シカゴ渡航前の推奨ワクチン
シカゴ渡航を予定されている方に接種が推奨されているワクチンは、麻疹・風疹・水痘・新型コロナウイルス・インフルエンザなどです。
- 麻疹
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感染経路 麻疹は、空気感染する可能性があるため、その感染力は非常に強いと言えます。飛沫感染や接触感染も可能なので、注意が必要です。潜伏期間は10~12日程度です。 症状 主要な症状としては、発疹や目の充血、さらには発熱や咳が挙げられます。また、肺炎や脳炎を引き起こす可能性もあるため、侮れない感染症です。 ワクチンについて ワクチン接種を行う場合、接種は2回行われます。そして、ワクチンの接種間隔は4週間となります。
- 風疹
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感染経路 風疹は、飛沫感染により広がる、高い感染力を持つ疾患です。潜伏期間は2~3週間程度です。 症状 主な症状はリンパ節の腫れ、発熱、発疹ですが、風疹に感染しても症状が現れない人もいます。 ワクチンについて 風疹のワクチン接種履歴を確認し、必要であれば接種が推奨されます。風疹のワクチンを接種する場合、初回接種と2回目の接種の間には4週間の間隔を空け、合計2回接種します。
- 水痘
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感染経路 水痘は、空気感染だけでなく、接触や飛沫によっても感染する可能性がある感染症です。 症状 主要な症状は、皮膚が赤くなる紅斑から始まり、その後に水疱や膿疱が出現し、最終的にはかさぶたができて症状が落ち着きます。 ワクチンについて ワクチン接種の必要性については、専門家と相談することが推奨されます。水痘のワクチンは、2回の接種が必要で、接種間隔は麻疹や風疹のワクチンと同様に、4週間となります。
- 新型コロナウイルス感染症
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感染経路 新型コロナウイルス感染症は、飛沫や接触によって感染する可能性があり、感染しても症状が現れない場合もあります。 症状 発熱や咳などの症状が見られ、持病や重症化のリスク因子を持つ人は、重症化する可能性があるため、ワクチン接種が推奨されます。 ワクチンについて 初回接種後は、前回のワクチン接種から3カ月経過した後に、再度ワクチン接種が可能です。
- インフルエンザ
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感染経路 インフルエンザは、飛沫や接触により感染する可能性があります。潜伏期間は1~4日程度です。 症状 38℃以上の高熱や全身の倦怠感など、全身にわたる症状が特徴的です。肺炎を含む重篤な状態に進行する可能性もあるため、軽視できない疾患です。 ワクチンについて 重症化を防ぐためには、ワクチン接種が有効で、特に旅行前の接種が推奨されます。インフルエンザのワクチンは、13歳以上は原則1回、13歳未満は2回接種が必要で、1回目の接種後、4週間を空けて2回目の接種を行います。
各種ワクチン金額相場
シカゴ渡航前に接種が推奨されているワクチンの相場は以下のとおりです。
ワクチン名 | 相場価格/回 |
---|---|
MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン | 1万円前後/回 |
水痘・帯状疱疹ワクチン | 5,000〜1万円/回 |
新型コロナ(mRNA)ワクチン | 0円(令和6年4月以降は原則有料)/回 |
インフルエンザワクチン | 3,000〜5,000円/回 |
当クリニックでは、MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン・水痘・帯状疱疹ワクチン・新型コロナ(mRNA)ワクチン・インフルエンザワクチンを取り扱っております。
シカゴ渡航前ワクチン(予防接種)を
接種する時期と必要回数
シカゴに渡航する予定がある方は、以下の表を参考にワクチン接種の準備を進めましょう。
病名 | ワクチンの種類 | 0日 | 1週間 | 2週間 | 3週間 | 4週間 | 3ヶ月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
