公開日:2025.05.29更新日:2025.05.29

ドイツの物価ってどれくらい?品目別の比較と3つの節約ポイントを解説


「最新版のドイツの物価を品目別に詳しく知って周辺国や日本と比較したい」「ドイツ旅行で節約するためのコツや注意点が知りたい」と考えている方は多いでしょう。

通貨レートにもよりますが、ドイツの物価は日本並みか、それ以上といわれています。

2025年3月の消費者物価指数は、前年同月比で2.6ポイントアップで物価は上昇基調です。

特にコロナ禍を契機として、物価上昇と円安外貨高が進んでいる背景もあります。

しかし、品目別の物価を見てみると、実は日本よりも良コスパの品目もあったりします。

ドイツ旅行・滞在を計画している方は、現地のリアルな物価について気になりますよね。

本記事では、ドイツの物価を周辺国や日本と比較しながら品目別にご紹介します。また、円安でもドイツ旅行をコスパよく満喫するためのコツと注意点も解説します。

ドイツの物価と滞在中の節約のコツを押さえて、海外旅行を満喫しましょう!

ドイツの物価は日本よりも高め!品目によっては安いものも

ドイツの物価は基本的に日本並みか、それ以上といわれています。

というのも、ドイツ人の年収の中央値は45,800ユーロ(日本円で約753万円)で、それに対する日本人の年収の中央値は351万円となっており、一般人の購買力に大きな差があるのが現状だからです。

※1ユーロ=164.56円で計算

ただし、すべての品目でドイツの物価が日本よりも高いわけではありません。

例えば、ドイツの宿泊費や外食費、公共交通機関の料金は高い一方で、自炊メインで滞在する場合にはパンやビール、じゃがいもといった基礎食品に関しては安い傾向があります。

ここでは、主なドイツの物価のカテゴリーごとに各品目の物価を比較してみましょう。

引用元

Stepstone Gehaltsreport 2025

三菱UFJ|日本の平均年収は?中央値や年齢別・男女別・職種別の平均年収も徹底解説!

1.宿泊費

ドイツにおける宿泊費は、1泊あたり約10,000円前後と見ておきましょう。

 

ホテルのランク ドイツ フランス 日本(東京)
ホステル 60ユーロ~

(約9,874円)

5,000円~ 5,000~10,000円
星3 90ユーロ~

(約14,810円)

3万円~ 15,000~20,000円
星5 150ユーロ~

(約24,684円)

6万円~ 50,000円

 

近隣諸国や東京と比較すると同水準の宿泊費で、決して安くはありません。

2.食費

ドイツの1泊あたりの食費の目安は8,000~10,000円です。主な物価の例は以下のとおり。

  • 牛乳1L・・・1.6ユーロ(約263円)
  • ミネラルウォーター0.5L・・・0.9ユーロ(約148円)
  • ソフトドリンク0.5L・・・1.6ユーロ(約263円)
  • 卵10個入り・・・2.4ユーロ(約395円)
  • ソーセージ4本・・・3ユーロ(約494円)
  • じゃがいも1kg・・・2ユーロ(約329円)
  • 小麦粉1kg・・・1.4ユーロ(約230円)
  • 外食費・・・1万円前後

このように、日本と同水準か少し高めの物価水準となっています。

3.交通費

ドイツの各都市における公共交通機関の運賃は1日あたり約1,200円~です。

公共交通機関の種類別の物価の目安は以下のとおり。

 

【地下鉄・トラム・バス】

  • 1回乗車券 3.8~4.2ユーロ(約626~691円)
  • 1日乗車券 7.4~10.6ユーロ(約1,218~1,745円)

【タクシー】

  • 初乗り 4~6ユーロ(約659~988円)
  • 1kmごと 2~3ユーロ(約329~494円)

また、ドイツ鉄道のDBによる長距離列車を利用する場面も多いです。

4.観光費

ドイツにおける観光費の目安は、1日あたり5,000円~です。

主な観光名所の入場料は以下のとおり。

  • ハイデルベルク城:9ユーロ(約1,481円)
  • ノイシュバンシュタイン城:21ユーロ(約3,456円)
  • ケルン大聖堂:8ユーロ(約1,317円)
  • ニンフェンブルク城:宮殿 10ユーロ(1,646円)、宮殿&博物館&庭 20ユーロ(約3,291円)
  • ブレーメン市庁舎 ガイド付きツアー:9.5ユーロ(約1,563円)

