アゼルバイジャン渡航前の推奨ワクチン

首都バクーのアゼルバイジャンは、中央アジアと東ヨーロッパに位置する国です。ロシア・ジョージア・アルメニア・イランと隣接しています。中央アジアと東ヨーロッパに分類されるアゼルバイジャンで接種が望ましいワクチンは、A型肝炎・麻疹・風疹・水痘・新型コロナウイルス・インフルエンザなどのワクチンです。

A型肝炎
感染経路 A型肝炎は、A型肝炎ウイルスが原因で起こる病気です。A型ウイルスに感染したことがない方、もしくはワクチン未接種の方が、汚染した食べ物・飲み物を接種することによって感染します。また、性交渉も原因で感染することもあります。
症状 A型肝炎の主な症状は、発熱・倦怠感・吐き気・嘔吐などです。
ワクチンについて ワクチン接種の間隔は、1回目接種後2週間〜4週間の間隔で2回目、3回目の接種は、2回目のワクチンから6カ月後に行います。
麻疹
感染経路 麻疹(はしかとも呼ばれる)は、ウイルスの中でも最も感染力が強い感染症です。飛沫や接触はもちろん、同じ空間にいるだけでも感染する可能性があります。
症状 麻疹の主な症状は、発熱・鼻水、口腔粘膜の斑点などです。
ワクチンについて ワクチン接種は2回行い、4週間間隔で行います。ワクチンは、MR(麻疹・風疹の混合)ワクチンとして接種するのも可能です。
風疹
感染経路 風疹は、風疹ウイルスが原因で起こる病気です。主な感染経路は、感染者の咳やくしゃみを吸い込んだことによる飛沫感染、ウイルスが付着した手で手や口に触れる接触感染があります。
症状 風疹の主な症状は、発熱や発疹・リンパ節の腫れなどです。2,000人~5,000人に1人の割合で、合併症で重症化する可能性があります。
ワクチンについて ワクチン接種は2回で、1回目と2回目の間隔を4週間空けて行います。
水痘
感染経路 水痘は、みずぼうそうのことです。水痘帯状疱疹ウイルスという、1種のヘルベスウイルスが原因で発症します。感染経路は、感染者の咳やくしゃみを吸い込む空気感染・飛沫感染、ウイルスが付着した手で粘膜に触れる接触感染があります。
症状 水痘の主な症状は、頭・腹部を中心に広がる赤い発疹です。また、発熱するケースもあります。
ワクチンについて 水痘・帯状疱疹ワクチンとして接種する場合は2回接種が必要で、1回目から4週間後に2回目の接種を行います。
新型コロナウイルス
感染経路 新型コロナウイルスは、野生コウモリ由来のウイルスが直接、あるいは間接的に人に飛び火して起こるものです。新型コロナウイルスの感染経路は、空中のウイルスを吸い込むエアロゾル感染、ウイルスを含む飛沫が粘膜に付着する飛沫感染、ウイルスが付着した手で粘膜に触れる接触感染があります。
ワクチンについて ワクチンは、初回のワクチン接種から3カ月以上空けて追加接種を行います。
インフルエンザ
感染経路 インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因の呼吸器感染症です。インフルエンザの主な感染経路は、接触感染と飛沫感染の2つです。空気感染はしません。
症状 多くの場合は1週間ほどで軽快しますが、免疫力が低下していたり、持病を持っていたりする方は、重症化リスクがあります。
ワクチンについて 入院や死亡の可能性もあるため、予防が重要です。インフルエンザワクチンの接種は13歳以上の場合は原則1回とされていますが、13歳未満は2回接種しましょう。2回目の接種は、1回目から4週間後です。

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各種ワクチン金額相場

アゼルバイジャンへ渡航する際、接種が推奨される各種ワクチンの情報は、以下のとおりです。

ワクチン名 相場価格/回
A型肝炎ワクチン 1万円前後/回
MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン 1万円前後/回
水痘・帯状疱疹ワクチン 5,000〜1万円/回
新型コロナ(mRNA)ワクチン 0円(令和6年4月以降は原則有料)/回
インフルエンザワクチン 3,000〜5,000円/回