麻疹・風疹 | 生ワクチン | 1回目 | 2回目 | ||||
水痘・帯状疱疹 | 生ワクチン | 1回目 | 2回目 | ||||
新型コロナウイルス感染症 | mRNAワクチン | 1回目 | 2回目 | ||||
インフルエンザ | 不活化ワクチン | 1回目 | 2回目 |
病名 | ワクチンの種類 | ||
---|---|---|---|
麻疹・風疹 | 生ワクチン | ||
期間 | |||
0日 | 1回目 | 1週間 | |
2週間 | 3週間 | ||
4週間 | 2回目 | 3カ月 |
閉じる
病名 | ワクチンの種類 | ||
---|---|---|---|
水痘・帯状疱疹 | 生ワクチン | ||
期間 | |||
0日 | 1回目 | 1週間 | |
2週間 | 3週間 | ||
4週間 | 2回目 | 3カ月 |
閉じる
病名 | ワクチンの種類 | ||
---|---|---|---|
新型コロナウイルス感染症 | mRNAワクチン | ||
期間 | |||
0日 | 1回目 | 1週間 | |
2週間 | 3週間 | ||
4週間 | 3カ月 | 2回目 |
閉じる
病名 | ワクチンの種類 | ||
---|---|---|---|
インフルエンザ | 不活化ワクチン | ||
期間 | |||
0日 | 1回目 | 1週間 | |
2週間 | 3週間 | ||
4週間 | 2回目 | 3カ月 |
閉じる
※通常、生ワクチンは接種してから4週間経過するまでは、他のワクチンを接種することはできません。そのため、渡航まで時間がない方は接種のスケジュールに注意しましょう。
シカゴの基本情報
シカゴがあるアメリカ合衆国は、北アメリカ大陸にある広い国土を持った国で、タイムゾーンが国内に6つ存在します。中部時間(EST UTC-6)に属しているシカゴの文化や気候などの基本情報は、以下のとおりです。
国名 | アメリカ合衆国(United States of America) | 言語 | 主として英語 |
---|---|---|---|
宗教 | 主にキリスト教(信教の自由を憲法で保障しています) | 気候 | 年間の気温差が大きく、夏場に雨が多く冬は乾燥します 冬は気温が氷点下を下回ることが多くなります |
服装 | 夏場は半袖短パンで過ごすのが快適です。冬は風を通さないダウンジャケットや手袋、耳あてなどが必須です。 | 通貨 | アメリカ・ドル |
チップの習慣 | サービスを受けたらチップを渡す習慣があります。 レストラン・タクシー:料金の15%程度 ホテルのベルボーイ:荷物1つにつき1ドル程度 |
文化 | 安易な撮影はトラブルに発展する可能性があるため、注意しましょう |
時差情報 | シカゴは、-15時間(日本の方が15時間進んでいます)サマータイムの時は、日本との時差は14時間になります | 治安情報 | シカゴ 危険・スポット・広域情報 |
シカゴの渡航情報
シカゴに渡航する際に必要となる情報についてまとめました。日本国籍なら商用や観光であれば90日以内に限りビザを申請せずに滞在可能となります。
ビザ情報 | 日本のパスポートを持つ方々は、ビジネス、観光、またはトランジット目的での90日以内の訪問については、免除プログラムの対象となります(ただし、ESTAの認証を取得が必須です) |
---|---|
パスポートの必要有効残存期間 | 通常、パスポートの有効期間は6カ月以上必要とされますが、日本国籍を持つ場合については、出国予定日までの有効なパスポートであれば入国可能です |
入国カードの記入について | 空路は不要となります |
入国に必要な手続き
シカゴへの渡航に必要なものは以下を参考にしてください。
必要なもの
パスポート
パスポートがなければ入国は不可能です。また、入国を許可されるためには、日本国籍の方であればパスポートの有効期限が滞在予定日数を超えていることが必要です。有効期限が近い場合は、旅行前に更新することが重要です。
航空券
航空券は紙のチケットまたは電子チケットの形式で提供されます。どちらの形式であるかを事前に確認し、チェックインや搭乗ゲートで必要となるため、手元に保管しておくことが重要です。
クレジットカード
サービスの利用や商品の購入にはクレジットカードが必要です。シカゴでは、支払いの際、多くの場面でクレジットカードが使用されています。しかし、すべてのカードが使用できるわけではないため、異なる会社のカードを複数枚持っていくと便利です。
