公開日:2024.02.22更新日:2024.02.27

海外旅行保険に入るべき?海外旅行には備えが必要


海外旅行保険に加入するかどうかは、多くの旅行者にとって重要な検討事項です。保険に加入しないことで旅費を節約できると思うかもしれませんが、実際には多くの人が安心のために海外旅行保険に加入しています。保険に加入することで、万が一の病気や怪我、荷物の紛失や盗難など、予期せぬトラブルに対応できるようになります。また、海外での医療費は非常に高額になることがあるため、経済的な負担を軽減できるという点も大きなメリットです。

本記事では、海外旅行保険の加入率や、加入のメリット、さらに旅行中に起こりうるリスクとその対策方法について詳しく解説します。保険加入の判断基準や、保険の選び方、そして保険に加入しない場合のリスク管理方法などもご紹介しますので、海外旅行の計画を立てる際に参考にしてください。

海外旅行保険に入っている割合は?入るべき?

「保険クリニック」の調査によると、20歳から60歳の10,000人の中で海外旅行経験がある人は約64.8%(6,481人)でした。このうち、海外旅行保険に加入していたのは約72.4%(4,694人)です。海外での盗難や強盗などのリスクを考慮すると、海外旅行時には基本的に保険に加入することが推奨されます。これは、万が一のリスクに備える重要な手段となるためです。

海外旅行保険は何のために入る?

海外旅行保険に加入する主な理由は、旅行中に発生するさまざまなリスクに備えるためです。これには、急な病気や怪我による医療費、荷物の紛失や盗難、旅行のキャンセルや遅延などが含まれます。海外での医療費は非常に高額になることがあるため、経済的な負担を軽減する目的でもあります。また、緊急時のサポートやアドバイスを受けるためのサービスも提供されます。

海外旅行保険はいつ加入すればいいですか?

海外旅行保険は、旅行の計画段階で加入することが一般的です。理想的には、旅行を予約すると同時に、または直後に保険に加入すると良いでしょう。これにより、旅行前の突発的なキャンセルやその他の予期せぬ事態にも対応できます。また、出発日の直前まで加入することが可能な保険会社もありますが、最適なカバーを確実に得るためには、早めに手続きを済ませておくことをおすすめします。

海外旅行保険に入るべき理由

海外旅行保険に入るべき理由についてご紹介します。

医療費用のカバー

海外での医療費は日本国内に比べて非常に高額になることが一般的です。たとえば、緊急手術や入院が必要になった場合、その費用は数十万円から数百万円以上に及ぶことがあります。海外旅行保険に加入しておけば、これらの医療費用がカバーされるため、治療を受ける際の経済的な負担を大幅に軽減できます。さらに、保険によっては現地でのサポートや相談、緊急時の医療搬送費用が含まれていることもあり、安心して海外での滞在を楽しむことができます。

緊急搬送・送還

海外旅行保険に加入しておけば、海外で重大な病気や怪我をした際に、適切な治療施設へ迅速に搬送したり、必要な医療処置を受けるために本国へ送還するための費用をカバーしてくれます。特に医療設備が整っていない地域で事故に遭遇した場合や、特定の治療が必要な病気にかかった場合には、救急搬送や送還サービスが生命を救うこともあり、非常に高額な費用がかかることもあることから、保険に加入しておいた方が無難です。

旅行中断・キャンセル

旅行が予期せぬ理由で中断されたり、緊急事態によりキャンセルしなければならなくなったりした場合、事前に支払った旅行費用が無駄になるのを防ぐため、海外旅行保険に入っておくのが無難です。たとえば、重大な家族の病気、自身の怪我、または自然災害などが発生した場合、海外旅行保険はそれによって生じた損失を補償してくれることがあります。補償範囲については、それぞれの保険によって異なるので、調べてみてください。

荷物の損失や遅延

海外旅行保険は旅行中に荷物が紛失、盗難に遭ったり、フライトの遅延などによって荷物が遅れて到着したりした場合の損失をカバーします。荷物が遅れた場合の緊急の必需品購入費用、貴重品が失われた際の補償などが含まれており、旅行者がこうした状況から生じる金銭的なリスクとストレスを軽減できます。

個人賠償責任

海外旅行保険は、海外旅行中に発生した事故により他人に怪我をさせたり、財物に損害を与えたりした場合に、その損害を賠償する費用をカバーしてくれます。海外では、小さなミスや予期せぬ事故が大きな賠償請求につながることがありますので、そうしたリスクを防ぐためにも保険は重要です。