当クリニックでは、A型肝炎ワクチン・MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン・水痘・帯状疱疹ワクチン・新型コロナ(mRNA)ワクチン・インフルエンザワクチンを取り扱っております。

アゼルバイジャン渡航前ワクチン(予防接種)を
接種する時期と必要回数

病名 ワクチンの種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 8週間 3ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR(麻疹・風疹) 生ワクチン 初回 2回目
水痘・帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
新型コロナウイルス感染症 mRNAワクチン 初回 2回目
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
病名 ワクチンの種類
A型肝炎 不活化ワクチン
期間
0日 初回 1週間
2週間 2回目 3週間 2回目
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 3回目 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
MR(麻疹・風疹) 生ワクチン
期間
0日 初回 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
水痘・帯状疱疹 生ワクチン
期間
0日 初回 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
新型コロナウイルス感染症 mRNAワクチン
期間
0日 初回 1週間
2週間 3週間
4週間 8週間
3ヶ月 2回目 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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病名 ワクチンの種類
インフルエンザ 不活化ワクチン
期間
0日 初回 1週間
2週間 3週間
4週間 2回目 8週間
3ヶ月 5ヶ月
6ヶ月 12ヶ月
18ヶ月 24ヶ月
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2回目までの接種間隔は、A型肝炎で2週間~4週間、麻疹・風疹、水痘・帯状疱疹、インフルエンザは4週間です。新型コロナウイルスは、3カ月以上となります。ワクチンによって待機期間が異なるため、予防接種は計画的に進めましょう。

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アゼルバイジャンの基本情報

首都バクーのアゼルバイジャンは、西アジアと東ヨーロッパの間に位置する国です。ロシア・ジョージア・アルメニア・イランと隣接しており、日本との時差はおよそ5時間です。アゼルバイジャンの言語や気候などは、このとおりです。

国名 アゼルバイジャン共和国(Republic of Azerbaijan) 言語 主としてアゼルバイジャン語
宗教 イスラム教シーア派 気候 夏は暑く、冬は寒くと、バランスの取れた気候です。年間を通して風が強く、湿気は低いため快適に過ごせます
服装 ・25度以上であれば半袖
・25度を切る場合は長袖があると安心です。さらに気温を下回る場合は、セーターやフリース、コートを用意しておきましょう
通貨 マナト
チップの習慣 基本的にチップの習慣はありません。ただし、外国人向けの場所ではチップを要求されるケースがあります 文化 さまざまな文化があります
時差情報 アゼルバイジャンは、-5時間(日本の方が5時間進んでいます) 治安情報 アゼルバイジャン 危険・スポット・広域情報

アゼルバイジャンの渡航情報

アゼルバイジャンに渡航する際、滞在期間にかかわらずビザが必要です。30日以内であれば、オンラインでビザの取得が可能です。また、アゼルバイジャンに15日以上滞在する場合は、入国後に滞在登録が必要です。

ビザ情報 滞在日数にかかわらず、ビザの取得が必要(30日以内であればオンラインより申請可能)
滞在登録 15日以上滞在する場合は、入国後に滞在先宿泊施設、移民局などで申請が必要
パスポートの必要有効残存期間 アゼルバイジャン入国時に6カ月以上の期間が必要
入国カードの記入について 出入国カードの記入は必要ありません

入国に必要な手続き

アゼルバイジャンに入国するときに必要な手続きは、入国審査と税関審査の2つです。

必要なもの
アゼルバイジャンへの入国審査で必要なものは、以下のとおりです。

パスポート
アゼルバイジャンへの渡航は、必要有効残存期間が6カ月以上のパスポートが必要です。


航空券
アゼルバイジャンと日本間の航空券が必要です。航空券の購入は、航空会社や旅行会社などを介して手配します。


ビザ
アゼルバイジャンは滞在日数にかかわらず、ビザの取得が必要です。30日以下の滞在であれば、ヘイダル・アリエフ国際空港にて申請できます。30日を超える場合は、アゼルバイジャン大使館で査証が必要です。


