ブルンジ渡航前の推奨ワクチン

首都がギテガのブルンジは、東アフリカに位置する国です。ルワンダ・タンザニア・コンゴ民主共和国と隣接しています。ブルンジ渡航にあたり、事前に接種が推奨されるワクチンは、A型肝炎・麻疹・風疹・水痘・新型コロナウイルス・インフルエンザなどのワクチンです。

A型肝炎
感染経路 A型肝炎は、A型肝炎ウイルスによる感染症で、肝臓の炎症を引き起こします。主に汚染された生水や食べ物から感染することが多いですが、近年は性行為によって感染する事例も増えています。
症状 潜伏期間は約1カ月で、症状は急な発熱、全身の倦怠感、嘔吐、黄疸などです。
ワクチンについて 予防接種を受ける場合、2回目の接種は1回目から2週間から4週間後に、3回目の接種は6カ月後に受けます。
麻疹
感染経路 麻疹は、感染力が強い感染症で、はしかとも呼ばれます。飛沫感染や接触感染だけでなく、同じ空間にいるだけでも感染する可能性があります。
症状 麻疹の主な症状は、発熱、鼻水、体中の赤い発疹などです。
ワクチンについて ワクチン接種は4週間の間隔を空けて2回行います。MR(麻疹・風疹の混合)ワクチンとして接種することも可能です。
風疹
感染経路 風疹は、風疹ウイルスが原因で起こる感染症です。主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
症状 潜伏期間は約2〜3週間で、発症すると発熱や発疹、リンパ節の腫れなどが現れます。まれに重篤な合併症が現れる可能性があります。
ワクチンについて ワクチン接種は2回で、1回目と2回目の間隔は4週間以上です。
水痘
感染経路 水痘はみずぼうそうとも呼ばれ、水痘帯状疱疹ウイルスが原因で発症します。主な感染経路は、感染者の咳やくしゃみを吸い込む空気感染・飛沫感染、ウイルスが付着した手で粘膜に触れる接触感染です。
症状 水痘の主な症状は、全身の赤い発疹、発熱などです。
ワクチンについて 水痘・帯状疱疹ワクチンを接種する場合は、1回目の接種から4週間以上空けて、2回目の接種を行います。
新型コロナウイルス感染症
感染経路 新型コロナウイルスは、2019年12月以降、世界的に流行している感染症です。感染経路は、主にエアロゾル感染、飛沫感染、接触感染です。感染予防には、こまめな手洗い、換気、マスク着用などが効果的と言われています。
症状 主な症状は全身の倦怠感、発熱、鼻汁、頭痛などです。一般的な風邪と区別がつかないこともあります。
ワクチンについて ワクチン接種は、前回の接種から3カ月以上空けて行います。
インフルエンザ
感染経路 インフルエンザとは、インフルエンザウイルスが原因の呼吸器感染症です。主な感染経路は接触感染と飛沫感染で、感染予防にはマスク、手洗いうがいが効果的です。
症状 多くの場合は1週間ほどで軽快しますが、重症化するリスクもあります。主な症状は、高熱・全身の倦怠感・筋肉痛・頭痛などです。
ワクチンについて インフルエンザワクチンを接種する場合、原則として13歳以上は1回、13歳未満の子どもは2回の接種を行います。

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各種ワクチン金額相場

ブルンジに渡航する際、接種が推奨される各種ワクチンの情報は、以下のとおりです。

ワクチン名 相場価格/回
A型肝炎ワクチン 1万円前後/回
MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン 1万円前後/回
水痘・帯状疱疹ワクチン 5,000〜1万円/回
新型コロナ(mRNA)ワクチン 0円(令和6年4月以降は原則有料)/回
インフルエンザワクチン 3,000〜5,000円/回

