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公開日:2025.05.29更新日:2025.05.29
「海外旅行の計画を立てる際に、物価の高い国についても知っておきたい」「コスパよく海外旅行するコツについて知りたい」と考えている方は多いのではないでしょうか?
ヨーロッパや北米、東南アジアを中心として、物価の高い国は数多くあります。渡航先の選択しだいで、海外旅行のコスパや充実度は大きく変わってくるのは必然です。
しかし、物価の高い国について具体的にはよく分からないという方も多いでしょう。
本記事では、物価の高い国・安い国を判断するポイントや物価の高い国ランキングTOP5、物価の高い国でもコスパよく旅行を楽しめる3つのコツについてご紹介します。
海外旅行の渡航先選びに悩んでいる方は、物価の高い国も選択肢に検討してみては?
物価の高い国・安い国を判断するポイントは、日本の物価で考えた時の割高・割安感です。
サービスを受けたときに日本よりも割高だと物価が高く、割安だと物価が安いとなります。
例えば、日本では1,000円以内でランチが食べられるお店も多いですが、物価が高い国だと2,000円を超えてしまったり、一方で物価が安い国だと500円以内で食べられたりします。
同様に、スーパーで売られている生鮮食料品や日用品、公共交通機関の運賃など、普段日本で同じサービスに支払っている料金との比較で、物価の高い・安いが決まるのです。
そのため、一般的にいわれている“物価が高い国”は全体として日本よりも割高、“物価が安い国”は全体として日本よりも割安な国とすることができます。
ただし、旅のスタイルによっても物価の感覚は変わるでしょう。
外食中心で旅行を楽しみたい方は外食費のコスパで物価を判断し、ツアー中心でまわる方はツアー料金で判断します。
自分の旅のスタイルやプランごとに、渡航先の物価の高い・安いを考えましょう。
最新のデータによると、物価の高い国には以下の5つの国が挙げられます。
また、物価の高い都市ランキングで見ると、以下のようになっています。
出典
Bloomberg|Top 15 Costliest Cities For Luxury Living
このように、国別・都市別ランキングは少し異なります。
しかし、物価が高い国TOP5にランクインしていない国でも、都市によっては物価が高い場所もあると分かるでしょう。
ここでは、物価が高い国別の特徴や、具体的な物価水準についてご紹介します。
香港は名だたる物価ランキングで上位に輝く、世界でもトップレベルに物価が高い国です。
その背景には、土地不足と不動産投資による家賃の高騰が。
香港の都市部で1ルームアパートを借りるとなると、最低でも20万円以上はかかります。
ファミリー向けの広めのアパートともなれば40~60万円にのぼることもあり、香港の物価全体を牽引しています。
香港のレストランでの外食費や娯楽費、宿泊費は料金が高い傾向があるものの、生鮮食料品や日用品に関してはそこまで物価は高くはありません。
シンガポールも香港同様に、家賃が全体の物価を牽引しているタイプの物価が高い国。
マレーシア人・華僑・インド系の人たちが共生して暮らす多民族国家の一つです。
日本人にとっては、東南アジア圏・中華圏・インド圏のグルメが満喫できる国としても魅力的ですよ。
カレー風味の麺料理のラクサやシンガポール鶏飯、チリクラブ、豚のスペアリブを漢方スープとニンニクで煮込んだバクテーなど、グルメもうなる逸品の数々が楽しめます。
大型客船型のプールがホテル最上階にあるマリーナベイサンズや、高層ビル群を背景に自然と都市とが調和した景観が堪能できるマーライオンなど、日本人からの人気も高いです。
宿泊費や観光費を中心に物価が高めですが、食堂のような場所で食事をとれば1,000円前後に抑えられることも。
また、交通費も日本よりも少し安いくらいの水準です。
スイスは首都のチューリッヒを中心に物価が高く、自然が豊かな国として知られています。
世界中のお金持ちがバカンスにやってくることでも知られ、年間を通して物価が高めです。
アルプス山脈の麓のスキー場や緑豊かなハイキングコースなど、大自然を満喫できる観光・娯楽スポット、トレッキングコースが豊富なので、体を動かしたい方におすすめ。
スイスの物価は全体的に高く、日本の2~3倍の物価だと考えておくのが妥当でしょう。
アイスランドは、氷河や火山、地底から湧き出る温泉、美しいオーロラなど圧倒的な自然の景色やエネルギーを肌で感じられる国です。
日本の2~2.5倍程度の物価感となっています。
スイスほどではありませんが、2倍以上の物価だと考えておいたほうがよいでしょう。
アイルランドは、イギリスの西隣にあるケルト文化が根付く島国です。
音楽や文学などの文化が根付くダブリンやモハーの断崖、伝統的なパブ文化が楽しめるのが魅力だといえます。
アイルランドの物価は日本の1.5倍くらいの水準です。
ちゃんとしたレストランで食べようとすると、コストがかかってしまいます。
物価が高い国での滞在をコスパよく済ませるためには、以下の3つの点を押さえましょう。
海外旅行の出費で大きな割合を占めるのが往復航空券代と宿泊費です。
渡航日2カ月前までに安い航空券を購入して、可能ならば自炊可能なキッチン付きの宿泊場所を選びましょう。
また、海外では外食費が高くついてしまうことが多いです。
そのため、本当に訪れたい飲食店に目星をつけて食べに行き、それ以外は節約モードで旅をするのもよいでしょう。
この記事では、物価の高い国・安い国を決めるポイントや物価の高い国TOP5の特徴やリアルな物価水準、コスパよく旅行するために押さえておきたいポイントをご紹介しました。
一般的に物価の高い国は香港やシンガポールなどといわれていますが、実際に滞在してみるとスイスやアイスランドなど、欧州の国のほうが体感的な物価は高く感じられるでしょう。
また、海外旅行の際には、ワクチン接種は欠かせません。
ワクチンNaviでは、渡航先別に推奨されるワクチンや接種期間、費用相場、おすすめのクリニックなどが分かります。
安心・安全な海外旅行を実現するために、推奨されるワクチンは必ず打っておきましょう。
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