必要な手続き
アゼルバイジャン入国に必要な手続きは、以下のとおりです。

ビザ申請
アゼルバイジャン渡航の際は、ビザの取得が必要です。30日以内の場合は、オンラインより申請が可能です。30日以上の場合は、アゼルバイジャン大使館で査証を申請しましょう。


入国審査
航空会社のカウンターで搭乗券を受け取るときは、パスポートと往復の航空券の提示が必要です。ビザを取得していないと、入国できないため注意してください。さらにパスポートの有効残存期間は、6カ月です。また、アゼルバイジャンは隣国アルメニアとの間で紛争があるため、すでにアルメニアを訪れている場合は、厳しい審査が行われる可能性があります。


税関検査
アゼルバイジャンの税関検査は、厳しい傾向にあります。所有している荷物のX線検査をします。そして、税関職員によって荷物を一つずつチェックされる事例もあります。アゼルバイジャンの税関検査が厳しい理由としては、麻薬の密輸ルートになっていることが挙げられます。スムーズに入国するためには、手荷物を最小限にすることも検討してみましょう。


出国に必要な手続き

アゼルバイジャンの出国手続きは、航空会社によって異なりますが出発の3時間前などから検査を受けられます。セキュリティチェックで想定外の時間を要することもあるため、余裕を持った行動をしましょう。

必要なもの
アゼルバイジャン出国に必要なものは以下のとおりです。

パスポート
航空券を受け取る際に、パスポートの提示が必要です。


航空券
航空会社のカウンターにて、航空券とパスポートの提示をする必要があります。パスポートと航空券に不備がなければ、飛行機の搭乗券が渡されます。


必要な手続き
アゼルバイジャン出国に必要な手続きは、以下のとおりです。

セキュリティチェック
セキュリティチェックでは、所有している荷物を職員に渡して、X線検査を行います。当然ですが、武器や弾薬類、暴力テロ活動の宣伝物等の持ち込みは禁止されています。セキュリティチェックでは、予想外に時間を要するケースもあるため、時間には余裕を持って行動しましょう。


搭乗手続き
セキュリティチェックで問題がなければ、航空会社にパスポートと搭乗券を提示し、飛行機に搭乗します。あらかじめ手元に準備しておくと、スムーズに搭乗できます。


Q&A

よくある質問

アゼルバイジャン渡航ではワクチン接種は義務化されていますか?
2024年2月現在、アゼルバイジャン渡航では、ワクチン接種は義務化されていません
アゼルバイジャン渡航でワクチン接種の証明書は必要ですか?
2024年2月現在、ワクチン接種の証明書は必要ありません。先述したとおり、ワクチン接種も義務化されていません。
アゼルバイジャン渡航前に接種するべきワクチンはありますか?
アゼルバイジャンでワクチンの接種は義務化されていませんが、A型肝炎ワクチン・MR(麻疹・風疹の混合)ワクチン・水痘・帯状疱疹ワクチン・インフルエンザワクチン・新型コロナ(mRNA)ワクチンなどの接種が推奨されています。
アゼルバイジャン渡航にビザは必要ですか?
アゼルバイジャンの渡航では、滞在日数にかかわらずビザの取得が必要です。
アゼルバイジャンのビザの査証はどこでできますか?
30日以内の滞在であれば、オンラインで査証の申請ができます。30日以上の滞在に関しては、アゼルバイジャン大使館にて査証を申請しましょう。また、アゼルバイジャンに15日以上滞在する場合は、入国後に滞在登録が必要です。

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Information

各国で流行している感染症

渡航先の近くで流行している、または、今後国内で発生するリスクのある感染症を予習しておきましょう。

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腸チフス

ヒトパピローマウイルス

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Reservation

海外渡航前には
ゆとりをもってワクチン接種を。

渡航先や目的によって予防接種の種類はさまざま。
複数回摂取が必要なワクチンも。
以下よりワクチンのご予約が可能です。

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