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公開日:2025.10.28更新日:2025.10.28

「シンガポール旅行にどれくらい費用がかかるか知りたい」「2泊3日や1週間だといくら必要?」と、シンガポールへの旅行に興味を持ったとき、費用面が気になる方も多いでしょう。日本から直行便で約7時間半で行けるシンガポールは、中華系やマレー系、インド系など、さまざまな文化が融合する魅力的な国です。旅行の際は、食や移動の仕方を工夫すれば、コスパよく旅行することも可能です。
本記事では、シンガポール旅行の日数別の旅行費用目安や各費用の内訳、費用を抑えて旅行できる時期について解説します。
記事の内容を参考に、シンガポール旅行の準備を始めましょう。
※本記事では、2025年10月時点のレートを参考に1シンガポール・ドル(S$)=115円として日本円換算しています。
シンガポール旅行にかかる費用の目安は、現地での滞在日数や旅行時期、旅のスタイルなどによって変わります。
日数別の費用目安は、下記を参考にしてください。
| 旅行日数 | 1人あたりの費用目安 |
| 2泊3日 | 14万円~ |
| 3泊4日 | 16万円~ |
| 1週間(6泊7日) | 23万円~ |
2人での旅行の場合、同室での宿泊であれば、費用を抑えやすくなります。
また、パッケージツアーを利用すれば、航空券とホテルをまとめて予約できるため、個別に手配するよりもお得な場合があります。
学生向けには短期間で気軽に旅行できるプランも充実しているため、希望日数と予算に合わせて探してみるのもおすすめです。

シンガポールへの旅行にかかる費用を、項目ごとに解説します。
シンガポールへの航空券代の目安は8万円~です。
航空券代は、利用する航空会社や旅行時期、直行便か経由便かで変わります。
東京~シンガポール間の直行便を利用する場合、時期や利用航空会社のタイプ別の往復航空券代の目安は、以下のようになります。
| 安い時期 | 高い時期 | |
| LCC(格安航空会社)
・ZIPAIR ・スクート など |
5万円~ | 9万円~ |
| フルサービスキャリア
・JAL ・シンガポール航空 など |
11万円~ | 16万円~ |
航空券代を抑えるなら、LCCを利用するほかに、経由便を利用する方法があります。
ただし、経由便では、移動時間が直行便の2倍ほどとなることもあり、2泊3日や3泊4日の滞在の場合はあまりおすすめできません。
早割や航空会社のセールなどもうまく活用できるとよいでしょう。
ホテルはグレードにより料金目安が異なりますが、中級ホテルであれば12,000~25,000円ほどが相場です。
グレード別の費用目安は、下記も参考にしてください。
| ホテルタイプ | 1部屋1泊あたりの料金目安(2人部屋) |
| バジェットホテル | 5,000円~ |
| 中級ホテル | 12,000円~ |
| 高級ホテル | 45,000円~ |
※2025年10月時点の情報を参考に作成
シンガポールのホテルは地域によっても差があり、特にマリーナベイエリアは高めです。
マリーナベイ・サンズの宿泊では、1室1泊が10万円(2人利用の場合1人あたり5万円)を超える場合もあります。
一方で、チャイナタウンやリトルインディア周辺には手頃なホテルが多くあります。
シンガポール旅行中の食事代では、レストランでの外食を含める場合は1日5,000円~、屋台での食事を中心とする場合は1日3,000円~が目安です。
シンガポールでは、「ホーカーセンター」と呼ばれる屋台街があり、中華系やマレー系、インド系などのローカルな食事を1食S$5~10(約580~1,150円)で楽しめます。
レストランで食事する場合は、カジュアルレストランでS$10~30(約1,150~3,450円)、高級レストランではS$50~100(約5,750~11,500円)が目安です。
シンガポールではお酒の値段が高く、食事の際にお酒を頼むと費用が多くかかります。
シンガポールでの観光にかかる費用では、入場料として1スポットあたり5,000円前後を見ておきましょう。
各施設の入場にかかる費用は下記のとおりです。
| 観光地 | 入場料 |
| マリーナベイ・サンズ展望台 | S$35~
(約4,030円~) |
| シンガポール・フライヤー | S$40
(約4,600円) |
| ユニバーサル・スタジオ・シンガポール | S$83~
(約9,500円~) |
| マーライオン公園 | 無料 |
| シンガポール植物園 | 無料 |
| ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ | 有料エリア S$20~
(約2,300円~) |
| シンガポール動物園 | S$39.20~
(約4,500円~) |
※2025年10月時点の情報をもとに作成
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイには、無料で入場できるエリアと有料エリアがあります。
無料の観光スポットも組み合わせて、現地の主要スポットをうまくまわりましょう。
現地でかかる交通費の目安は、1日あたり1,000~2,000円ほどです。
現地の主な交通手段は、電車やバス、タクシー。交通網がよく発達しており、観光地へのアクセスも便利です。
各交通機関の料金目安は以下のとおり。
| 交通手段 | 運賃目安 |
| 電車(MRT / LRT) | ・S$1.19~2.47(約140~280円)
※EZ-Linkカード利用の場合 |
| 路線バス | ・S$1.19~2.47(約140~280円)
※EZ-Linkカード利用の場合 |
| タクシー
|
・初乗りS$4.40~5.50(約500~630円)
・最初の10kmまでは400mごとに26~38セント(約30~44円)加算 |
※2025年10月時点の情報をもとに作成
シンガポールでは、「EZ-Linkカード」という交通ICカードがあり、現金で払う場合よりも安く電車とバスを利用できます。
観光客専用のEZ-Linkカード「シンガポールツーリストパス」であれば、有効期間中に電車とバスを乗り放題で利用できます。
パスは1日~5日券があり、S$17~45(約1,960~5,180円 ※2025年10月時点情報)で購入可能です。
タクシーを利用する際は、配車アプリの「Grab」を利用すると、通常のタクシーよりも費用が安くなる上、車の現在位置や到着予定時間を確認できて便利です。
ここまで紹介した費用のほかに、下記の費用も見積もりに含めておきましょう。
| 費用項目 | 1人あたりの費用目安 |
| 通信(ポケットWiFiやeSIM) | 1日700円~ |
| 海外旅行保険 | 2泊3日:850円~
3泊4日:1,100円~ 6泊7日:1,980円~ |
| ショッピング・お土産 | 5,000円~ |
海外旅行保険はクレジットカード付帯のもので対応する方法もありますが、カバー内容が限定的な場合もあります。
プラン内容をよく確認し、必要に応じて保険会社のプランを検討してみるとよいでしょう。
シンガポールへの旅行で費用を抑えやすいのは、10~2月にかけての雨季の時期です。
雨季といっても、ずっと雨が降り続くわけではなく、スコールのような激しい雨が1~2時間降るようなものです。
この時期は観光客も少なく、航空券やホテルの料金が下がりやすくなります。パッケージツアーも割安なものが見つかりやすいでしょう。
シンガポールのベストシーズンにあたる、3~10月の乾季の時期での旅行なら、GWやお盆、年末年始の前後を狙うと費用を抑えやすくなります。

シンガポールは、ラグジュアリーな滞在から屋台グルメを楽しむローカルな旅まで幅広く楽しめるのが魅力です。
セールや早割、お得な交通パスなども活用し、予算に合わせて無理のないプランを立てましょう。
また、旅行準備では、費用面の把握だけでなく、健康面でもしっかり備えておくことが大切です。
ワクチンNaviでは、渡航先別の推奨ワクチンや接種可能なクリニックを紹介しています。
万全の準備でシンガポール旅行を楽しみましょう。
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