ブルンジ渡航前ワクチン(予防接種)を
接種する時期と必要回数

ブルンジへ渡航する際、接種が推奨される各種ワクチンの情報は、以下のとおりです。

病名 ワクチンの種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 8週間 3ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 1回目 2回目 3回目
麻疹・風疹 生ワクチン 1回目 2回目
水痘・帯状疱疹 生ワクチン 1回目 2回目
新型コロナウイルスワクチン mRNAワクチン 1回目 2回目
インフルエンザ 不活化ワクチン 1回目 2回目

病名 ワクチンの種類
A型肝炎 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 2回目 3週間 2回目
4週間 2回目 8週間 2回目
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 3回目 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
麻疹・風疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
水痘・帯状疱疹 生ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
新型コロナウイルスワクチン mRNAワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 8週間
3ヶ月 2回目 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
インフルエンザ 不活化ワクチン
期間
0日 1回目 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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2回目までの接種間隔は、A型肝炎が2週間~4週間、麻疹・風疹・水痘・帯状疱疹・インフルエンザが4週間です。また、生ワクチンは接種後4週間他のワクチン接種ができません。予防接種は計画的に進めていくことが大切です。

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ブルンジの基本情報

東アフリカ内陸部に位置するブルンジの宗教や気候などは、このとおりです。

国名 ブルンジ(Republic of Burundi) 通貨 ブルンジ・フラン
言語 仏語、キルンジ語 チップの習慣 基本的にチップの習慣はありません。
宗教 カトリック、プロテスタント 文化 コーヒーや紅茶の品質が高いことが特徴です。
気候 熱帯気候であるものの、国土の多くは標高2,000メートル程度にあり、比較的涼しいことが特徴です。9月は1年の中でも最も熱く、30℃以上になる日もあります。 時差情報 -7時間(日本の方が7時間進んでいます)
服装 朝夕は冷え込むこともあるため、セーターやフリースを持っていきましょう。 治安情報 ブルンジ 危険・スポット・広域情報

ブルンジの渡航情報

ブルンジに渡航する際、滞在期間に関わらずビザの取得が必要です。なおブルンジでは、2021年12月からブジュンブラ国際空港にて、事前申請不要のアライバルビザの発行が再開されています。アライバルビザとは、現地到着時に取得できるビザのことです。1カ月滞在と、3日間滞在で料金が異なります。

ビザ情報 滞在日数にかかわらず、ビザの取得が必要です。
パスポートの必要有効残存期間 入国時に6カ月以上の残存期間が推奨されています。
入国カードの記入について オンラインでの手続きが必須です。

入国に必要な手続き

ブルンジに入国するときに必要な手続きは、入国審査と税関審査の2つです。入国の際は、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示が求められるため、事前に用意しておきましょう。

必要なもの(航空券、パスポートなど)

ブルンジへの入国審査で必要なものは、以下のとおりです。

パスポート
ブルンジへ渡航する際には、パスポート有効残存期間が6カ月以上あることを確認しておきましょう。


航空券
ブルンジと日本間の航空券が必要です。日本からブルンジまでの直行便はないため、経由便を手配します。航空券は、航空会社や専門会社などを介して入手します。


ビザ
ブルンジは滞在日数にかかわらず、ビザの取得が必要です。ただし、2021年12月からブジュンブラ国際空港にてアライバルビザの取得が可能となりました。アライバルビザを取得する場合は、1カ月滞在で90米ドル、3日間滞在で40米ドルの支払いが必要です。


イエローカード
アフリカでは、特定の国に入国したり複数の国に渡航したりする際に、黄熱の予防接種証明書(イエローカード)の提示を求められる場合があります。ブルンジでも入国の際にイエローカードの提示を求められるため、事前に黄熱の予防接種を受け証明書を入手しておきましょう。


必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)

ブルンジ入国に必要な手続きは、以下のとおりです。

入国審査
航空会社のカウンターで搭乗券を受け取るときは、パスポートと往復の航空券、イエローカード、出入国カードが必要です。出入国カードは事前にオンラインで手続きする必要があり、空港到着時にオンライン登録済の画面を係員に提示します。