緊急時のサポート

海外旅行保険のサポートには、医療支援、法的支援、言語の障壁を越えた通訳サービス、緊急連絡先の提供、さらに必要に応じて家族への連絡代行など、さまざまなサポートが含まれます。トラブルが発生した場合に迅速かつ適切な対応が可能となるため、特に海外での不慣れな環境において、旅行者にとって安心感をもたらします。

安心を買う

海外旅行中には予測できないさまざまなリスクが存在しますが、保険に加入しておくことで、もしもの事態が起きたときの財務的なリスクを軽減し、安心して旅行を楽しむことができます。

海外旅行保険に入らないなら予防接種は必須

もし海外旅行保険に加入しないで海外旅行に行くのなら、予防接種は必須になります。以下では、それぞれ予防接種を受けておきたい病気・感染症について、その概要をご紹介します。

狂犬病

狂犬病は、犬だけでなくアライグマや狐など、狂犬病にかかっている動物に噛まれることによって発症する病気で、発症したらほぼ必ず死に至る恐怖の病です。アジアやアフリカの国や地域で流行が見られており、それらの地域に行く際には必ず予防接種を受けておきましょう。

破傷風

怪我をした傷口から感染することがあるのが破傷風です。途上国などでは特に流行しているので、怪我をしそうな登山などのアクティビティーを旅行中にしようと思われている方は予防接種を受けておいた方が良いでしょう。子供の頃に予防接種を受けている場合は20代前半くらいまでは免疫が持続しています。しかし、念のために予防接種を受けておく、というのがおすすめです。

A型肝炎

A型肝炎はアジアやアフリカなどの一部の地域で流行している感染症で、加熱されていない食物などを口にすることで感染します。途上国に長期(1か月以上)滞在する人は、受けておくと良いでしょう。ワクチンは2~4週間隔で2回接種します。

B型肝炎

B型肝炎は、主に性行為や血液などの体液を介して感染する病気です。予防のためのワクチン接種スケジュールとしては、初回接種後4週間で2回目を行い、その後20~24週間で3回目の追加接種をするのが一般的です。

日本脳炎

日本脳炎は東アジアなどで流行している病気で、致死率も高く、流行している国や地域に渡航する際にはぜひ予防接種を受けておきたい病気です。

ポリオ

ポリオは急性灰白髄炎とも呼ばれ、急に麻痺する症状を引き起こす病気です。アフリカや中東などの多くの国や地域で流行しているため、それらの地域に渡航することを計画している場合にはぜひ予防接種を受けておきたいところです。

黄熱

黄熱病は、アフリカや南米の一部の地域に行く際には、必須で予防接種を受けておきたい病気です。致死率は一般的には低いですが、免疫がない場合には6割以上の致死率に達することもあると言います。黄熱予防接種証明書は接種後10日目から生涯有効なので、一度は予防接種を受けておきたいところです。

ジフテリア

ジフテリアは人から人に、咳などで感染する病気です。子供の頃に予防接種を受けていても、効力は20代前半くらいまでしかないので、20代後半以降の方は予防接種を受けておくのがおすすめです。

麻しん

麻しんは人から人に感染し、感染力はとても強い病です。致死率は低いものの、流行地域に行く前には予防接種を受けておきたいところです。

風しん

妊娠初期に風しんウイルスに感染すると、胎児が先天性風しん症候群を発症するリスクがあり、これには聴覚障害や白内障、心臓疾患などの深刻な健康問題が含まれます。以前にワクチンを接種していても、特に風しんの流行がある地域に旅行する場合は、追加の予防接種を検討することが推奨されています。これにより、母子ともに風しんのリスクから守ることができます。

髄膜炎菌感染症

髄膜炎菌には複数のタイプが存在し、A群は特にアフリカのサハラ砂漠南部に位置する「髄膜炎ベルト」と呼ばれる地域での流行が顕著です。この地帯は大西洋からインド洋にかけて広がっています。また、宗教的な巡礼などの影響で西アジア地域でも髄膜炎の発生が時折観察されています。

海外旅行保険にはなるべく入るべき

以上、海外旅行保険に入るべき理由や、海外旅行前に受けておくべき予防接種などについてまとめてご紹介しました。

備えあれば憂いなし、と言います。せっかく楽しい海外旅行を病気や怪我、トラブルなどで台無しにしたくない方は、ぜひ本記事を参考に海外旅行の「備え」を考えてみてください。

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