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公開日:2025.10.28更新日:2025.10.28

「モンゴル旅行にはどれくらいの予算を立てておくべき?」「旅行代を安く抑えるコツは?」と、モンゴル旅行をプランするのに費用面が気になっていませんか?モンゴルは広大な草原や砂漠でのアクティビティや伝統的なゲルでの滞在など、ほかでは味わえないユニークな体験ができる旅行先。滞在スタイルやツアーの参加によって費用が大きく変わるため、事前に目安を知っておくと安心です。
本記事では、モンゴル旅行にかかる費用の目安や項目別の費用、さらに費用を抑えるコツも詳しく解説します。
※本記事では、2025年10月時点のレートを参考に1トゥグルグ(MNT)=0.042円として日本円換算しています。
モンゴルへは東京から直行便を利用する場合、往路は約6時間、復路は約4時間半~5時間の移動となります。
モンゴル行きの直行便は午後出発が多く、現地発の便は朝出発が多い傾向があり、少なくとも3泊4日の日程を組むのがおすすめです。
3泊4日、4泊5日、6泊7日(1週間)で旅行する場合の費用目安は、下記のようになります。
| 旅行日数 | 1人あたりの費用目安 |
| 3泊4日 | 18万円~ |
| 4泊5日 | 19万円~ |
| 6泊7日(1週間) | 21万円~ |
ここでの費用目安は、主な滞在先として中級クラスのホテルを想定しています。
費用は旅行する時期やホテルのグレードによって変わるため、旅行時期や宿泊先の選び方次第では、さらに安く抑えることも可能でしょう。