1日に数カ所もまわる旅程だと、5,000円前後かかってしまうこともあります。

また、見たい観光スポットやツアーによっても、観光費用は変わってきます。

5.渡航費

日本からドイツ行きの片道航空券は25万円前後~です。

中国や中東で乗り換える場合は15万円前後で、それ以外の経由便の多くは25万円という価格帯が一般的となっています。

ドイツの物価でコスパよく旅行する3つのコツ

ドイツの物価は日本よりも高いものが多いですが、やり方によってはコスパよく旅行することも可能です。

例えば、自分の宿泊スタイルや滞在スタイル、お得なチケットの利用によって、想定していたよりも安くドイツでの滞在を実現することも不可能ではありません。

ここでは、ドイツ旅行で節約するためのポイントについてよくチェックしましょう。

1.宿泊スタイルを考える

ドイツにおける宿泊費は周辺諸国や東京と同水準で、星付きホテルに宿泊するとなれば少なくとも1~3万円近くのコストがかかってしまいます。

少しでも宿泊費を節約するためには、ほかの観光客と一緒に雑魚寝するドミトリーや民泊を利用してみるのもおすすめです。

ただし、セキュリティ対策は万全にしておく必要がある点には注意しましょう。

2.滞在スタイルを考える

ドイツ旅行をコスパよく満喫するなら、自炊できるキッチン付きのホステルやアパートなどを予約するのもおすすめです。

1食あたりの外食費が1,000円を超えてくるのが当たり前であるドイツでは、いかに自炊して節約できるかが重要なポイントとなってきます。

そのため、共用キッチンかプライベートキッチン付きの宿泊場所を選ぶのがおすすめです。

あるいは、食事なしのプランで宿泊して、食料品店で安く済ませるのもよいでしょう。

3.お得なチケットを賢く利用する

ドイツで公共交通機関を利用する際は、特定期間・範囲において乗り放題のお得なチケットを利用するのがおすすめです。

ドイツ国内の電車に1日乗り放題のチケットや、州内で1日乗り放題のチケット、3日間乗り放題のジャーマンレイルパスなど、数々のお得チケットが!

ドイツ旅行で効率的にコスパよく移動したい方は、お得なチケットを利用しましょう。

ドイツ旅行をする際の注意点

ドイツ旅行をする際には、以下の3つのポイントに注意しましょう。

  1. スリやひったくりなどの盗難被害に備える
  2. 夜間の外出はできるだけ控える
  3. 推奨されているワクチンを接種しておく

治安のよいイメージがある欧州とはいえど、日本ほど安全ではありません。

日本と同じ感覚で無防備に街を歩いていると、スリやひったくりなどの被害に遭うことも。

貴重品は肌身離さず、夜間の移動は避け、常に自分の視界に入る場所で保管するようにしましょう。

また、海外旅行する前は、ワクチン接種することが重要です。

そうすることで、現地で病気にかかってしまうリスクを最小化でき、高額な医療費を支払わずに済みます。

物価を把握して賢くドイツ旅行を満喫しよう!

この記事では、ドイツの物価水準をカテゴリー別・品目別にご紹介し、ドイツ旅行をコスパよく満喫するための3つのコツや、ドイツ旅行する際の注意点について解説しました。

ドイツは日本並みかそれ以上の物価水準ですが、宿泊スタイルや滞在スタイル、お得なチケットを賢く利用することで、コスパよく滞在を楽しむことも可能です。

ドイツ旅行を最大限に満喫するためには、事前のワクチン接種が重要。

ワクチンNaviなら、接種すべきワクチンの種類や費用、おすすめのクリニックについてひと目で分かります。

物価水準や節約のコツ、注意点をチェックして、ドイツ旅行を満喫してみては?

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記事担当:ワクチンナビ編集部

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