公開日:2025.05.29更新日:2025.05.29

ネパールの観光アライバルビザの取得方法とは?申請に必要なものや手順、よくある質問について解説


「ネパール入国に必要なアライバルビザの概要が知りたい」「アライバルビザの申請に必要なものや申請手続きについて知りたい」と考えている方は多いのではないでしょうか?

ネパール入国には、観光のアライバルビザ、Eビザ、紙ビザの3タイプのビザが使えます。

その中でも、事前申請なしで取得できるアライバルビザはもっとも利用者が多いビザでしょう。

しかし、アライバルビザの取得方法がよく分からない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、ネパール入国に利用できるネパールアライバルビザやそのほかのビザの概要、必要なもの、アライバルビザの申請方法、よくある3つの質問についてご紹介します。

ネパール入国に必須のアライバルビザの取得方法が知りたい方は必見です。

ネパールのアライバルビザとは?申請に必要なもの

ネパールのアライバル観光ビザには、以下の3つの種類があります。

  • 15日間ビザ:30ドル(約5,509円)
  • 30日間ビザ:50ドル(約7,249円)
  • 90日間ビザ:125ドル(約18,123円)

※1ドル=144.98円で計算

カトマンズにあるトリブバン国際空港や、インド・ネパール間の陸路国境のイミグレーションなどで取得できます。10歳未満の子どもは無料ですが、ビザ申請は必須です。

ネパールのアライバルビザ申請に必要なものは以下のとおりです。

  • 残存期間が6カ月以上あるパスポート
  • アライバルビザ申請料金(米ドルが理想)
  • ビザ申請書
  • 申請済みレシート

これらのものを準備した上で、アライバルビザの申請に臨みましょう。

Eビザ・紙ビザの申請も可能

ネパールの観光ビザには、事前申請のEビザと、大使館で申請する紙ビザもあります。

 

【Eビザの料金】

  • 15日間ビザ:30ドル(約5,509円)
  • 30日間ビザ:50ドル(約7,249円)
  • 90日間ビザ:125ドル(約18,123円)

【Eビザの申請フロー】

  1. ネパール政府移民局の公式サイトにアクセス
  2. 国籍やパスポート番号、生年月日等を入力
  3. 滞在先や滞在目的、パスポートコピーを入力
  4. 提出用IDが付いた申請書をPDFで保存(到着時に必要)

なお、Eビザは申請後15日以内に入国しないと無効になってしまうので注意しましょう。

 

【紙ビザの料金】

  • 15日間ビザ:5,000円
  • 30日間ビザ:8,000円
  • 90日間ビザ:19,000円

【紙ビザの申請フロー】

  1. オンライン申請フォームを作成
  2. 来館や郵送で申請書類を提出
  3. 紙のビザの受けとり(5日前後で返送)

2025年5月11日時点のレートでは、15日間ビザを申請する場合、紙ビザがもっとも安いです。

ただし、レートの変動によって、割安度合いは変化します。

申請に手間と時間がかかるため、時間に余裕がない方はアライバルビザかEビザを申請するのがおすすめです。

引用元

Embassy of Nepal Tokyo|日本国籍の方のネパール入国について

Ministry of Home Affairs Department of Immigration

ネパールのアライバルビザの取得手順

ネパールのアライバルビザを取得するためには、到着してから所定の手続きをする必要があります。

ここでは、トリブバン国際空港を例にとって、その申請手順をご紹介します。

1.電子端末で個人情報を入力

トリブバン国際空港に到着すると、イミグレーションの手前にアライバルビザの登録機械が置かれています。

その機械にパスポートを読み込ませたら、日本の住所や電話番号、ビザの日数、出発した空港、ネパールでの滞在先などの情報を入力しましょう。

登録が完了したら申請内容がスクリーンに表示されるため、必ず写真を撮ります。

2.支払いカウンターへ移動

次に支払いカウンターで申請内容の写真を見せて、日本円か米ドルでビザ申請料金を支払いましょう。

クレジットカードが使えないリスクに備えて、現金を準備しておくのが安心です。

料金を支払うと証明の紙がもらえるため、なくさないようにとっておきましょう。

3.パスポートにビザ・入国スタンプを押してもらう

そして、「On Arrival Tourist Visa」レーンを進み、支払い証明の紙とパスポートを提示すれば、入国することができます。

Eビザなら1と2の手順をスキップできてよりスムーズです。

ネパールのアライバルビザについてよくある3つの質問

ネパールのアライバルビザについては、以下のような質問がよくあります。

  1. アライバルビザの手続きがよく分からない場合は?
  2. ネパールの観光ビザは延長できるの?
  3. ビザ以外に求められる申請書類は?

ここでは、これらの疑問に対する答えをチェックしてみましょう。

Q1.アライバルビザの手続きが分からない場合は?

アライバルビザの電子端末の操作が分からない場合は、機械の近くに立っている職員に英語で「Could you show me how use it ?」などと聞いてみましょう。

申請内容を確認しながら、情報の入力をサポートしてくれますよ。

Q2.ネパールの観光ビザは延長できるの?

ネパールの観光ビザは、1回に限り延長することができます。

ネパールのビザは1年間で150日まで取得できる決まりです。そのため、「150日分 - 取得したビザ日数」が観光ビザを追加申請できる日数です。

ちなみに、年をまたぐと150日のルールがリセットされるため、日程をうまく調整すれば、300日間連続でネパール滞在することも不可能ではありません。

長期間にわたってネパールを観光したいと考えている方は要チェックです。

Q3.ビザ以外に求められる申請書類は?

ネパール入国に求められる申請書類はビザのみですが、特定の伝染病が流行しているタイミングなどには、例外的にワクチン接種証明書や健康診断書などが求められる場合もあります。

ネパールに渡航する前に、必要な申請書類についてチェックしておきましょう。

ネパール入国に備えてアライバルビザの申請手順をチェックしよう!

この記事では、ネパール旅行するのに欠かせないアライバルビザやEビザ、紙ビザの概要や申請方法、アライバルビザの取得の流れ、よくある3つの質問についてご紹介しました。

ネパール入国には必ずビザが必要です。

空港や陸路国境で事前準備なしで取得できるアライバルビザは、日本人旅行客の間ではもっともポピュラーなビザのタイプとなっています。

支払いカウンターでVISAやMastercardの表記があっても、なぜかクレジットカード決済に対応していないケースも報告されているため、必ず相当額の現金を持っていきましょう。

また、安全にネパール旅行を楽しむためには、病気・伝染病を予防するワクチン接種をしておくことが重要です。

ネパールではA・B型肝炎や腸チフス、狂犬病、破傷風、日本脳炎といった病気にかかる可能性があり、ワクチン接種はこれらのリスクを抑えてくれます。

ワクチンNaviでは、ネパールでかかってしまうリスクのある病気の特徴やワクチン接種の概要を分かりやすく解説。費用相場やおすすめのクリニックについてもご紹介しています。

ネパール旅行を安全に過ごすためにも、ワクチン接種は忘れずに行いましょう。

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記事担当:ワクチンナビ編集部

「ワクチンNavi」 は渡航前に確認しておきたい感染症の情報や、旅行・渡航に役立つ豆知識など様々な情報を発信しております。

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