税関検査
ブルンジの税関調査では、無作為に開梱が求められ、課税対象となるものがないかなどを確認されます。


ビザ申請
ブルンジ渡航する場合、滞在日数にかかわらずビザの取得が必要です。ただし、2021年12月からブジュンブラ国際空港でも、アライバルビザの取得が可能になりました。


出入国カードのオンライン手続き
ブルンジでは、出入国カードの記入が必要です。紙のカードは廃止されており、事前にオンラインで手続きする必要があります。


出国に必要な手続き

ブルンジの出国手続きは、2〜3時間前から可能です。セキュリティ・チェックなどで時間を要することもあるため、時間には余裕をもって行動しましょう。

必要なもの(航空券、パスポートなど)

ブルンジ出国に必要なものは以下のとおりです。

パスポート
航空券を受け取るときは、パスポートの提示が必要です。


航空券
航空会社のカウンターにて、航空券とパスポート、出入国カードを提示する必要があります。提示したものに不備がなければ、飛行機の搭乗券が渡されます。


必要な手続き(ビザ申請、入国審査、税関検査など)

ブルンジ出国に必要な手続きは、以下のとおりです。

セキュリティ・チェック
セキュリティ・チェックでは、課税対象となるものがないか、危険物などの持ち込みがないかをチェックされます。当然ですが、武器や弾薬類などの持ち出しは禁止です。


税関手続き
20万ブルンジ・フラン、もしくは1万米ドルに相当する額以上の外貨を持ち出す場合は、事前申告が必要です。高額商品も、価格や内容によって課税の対象となることがあります。


搭乗手続き
セキュリティ・チェックで問題がなければ、航空会社にパスポートと搭乗券を提示し、飛行機に搭乗します。あらかじめ手元に準備しておくと、スムーズに搭乗できます。


Visit Japan Webの準備
日本へ入国した際の手続きを迅速化するために、Visit Japan Webというサービスが導入されています。事前に登録を行い、登録完了時に発行されるQRコードを入国審査官に提示するだけで、審査をスムーズに進められます。


Q&A

よくある質問

黄熱はどのような感染症ですか?
黄熱は、蚊(主にネッタイシマカ)を媒介して感染する感染症で、アフリカや中南米などの地域で流行しています。多くの場合、黄熱に感染しても無症状もしくは軽症で済みますが、まれに重症化・死亡のおそれがあります。黄熱はワクチン接種により予防することが可能です。
ブルンジ渡航前に新型コロナウイルスのワクチン接種は必要ですか?
2024年2月現在、ブルンジの出入国にあたり、新型コロナウイルス感染症の陰性証明書やワクチン接種証明書の提示は必要ありません。
その他、ブルンジで警戒するべき感染症はありますか?
ブルンジはマラリア感染地域です。夕方から夜間の肌の露出は避けて、虫除けスプレーや就寝時の蚊帳を使用して、防蚊対策をしてください。赤痢やコレラも流行していますので、生水や生ものの飲食は避けるようにしましょう。
ブルンジでマラリア薬の予防内服はするべきですか?
2週間以上滞在し、屋外で活動するような場合はマラリア薬の予防内服が望ましいとされていますが、副作用もあります。専門医に必ず相談してください。
ブルンジでビザの取得は必要ですか?
ブルンジに渡航する場合、滞在日数にかかわらず、ビザの取得が必要です。2021年12月から、ブジュンブラ国際空港にて事前申請が不要のアライバルビザの取得が可能です。

Popular place

人気の渡航先

今後行く可能性が高い、
渡航先のワクチン情報をチェックしましょう。

ミクロネシア

マーシャル

ボスニア・ヘルツェゴビナ

Information

各国で流行している感染症

渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。

マラリア

腸チフス

ヒトパピローマウイルス

Colum

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Reservation

海外渡航前には
ゆとりをもってワクチン接種を。

渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。

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