モンゴル旅行にかかる費用を項目別に解説します。
モンゴルまでの航空券代の目安は6万~14万円です。
経由便の利用で安くチケットを購入できることもありますが、直行便でも、モンゴルの国営航空会社「MIATモンゴル航空」なら、機内食や受託手荷物サービス付きで、6万円台で利用できる場合があります。
航空券を安く取るなら、6~8月の繁忙期を避けて探すのがおすすめです。
モンゴルでの宿泊代の目安は1泊1万円~です。
宿泊代は、ホテルのグレードや立地によって異なり、都市部の中心エリアほど料金が高くなる傾向があります。
ホテルのグレードによる料金目安は、下記のようになります。
| ホテルタイプ | 1部屋1泊あたりの料金目安(2人部屋) |
| バジェットホテル | 5,000円~ |
| 中級ホテル | 1万~2万円 |
| 高級ホテル | 2万円~ |
※2025年10月時点の情報を参考に作成
宿泊費を抑えるのに、ウランバートル中心部のホステルへの滞在を検討するなら、ベッド1台で3,000円~が目安です。
ホテルとは別に、モンゴル伝統住居の「ゲル」に宿泊する場合は、2名以上の利用なら1泊2万円前後が相場です。
ゲルの宿泊はツアーのほうがプランを見つけやすく、送迎や食事、乗馬体験、テレルジ国立公園観光などが加わり、5万~7万円ほどのパッケージになっている場合が多くあります。
長めの滞在ができるなら、ホテル滞在とゲル滞在を組み合わせるプランがおすすめです。
モンゴル旅行中の食事には、1日あたり2,000~4,000円を見ておきましょう。
食事は、屋台の料理を楽しむ場合とレストランを利用する場合で費用が変わります。費用の目安は以下のとおりです。
ゲルに滞在する場合は、食事が宿泊に含まれることが多く、追加費用がかからないケースもあります。
現地での観光では、主にツアー参加代として2万~7万円程度を見ておきましょう。
モンゴルではあまり交通の便がよくないため、観光地を訪れるなら、送迎付きのツアーへの参加がおすすめです。
現地のオプショナルツアーの目安は下記のようになります。
| ツアー | 料金目安 |
| テレルジ国立公園 1泊2日ツアー | 6万円~ |
| モンゴル満喫日帰りツアー
(チンギスハーン騎馬像観光・テレルジ国立公園・ゲルテント見学など) |
3万円~ |
| ウランバートル市内観光ツアー | 2万円~ |
※2025年10月時点の情報を参考に作成
ツアーは1名参加の場合、シングルチャージ(追加料金)が発生することが多く、2名以上参加の価格より割高になることがあります。一人旅の場合は、多めの見積もりを立てておきましょう。
現地の交通費については、ツアーの利用を想定している場合、1日あたり1,000円程度を見ておきましょう。
モンゴルでは公共交通機関があまり発達していないため、観光地まではタクシーの移動やツアーの送迎を利用するのが一般的です。
ウランバートルから市外の観光地までタクシーで移動する場合は、片道5,000円程度を見込んでおく必要があるでしょう。
市内の移動では、バスとタクシーが利用でき、市内のミニバスは、1回の乗車につき約50円が目安です。
なお、空港からウランバートル市内まではシャトルバスを利用すると10,000~15,000MNT(約420~630円)で、タクシーより安く移動できます。(※2025年10月時点の情報)
現地到着便の時間と併せて、シャトルバスの利用が可能かもチェックしておきましょう。
モンゴルでのインターネット利用には、ポケットWiFiやeSIMの利用料として1日500円~を見ておきましょう。
各種通信にかかる費用は下記を目安にしてください。
複数人で旅行する場合は、データ無制限のポケットWiFiをシェアしたほうが安くなることがあります。
空港でSIMカードを購入する方法もありますが、飛行機の到着時間によっては、お店が閉まっている可能性があります。到着後すぐにインターネットを利用したい場合は、日本から準備をしていくのが安心です。
また、都市部では通信環境が整っていますが、草原や砂漠では通信が不安定な場合がある点は考慮しておきましょう。
そのほか、旅行にかかる費用として以下を見込んでおくと安心です。
| 費用項目 | 1人あたりの費用目安 |
| 海外旅行保険 | 3泊4日:1,100円~
4泊5日:1,350円~ 6泊7日(1週間):1,980円~ |
| ショッピング・お土産 | 5,000円~ |
海外旅行保険はクレジットカード付帯のものを利用する方法もありますが、補償内容が十分でないことがあります。カバー内容を確認し、必要に応じて保険会社のプランを契約しましょう。
お土産の購入やショッピングには、ザハと呼ばれる市場をのぞいてみるのがおすすめです。人が多く集まる分、スリに注意が必要ですが、モンゴルらしいアイテムが多く見つかります。
モンゴル旅行では120,000~240,000MNT(5,000~10,000円)程度を現金で用意しておくと安心です。
ウランバートル市内ではクレジットカードが使える場所が多いですが、ローカルな食堂や市場での支払いに現金が必要な場合があります。
市場や屋台での支払いでは、紙幣の金額が大きすぎるとお釣りが出ないこともあるため、市内の飲食店やスーパー、ホテルで少額に崩しておくようにしましょう。
最後に、モンゴル旅行で費用を抑えるためのポイントを3つ紹介します。
モンゴル旅行の費用を抑えるなら、4~5月や9~10月の旅行を検討しましょう。
飛行機やホテルの料金がもっとも下がりやすいのは、12~2月の冬の時期。犬ぞりや雪遊びを楽しんだり、星空を観賞したりするのにはいい時期ですが、真冬には-30℃近くまで気温が下がる日もあります。
寒さを避けつつ費用を抑えて旅行するなら、夏直前の4~5月や、寒さが本格化する前の9~10月の旅行がおすすめです。うまくいけば、航空券やホテル代で2~3割程度安くなることもあります。
そのほかの時期では、お盆や夏休み、年末年始や連休の時期を避け、ピーク時期の前後が狙い目です。
モンゴルへの旅行費用を抑えるなら、航空券とホテルのセットプランやパッケージツアーをチェックしましょう。
ゲルでの宿泊や地方観光は個人手配が難しいことも多く、ツアーを活用すると、送迎や食事もついて、結果的にコストを抑えられる場合があります。
ツアー利用の場合は、1人参加よりも2~4人で参加したほうが1人あたりの費用が抑えられるケースがほとんどです。グループ旅行なら積極的にツアー情報をチェックしてみるとよいでしょう。
航空会社や旅行代理店の早割やセールを利用すると、航空券や宿泊費をお得に予約できます。
旅行プランが固まったら、早めに予約して早割を活用しましょう。
また、航空会社のメルマガ登録や旅行代理店のSNSをフォローしておくと、フラッシュセールやタイムセールなど、通常より安く購入できる情報をいち早くキャッチできます。
予約サイトによって価格が変動することもあるため、複数のサイトで比較して購入すると、さらにお得なプランを見つけやすくなります。

モンゴル旅行の費用は、航空券と宿泊が大部分を占め、ゲルでの滞在を検討する場合はツアー代も大きな出費となります。
旅行日数や滞在方法に合わせて予算を整理し、ツアーや早割をうまく活用しながら、コスパよく旅行を楽しみましょう。
また、海外旅行では、費用面のチェックだけでなく、快適・安全に旅行できるよう、事前のワクチン接種も大切です。
ワクチンNaviでは、渡航先別のワクチン情報やクリニックについての情報をまとめています。
費用面だけでなく、健康面での準備も万全にして、モンゴル旅行を思う存分に楽しんでください。
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