンは2回接種し、高い予防効果が期待できます。1回目と2回目の接種間隔は、6カ月から12カ月が望ましいです。

破傷風

感染経路	破傷風は、破傷風菌という細菌が作る毒素によって起こる感染症です。主な感染経路は、傷口に土や木片を介した破傷風菌の侵入です。
症状	潜伏期間を経て、口が開けにくくなったり、首筋の張りなどが見られたりします。さらに症状が進行すると、体のしびれや痛みが全身に広がり、呼吸困難になり、死亡に至ります。
ワクチンについて	ワクチン接種は、3〜8週間の間隔で2回目です。そして、2回終了後1年または1年半後に3回目のワクチンを接種します。

新型コロナウイルス

感染経路	新型コロナウイルスは、空気中のウイルスを吸い込むエアロゾル感染と、ウイルスが粘膜に付着する飛沫感染、ウイルスが付着した手で粘膜を触る接触感染の3つです。
症状	感染すると発熱や咳が現れますが、無症状のケースもあります。味覚障害が起きるのも、コロナウイルスの特徴です。
ワクチンについて	持病を持っている方は重症化リスクがあり、死亡に至るケースもあり、事前のワクチン接種が大切です。2回目接種以降は、前回のワクチン接種から3カ月間空けます。

インフルエンザ

感染経路	インフルエンザは、ウイルスが付着した手で粘膜を触ったり、空気中のウイルスを吸い込んだりすることで感染します。
症状	インフルエンザに感染すると、38℃以上の高熱、悪寒、筋肉痛や関節痛が現れます。中には肺炎や脳症などと重い合併症になるケースもあり、入院・死亡するケースもあります。
ワクチンについて	重篤化を回避するには、ワクチン接種が大切です。インフルエンザワクチンの接種は2回で、2回目の接種は1回目の接種から4週間後です。

ワクチン予約フォーム