トルクメニスタン渡航前ワクチン（予防接種）や注意すべき感染症

トルクメニスタン渡航前の推奨ワクチン

トルクメニスタンは中央アジアの国で、アフガニスタンとイラン、ウズベキスタン、カザフスタンと隣接しています。またトルクメニスタンは、石油や天然ガスといった資源に恵まれているところも特徴です。トルクメニスタンの渡航時に推奨されるワクチンは、A型肝炎・麻疹・風疹・水痘・新型コロナウイルス・インフルエンザなどがあります。

A型肝炎

感染経路	A型肝炎は、A型肝炎ウイルスが原因で起こる肝疾患です。主な感染経路は経口感染で、ウイルスに汚染された食べ物や飲み物を介して感染します。また、性行為や輸血で感染するケースもあります。
症状	潜伏期間は平均4週間で、主な症状は急な発熱・倦怠感・食欲不振・黄疸などです。
ワクチンについて	A型肝炎のワクチン接種は3回で、2回目の接種は1回目より2～4週間空ける必要があります。3回目の接種は、2回目から約半年後です。

麻疹

感染経路	麻疹は、麻疹ウイルスが原因の感染症です。感染経路は空気感染や飛沫感染・接触感染など、さまざまな経路があります。
症状	数あるウイルスの中でも感染力が非常に強いのが特徴です。主な症状は、咳・鼻水・くしゃみ・目の充血・口腔粘膜の発疹などです。
ワクチンについて	予防方法としては、ワクチン接種が有効とされています。麻疹ワクチンの接種回数は2回で、接種間隔は4週間です。

風疹

感染経路	風疹は発熱やリンパ節の腫れ・発疹が特徴のウイルス性発疹症です。
症状	感染しても発症しないケースから、合併症で重症化するケースまであり、臨床症状のみで判断するのが困難な疾患です。成人で発症すると重症化しやすく、軽視はできません。しかし、ワクチン接種をすることで、多くの人が風疹ウイルスに対する免疫を獲得できます。
ワクチンについて	接種回数は2回で、2回目は1回目より4週間空ける必要があります。

水痘

感染経路	水痘（水ぼうそう）は、水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こる感染症です。潜伏期間は10〜21日間程度で、感染力が強いのが特徴です。感染者の多くは子どもですが、大人が発症することもあります。
症状	大人が感染すると重症化リスクがあり、注意が必要な疾患です。主な症状は発疹・頭痛・発熱などが挙げられます。
ワクチンについて	予防接種の回数は2回で、4週間空けて接種します。

新型コロナウイルス感染症

感染経路	新型コロナウイルス感染症は、新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）によって引き起こされる感染症です。主な感染経路は飛沫感染・エアロゾル感染・接触感染です。
症状	主な症状は、発熱・咳・頭痛などですが、無症状のケースもあります。高齢者や基礎疾患を抱えている人は、重症化リスクが高く軽視はできません。
ワクチンについて	ワクチン接種は、次の接種まで3カ月以上空ける必要があります。

インフルエンザ

感染経路	インフルエンザとは、インフルエンザウイルスが原因の感染症です。主な感染経路は、感染した人の咳やくしゃみを吸い込む飛沫感染、ウイルスが粘膜に触れる接触感染があります。
症状	インフルエンザの症状は、主に発熱・関節痛・倦怠感・悪寒・鼻水などです。また、持病のある人や子どもを中心に重症化することがあり、注意が必要です。
ワクチンについて	ワクチンに関しては、13歳以上の人は基本的に1年に1回の接種をおすすめします。

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