日本円
出国前の支払いに備えて現金を用意しておくのがおすすめです。なお、現地通貨への両替は空港や市内の両替所で可能であることも抑えておきましょう。
必要な手続き
ESTA
90日以内の訪問でビザ免除プログラムを利用する場合、ESTAの申請が必要です。ESTAの申請はオンラインで行うことができます。遅くとも渡航前72時間前には忘れず申請しておきましょう。
ビザ
シカゴへの訪問の目的や滞在の期間によっては、ビザの取得が必要になることがあります。しかし、日本国籍かつ商用・観光などの目的で90日以内の滞在であれば、ビザ免除プログラムを利用でき、ビザは不要となります。
入国審査
シカゴへの到着後、入国審査が必要となります。この審査では、顔写真の撮影、指紋の確認、そして入国管理官との対話などが行われます。
税関検査
アメリカに入国する際には、税関検査が必ず実施されます。申告すべき物品がある場合、税関申告用紙に該当事項を記入して提出する必要があります。ESTAで入国する場合は不要です。
出国に必要な手続き
アメリカ(シカゴ)からの出国(日本への帰国)に必要なアイテムと手続きについて説明します。忘れ物や手続きミスがあると、帰国できない可能性があるため、十分な準備と確認が重要です。
必要なもの
パスポート
入国時と同じく、パスポートは必須です。出国審査などでパスポートを見せる必要があるため、いつでも取り出せるように保管しておくことが重要です。
航空券
帰国時にも、航空券の形式(紙のチケットか電子チケット)をチェックし、必要に応じてすぐに提示できる位置にしまっておくこととスムーズに出国手続きを進められます。
クレジットカード
出国前の最終的な支払いや、緊急時の費用にはクレジットカードが役立ちます。さらに、現地のATMを使って現金を引き出すこともできるので、手元の現金が少ない状況でも心配いりません。
日本円
ある程度の日本円を用意しておくと、帰国時の空港での食事や移動で困りません。
必要な手続き
Visit Japan Web
Visit Japan Webは、日本への入国審査、税関申告、携帯品・別送品申告に必要な情報を事前に登録できるオンラインサービスです。登録自体は必須ではないものの、帰国後の手間を省くために利用することが推奨されます。
検疫手続き
日本への入国時、動物、植物、特定の食品などを持ち込む場合は、検疫の対象となります。これらのアイテムを持ち込む際には、関連する検疫手続きを事前に理解し、適切な申告を行うことが求められます。
別送品の手続き
別送品とは、旅行先から郵送で日本に送る荷物を指します。このような荷物がある場合は、必ず帰国時に税関で申告と手続きを行いましょう。別送品の内容や価格によっては、関税や税金が発生する可能性があるため、事前に詳細を確認しておくことが重要です。
Q&A
よくある質問
- シカゴから日本に帰国するときはコロナウイルス関連の証明書が必要ですか?
- 2024年1月現在は不要です。
- シカゴに渡航するときはコロナウイルス関連の証明書やワクチン摂取が必要ですか?
- 2024年1月現在は不要です。
- シカゴの治安について教えてください。
- シカゴの治安は悪化していると言われています。現地で外出するときはスリや置き引き、ひったくりなどに注意が必要です。
- シカゴで急病になったときはどうすればよいですか?
- 診療を受けるためには事前の予約が必要です。アメリカでは専門医制度が導入されており、医師からの紹介で別の病院を紹介されることもあるため、その際は指示に従いましょう。
- シカゴで受診前に準備するものはありますか?
- パスポートなどの身分証明書以外に、海外保険に加入している場合は保険証もあるとよいでしょう。通訳が必要な場合は事前の予約が必要となることがあります。
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渡航先のワクチン情報をチェックしましょう。
Information
各国で流行している感染症
渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。
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Reservation
海外渡航前には
ゆとりをもってワクチン接種を。
渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。